滋賀県の玉桂ぎょくけい寺にあった
阿弥陀如来立像りゅうぞうは、

像内に文書もんじょが
納められていることがわかり、

調査したところ
源智げんち上人自筆の
造立ぞうりゅう願文がんもんが
見つかりました。

源智上人は、
法然上人の弟子で、

建暦2年1月25日に
法然上人が亡くなるまで
身の回りの世話を
していた方です。

源智上人は、
法然上人が亡くなると

一周忌までに、
阿弥陀如来立像を
造立ぞうりゅうすることを
発願ほつがんします。

この時、造立に縁を結んだ
46,000人以上の人々の
名前が書かれた文書もんじょも
像内から見つかりました。

この文書を
結縁交名といいます。

阿弥陀如来立像に
縁を結んだ人々の
名前を書いた文書なので
「結縁けちえん交名きょうみょう」と
いうのです。

浄土宗では、
開宗850年を迎えるにあたり

源智上人造立の
阿弥陀如来立像りゅうぞうに
ご縁を結んでいただきたく
「令和版結縁交名」を
お勧めしています。

みなさんに書いていただいた
交名札きょうみょうふだは、
阿弥陀如来立像前に
奉納いたします。

南無阿弥陀仏