予測不可能な時代をサバイブする「アート思考」
日経COMEMO主催の
「不確実性の時代にアート思考をどう活かすか」
イベントいってきた。
モデレーターの若宮さんによると、ビジネスにおいて「思考」は変化してきたらしい。
ロジカル思考→デザイン思考→アート思考
2000年代は、予測可能な時代。
マスメディアが力を誇った時代は、ロジカル思考を使えば上手くいくビジネスを考えられた。
2010年代は、予測しにくい時代。
マスメディアの力が弱まり、SNSが台頭し始めた。少しずつ価値観が分岐し、思考のタコツボ化が加速した。そんな時代には、潜在的な課題を発見し、解決していく事のできるデザイン思考でビジネスを考えられた。
現在は、予測不可能な時代。
マスメディアは弱体化し、SNSの力がマスメディアを凌駕した。SNSによって、世の中の問題が至る所で顕在化する。そんな問題だらけの時代に有効となるのが、自分の葛藤や衝動から思考をスタートするアート思考でビジネスを考えること。
そもそも、アートとはなんだろうか。
アートは、自分がクライアントだ。
自分の葛藤や衝動を作品として、表現する。
そのアートの思考方法をビジネスに持ってきたのが、アート思考。
タコツボ化し、人々の価値観は多様化された。
SNSが普及した世の中では、価値観が多様になったおかげで、何がバズり、何が炎上するのか、誰もわからない。
予測不可能な時代に突入している。
そんな時代では、自分の葛藤や衝動に身を任せて作ってみる。
そうやって作った”なにか”が、自分と同じような悩みを持つ人の助けになるかもしれない。
現代の特効薬にはならない。
でも、世の中を変える大きな選択肢の一つにはなるだろう。
イベント中に紹介された宇川直宏さんの言葉を書き残して終わりにする。
アートは問い、でデザインは答え。
アーティストは患者で、デザイナーは医師。
アートは、毒で、デザインは薬。
あくまでも、アートは毒だ。
でも、毒だって上手く使えば薬に昇華するかもしれない。
毒を以て毒を制するという言葉もあるように。
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