なにを作ったら良いのか?前編
こんにちは、松本です。
どういうアプリを作ったら良いか?というのは、個人アプリ開発者はみんな悩むところです。
どういうアプリを作ろうか考えてみると、つい、ある日思いついた『これまでに無い、とっても良いアイディア』を採用しがちです。
でも作る前にちょっと落ち着いて考えてください。
本当にそのアイディアはみんなが欲しがるものですか?
奇抜すぎるアプリは理解されない
例えば。
・植物の写真を撮ると植物の気持ちを教えてくれるアプリ
・昼間の写真でも空を星空にしてくれるアプリ
・地図に隕石を落として町を壊すアプリ
どれも、2,3回は面白がって使うけどすぐに使うのもを辞めてしまう感じしませんか?植物の気持ちって言われても、本当?と信憑性が怪しい感じもします。
こういうものは個人が小さくリリースするには向いていません。
多少の革新性は良いのですが、奇抜でイノベーティブすぎるアプリを作ってはいけません。
作りたくなる気持ちは判ります。絶対にいいアイディアなんです!って思うでしょう。
でも。
よく知らない人が作ったよく分からないアプリを使ってくれるほどみんな暇じゃありません。
あなたほどそのアイディアに思い入れや理解があるわけではありません。
理解もされないし市場もない
そういうアプリは市場が小さい、もしくは市場がありません。
市場を作り出すのは時間とお金と人手が必要です。とても大変ですよ。
ですから『すでにあるアプリ』を『少し便利にして(あるいはひねって)』作りましょう。
せめて『よく知らない人が作った、よく知ってるアプリ』にしなくては理解されません。
みんなが判るものを作りましょう
言葉で説明する時に、だれでも簡単に説明できる程度にしなくてはいけません。「どこで雨が降ってるか地図に表示されるアプリ」とか「圏外でも使える登山用地図アプリ」とか。
「ちゃんと喋れくなるアプリ」って言われても「???」となります。
(※過去に私が作ったアプリ『ダメスピーチ』のことです。)
https://www.youtube.com/watch?v=PXMyL2H1pL0
言語化能力が低い人でも言語化出来る程度に判りやすいものを作りましょう。
Appleだって、MP3プレイヤーとして後発のiPodや、既にPDAや高機能携帯電話が出てからのiPhoneです。
『すでにあるもの』を『とてつもないクオリティ』で作ったに過ぎません(※)。任天堂の横井軍平さんが言う『枯れた技術の水平思考』です。
Appleの場合は『よく知ってるメーカーの、よく知ってる製品で、しかも出来が良かった』から売れたんです。
まとめ
『まったく新しいもの』を作ってしまうと失敗します。
新しすぎるものは理解されないので多くの人には受け入れられません。
じゃあ、具体的にどういうアプリがいいのか?
つづきは後編で!
※…iPhoneの革新性はマルチタッチスクリーンと指に吸い付くように動くUI、誰でもアプリを公開できるAppStoreにあるわけで、そこは非常に新しかったのですが、IT系の人でも「iPhoneなんか売れない」って言ってる人は多数いました。
当の私も買ったのは3GSが最初で、2009年の11月です。ソフトバンクがiPhone3Gを発売して1年以上経ってからの購入なので、やや出遅れた感じしますね。
わぁい、サポート、あかりサポートだい好きー。