自宅にお仏壇はありますか？

あっても、
じっくりと見る機会は
あまりないものです。

今回は、お仏壇に関する
疑問にお答えします。

仏壇は、極楽を
再現したものです。

お寺の本堂も
極楽を再現しているので、
本堂を家庭用に
小型化したものとも
いうことができます。

浄土宗の仏壇では、
中央の一番高いところに
阿弥陀如来が
祀られています。

阿弥陀如来は、
ずっと昔、悟りを開き、
西方極楽浄土を作りました。

阿弥陀如来は、
法蔵ほうぞう菩薩という名だった
修行時代に、

すでに悟りを開いて
自分の極楽を持っている
先輩の仏様方から
話を聞いて、

自分の理想とする
極楽を作るために、
長い間修行しました。

そして、出来たのが
西方極楽浄土なのです。

だから、浄土宗の仏壇は
阿弥陀如来が
中央の一番高いところに
祀られているのです。

向かって左側は
法然上人です。

浄土宗の宗祖ですね。

法然上人は、
43歳の時に浄土宗を
開きました。

右側は、善導ぜんどう大師です。
法然上人が
浄土宗を開くことができたのは、

善導大師の著した
「観経疏かんぎょうのしょ」に
巡り合ったからです。

浄土宗の仏壇には、
阿弥陀如来と
法然上人、善導大師が
必ず祀られています。

先祖の位牌は、
阿弥陀如来よりも
下の段に並べて、
お祀りします。

今回は、ここまでです。

南無阿弥陀仏