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「ラジオを止めるな!」連続講座:一戸信哉の「のへメモ」20230513

大学生たちと毎週番組を制作している私には、響くタイトルでした(遠藤麻理さんの著書のタイトルですよね)。非常勤講師として私も授業を担当させていただいている、新潟国際情報大学が、連続講座「ラジオを止めるな!~その公共性と地域性~」をスタートさせています。すばらしい企画です。

テレビより双方向的で、新聞より気軽で、雑誌よりレスポンスがまめで、インターネットより地域限定でもあり、少しはまじめかもしれないラジオ。そうしたラジオの不思議な特性と意味について、人生ずっとラジオに関わっている人たちに語ってもらうことで一緒に考えましょう。ラジオを通して私たちの社会のあり方に思いをはせることができれば、Go Go Go and Goes On!(©糸居五郎さん)です。

・第1回 5月13日(土) ラジオは誰のためにあるのか
講師:越智 敏夫(新潟国際情報大学学長)
・第2回 5月27日(土) 日常としてのラジオ
講師:遠藤 麻理(ラジオパーソナリティー)
講師:畠澤 弘晃(ラジオディレクター)
・第3回 6月10日(土) トール・Kと私
講師:鍵冨 徹((株)新潟放送営業本部事業局事業部シニアマネージャー、ラジオパーソナリティー)
・第4回 6月24日(土) ラジオとポップミュージック
講師:ピーター・バラカン(ディスクジョッキー、ブロードキャスター)

毎週番組に出演されている越智学長が今日5/13に登壇されました。今後遠藤さんを始めとして、新潟のラジオ制作に携わっている方々が登壇予定となっています。最後の6/24にはピーター・バラカンさんが新潟にいらっしゃいます。

ポッドキャストなど、オンライン上の音声メディアまで含めて考えれば、「ラジオ」が止まることはないでしょう。今までの「ながら聞き」のラジオというのは、なんとなく聞いているうちに習慣化していくという存在としては、残ることができないかもしれない。まして、今までと同じようにスポンサーがつくというのも、厳しい状況があるように思います(Over the Sunのような一部の人気番組は別ですが)。

一方、5/3に行われた、新発田市役所での「四畳半スタジオ」の公開生放送では、札の辻スタジオ前がいっぱいに埋まったそうです。遠藤麻理さんに会うために、連休のさなかに市役所に集まりました。今までのようなパワーは持ち得ないかもしれないけれども、まだまだラジオが健在なのだということも見えました。今まで見えにくかったリスナー属性も、おそらくradikoリスナーについては見えるようになっているはずです。

コミュニティFMのエフエムしばたで放送している私たちには、なかなかリスナーの属性は見えてきませんし、「敬和キャンパスレポ」のような収録放送ではリアルタイムで反応をしる機会もなく、それがまた言い訳になって、十分な改善ができていないところもあるでしょう。「ラジオを止め」ないのはもちろん、もっともっと、多くの人に関心をもってもらえる番組を作ることで、新潟のラジオ界に貢献できるよう、学生たちと努力していきたいと思います。

(ヘッダー画像は、Midjouneyで制作しました。「Photo of a Japanese lady who is listening music or radio program with headphones, hyper quality, cinematic smiling, --v 5 --q 2」というプロンプトで、出てきた中から選択しています)


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