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いつも勇気をくれるw-inds.のことを表現しました

あるとき
南のあたたかい方で
歌が好きな風が生まれました
いつも歌い高い声を出すことも得意でした

同じ頃
北の寒い方では
踊ることが好きな風が2つ生まれました
違う雰囲気をもつ風たちでしたが
一緒に踊っているうちに仲良くなりました

ある日
風たちは他の風に誘われて
お空の真ん中に集まってきました

そして
風たちは一緒に歌い踊ることになったのです

その歌声と踊りは
お空の下のたくさんの人々に届き
多くの人たちを感動させました
風たちも好きな歌を歌い踊る
楽しい日々が続きました

しかし
ある日突然
とってもとっても大きな風が
歌って踊る風たちを
お空の高いところまで押し上げてしまったのです

すると
彼らの歌声と踊りはなかなか人々に届かなくなってしまいました

人々の中には
彼らの風を感じようと空に手を伸ばす人や
目を閉じ耳を澄ませ音を聞こうとする人もいました

でもふつうの人々には
届かなくなってしまったのです
いつのまにかその風の話をすると
懐かしいね
今も風吹いてるの?
そう言われることもありました

それでも彼らは
声が枯れそなときも
体が痛いときも
心が苦しいときも
一生懸命に歌い踊りました
風を止めることなく吹かせ続けたのです

すると
だんだんとあたたかい風へと
彼らは進化していきます

その風を感じる人たちにとっては
とても心地よく
あたたかい
ずっとここにいたいと思えるような場所

このままここで楽しく過ごせたらいい
多くの人に届かなくても
必要な人に届けば
それでこの場所が守れるなら
そう思っていました

今度こそ楽しい日々続く
そう疑わなかったとき

1つの風には限界がきていました
休んでもっと自分らしく進むため
この場所を離れることを決めたのです

ついに風が止んでしまうかもしれない
もう手を伸ばしても
耳を澄ませても聞こえなくなってしまうかもしれない
人々は霞んだ空を見上げていました

でも今までこんなに幸せをもらったのだから
風たちが幸せな方法を応援しよう
そう決めました

それでも2つの風たちは戻ってきてくれました
今まで以上に最高な歌と踊りを携えて

止まることもできたはずなのに
止まった方が楽だったかもしれないのに

また風を吹き続けることを決め
とっても強い優しい風になって戻ってきてくれたのです

また多くの人に届くように

あのとき押し上げた風を
無理矢理どかすわけでもなく
傷つけないで

自分たちが傷ついても辛くても大変でも
自分たちの力をたくわえて

届けられる場所を
自分たちが吹き抜けられる場所を
見いだそうとしています

守りから攻めへ

ますます強く美しくなった
風たちが多くの人に届くまで
あと少し



【後書き】
私が20年応援しているw-inds.というアーティストのことを
風に見たてて応援の気持ちを込めて書いた文章です

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