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Beautiful Nowを体現する先に見えたRunという光-w-inds.の2023年を勝手に振り返り-

w-inds.が2020年12月に「Beautiful Now」をリリースしてから3年が過ぎた。今もなお、この曲を体現するかのようにw-inds.として歩み続けている。そんな彼らの2023年の活動を勝手に振り返りながら感じたことを綴っておこうと思う。

w-inds.の2023年は、1月7日「w-inds. FAN CLUB LIVE TOUR 2023 ~Bring back memories~」のZepp Fukuoka公演からスタートする。前年の12月にw-inds. Live Tour 2022"We are"を終えたばかりだったが、1ヶ月も待たずして新たなw-inds.の姿を届けてくれた。
(FAN CLUB LIVE TOUR以下FCLTと表記)

これまでにライブでやったことのない楽曲をバンドアレンジで披露するファンクラブライブらしいマニアックな内容だ。あまりにもロック過ぎてセットリストに組み込めなかった曲やリハーサルを重ねるうちに惜しくも除かれた楽曲、若かりしw-inds.が尖っていたから?選ばれなかった曲など理由は様々だが、ライブで聴くことはできないだろうと諦めていた楽曲やいつか聴きたいと待ち望んでいた曲もあったのではないだろうか。

個人的には”NOTHING GONNA CHANGE IT”と”You make me crazy”の力強い歌声とバンドアレンジがかっこよく印象に残っている。またリリースから16年が経ち大人になってから聴く”地図なき旅路”は今までの人生で起きた全部が必要だったと肯定してくれているようだった。同時にこれからの道のりを照らしてくれているようにも思え改めて素敵な曲だと気づかせてくれた。そして最後に歌われたColor。全く泣く予兆はなかったのだが、気づくと涙がこぼれていた。曲と歌声に温かさが溢れ、2人の優しい表情も相まって心を緩めてくれたように思う。
このライブではダンスパフォーマンスをしていないが、物足りなさを感じる瞬間は全くなかった。歌唱力、表現力、バンドメンバーの演奏の素晴らしさに感服したFCLTだった。


w-inds.はFCLTと並行して15枚目のオリジナルアルバム「Beyond」の制作を行っていた。デビュー22周年を迎える3月14日にリリースされ「応援してくれるファンの皆んなが喜んでくれるアルバム」を思い描き作られた。発売前の配信で「今まではかっこよくみせたいとか、2人のw-inds.を認めてほしいという思いがどこかにありましたが、今回は全くそれがなくてずっと応援してくれる皆んなに喜んでもらいたいという想いだけでできたアルバムです。」と慶太が話している。1曲目のUnfoggotableに関して、"Unforgettable 僕たちは永遠を確かに感じた"この歌詞が生まれた背景にはデビュー当時から一生応援していますと言うファンに対し「そうだったら嬉しいけれど、そんなに人生甘くないと思っていました。でも20年以上同じ熱量で応援してくれるみんなの姿を見ていると本当にこの人達は一生応援してくれるつもりなのかもしれないと思うようになってきました」という慶太の心情が反映されるなど、w-inds.とファンの関係性が描かれている。

そして慶太のセルフプロデュース楽曲と共に並ぶのは、これまでw-inds.へ楽曲提供をしたことのある作家陣のクレジットだった。「『Beyond』というタイトルには、w-inds.の歴史。そして過去w-inds.に携わってくれた作家さんたちと自分たちの曲が時空を越えて、このアルバムでいま1つになったということでこういうタイトルにしたんです。」(BARKS【インタビュー】w-inds.、『Beyond』というタイトルは僕らの歴史より)初期の曲を手掛けw-inds.を世に届けてくれた葉山 拓亮さん。w-inds.の名曲と言われる楽曲をそれぞれが生み出し約束のカケラでもタッグを組んだ松本良喜さんと小松清人さん。本格的にダンスミュージックへ移っていく転換期を支えNew Worldに導いてくれた今井 了介さん。以前から慶太と楽曲制作を行ってきたUtaさんや大事な場面でお願いしたくなると慶太が語るHOMEYさんなどファンからすると、クレジットを読むだけで胸が熱くなるメンバーだ。

”また私たちの為に作ってくれたの?”と思うほど、近年のw-inds.はファンに向けて届けてくれることが多い。昔からライブなどでストレートな愛の言葉を叫ぶような人達ではなく、「ありがとう」「またお会いしましょう」という言葉と行動で示す姿がw-inds.らしい愛情表現だと感じていた。それは今も変わらないが、加えて一生残るであろう音楽を通して想いを伝えてくれる事は間違いなく最上級の愛情表現だと言えるだろう。ダンスボーカルが盛り上がり外へ届くチャンスが増えるなかでも、変わることなくファンを想い続けているのが伝わってくる。もちろん自分達がかっこいいと思える音楽をというスタンスは変わらず、曲自体のかっこよさは当たり前に備えておりパフォーマンス付きで見られるライブが楽しみになるものばかりだったことは忘れずに伝えておきたい。

夏にはアルバムを引っ提げw-inds. Live Tour2023"Beyonedが開催された。ライブ前のインタビューで「w-inds.史上1番踊るライブをする。」と読んだ時は、本気で言ってるの?と正直驚いた。それと同時にこのタイミングでこのライブを仕掛けてくるw-inds.が堪らなくかっこよく思えた。活動23年目、夏のLive Tourは20回を数え、2人は誕生日がくれば38歳、39歳になる。表に見える優しく謙虚な姿ゆえ、内に秘めた青い炎は見つかりにくいが、常に過去の自分達よりかっこいいものを、良い音楽を、楽しめるライブをと走り続けてきた。そしてダンスボーカルや日本の音楽業界を盛り上げたいという熱い想いも変わらない。実際にセットリストは怒涛のダンスナンバーが続き、盛り上がりのハイライトにくるような曲が序盤から登場する。2人体制となりダンスが増えた慶太と、メインボーカルで歌う割合が増えた涼平。20年近くやってきたことを変えるという大胆なチャレンジのはずだがその光景も馴染んできたように思える。サラッとこなしているように見える裏では、たくさんの努力があったことだろう。どれだけ踊っても歌唱力は落ちることはなく、曲中のダンスブレイクでは涼平がブレイクダンスを披露するなど一瞬の隙もないようなステージが続く。そしてw-inds.のダンスナンバーはリリースから時間が経過しても色褪せることはなく、10年以上が経った曲も違和感なくライブに溶け込みかっこいいと思えた。あいだに自他ともに認めるゆるいMCやバラードパートを挟むものの、ライブ前に言っていた通りそしてBeautiful Nowの歌詞どおり”止めないmusic and dance”を貫いたライブだった。

更にNHKホール公演では新曲の"Run"が初披露された。3年前にBeautiful Nowをリリースしてから曲を体現するように活動してきたw-inds.の姿を見てきた者としては、胸が熱くなる曲だ。2人体制となり初めてのことに挑戦するたび、

もがきながら雲間の光を探すような作業を続け、コロナウイルスの影響で人生というほど大切だったライブ活動もできず不安もあっただろう。それでも止まることなく挑戦しここまで辿りついた。本当よくここまで来てくれたねと言いたい。あの頃に見えたのはわずかな光だったが、Runでは優しく温かいでもどこか強さを感じる光が曲全体を包み込んでいるように感じる。そして未来にはもっと明るい光があるような予感さえもした。未来への道のりで泥だらけになろうとも、今のw-inds.ならw-inds.とCrewなら笑って一緒に突っ込んでいける。そんな気がしている。

12月7日にはファンクラブ限定で忘年会と称した生配信が行われた。次はどんな曲をやりたいかという話題で、涼平が最近ハッピーな曲が好きという流れから、慶太「今作っている曲でハッピーなのありますよね。」 涼平「あれとかは素晴らしくて。早くやりたいと聴いて思いました。」 慶太「来年やりましょう。」涼平「いいですか。やりまーす」慶太「はい、決定しまーす」慶太「今月レコーディングして、ツアー(再追加公演)ぐらいでやりますか。」 涼平「間に合ったらやりたいですね」慶太「こんな自由に決まるの?笑」この様子を見ていて、本当にやりたい音楽をやりたいタイミングで、自然な流れのなかできている事が伝わりとても幸せな気持ちになった。 そりゃあ良い音楽とライブが生まれるよと納得した。 やりなさいでもやらなきゃでもなく”やりたい”でやれている 。楽しいね、幸せだねという気持ちが 2人から滲み出ていたからだ。

w-inds.は2024年に23周年を迎える。新曲の披露やアルバムのリリース、ライブの開催などやりたいことは尽きないようだ。まずは目の前にいてくれる人たちを想い、そして有言実行のw-inds.らしく言って終わりではなく25周年の武道館ライブを実現するためにも走り続けるのだろう。これからもw-inds.を信じてその姿を追いかけ、一緒に進もうと思う。2023年のw-inds.も最高でした。いつもありがとう。

【関連リンク】
1月1日"橘慶太 がKANEBO新CM「希望よ、超えていけ。」で『君は薔薇より美しい』の歌唱を担当します!"
この嬉しいニュースから2023年がスタート。


"w-inds.千葉涼平、5年ぶりの「梅棒」公演主演へ"
梅棒第16回公演『曇天ガエシ』
共演者との写真からも充実した様子が伝わってくる期間だった。

【w-inds. 15th album「Beyond」関連】

●w-inds.|2人が手繰り寄せた“w-inds.らしさ”の現在地、15thアルバム「Beyond」はファンのための作品

●w-inds.、『Beyond』というタイトルは僕らの歴史

●“今のw-inds.”に葉山拓亮・今井了介・松本良喜が捧げた楽曲たち アルバム『Beyond』参加3氏が語るクリエイター橘慶太との邂逅

【w-inds. Live Tour 2023 "Beyond"関連】
当初5公演の予定だったが、海外公演(台湾・香港)を含めた追加・再追加公演が決まり11公演の開催となる予定だ

12月23日(土)20:00からはTBSチャンネル1にてNHKホール公演が放送される


海外公演に関する記事・映像(一部分をご紹介)

2024年に再追加公演が決定!
まだ見ていない方はお見逃しなく。

2024.1.19(金)
千葉・市川市文化会館
2024.1.26(金)
神奈川・相模女子大学グリーンホール
2024.2.1(木)
埼玉・さいたま市文化センター


【ゆるンズTV】
コロナ禍にファンクラブ限定配信としてスタートしたゆるンズが、2023年はリアルイベントを開催した。8月からはYoutubeへとお引越し。一般公開番組となった。


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