トイドローンで遊んでたら世界が繋がって3Dプリンターを買った話

こんにちは、すっかりプログラミングネタを書いていませんでしたが、何をしていたかと言いますと3Dプリンターを買って遊んでました。

作ったもの

最初は主にドローン関連のパーツを設計&プリントしてました。

Tello(RyzeTechのトイドローン)にスマホ用の広角や魚眼レンズを付けるアタッチメントとか。

Tileという落とし物防止タグをつけるマウント。スマホから指令を送るとビープ音が鳴ります。藪や草むらに墜落したときに役立つかなって。

FIREFLYのアクションカメラを載せるマウントとか。

モーターはかなり唸りますがちゃんと飛びます。これでも200gは越えないので航空法の適用範囲外です。

FIREFLYの小型カメラを機体下部に付けるマウントも作りました。

ただ、これはビジョンセンサーに干渉することがあり飛行が不安定になります。真下をコマ落ち無しの動画で撮れるのは良いんですが。

機体上部用のマウントも作りました。カメラの前に魚眼レンズも付けられます。

それから、カメラの前に鏡を付けて真下を撮るためのミラーマウント。これは後述のJamie-Clayが作ったモデルを参考にして自作しました。Jamie-Clayが1日で作ったモデルの方が良くできてますがw(本当に見事な設計です)。

鏡なので機体バランスも崩れず、単純な仕組みですがキレイに撮れます。

充電中のTelloを置いておくためのホルダー。

iPhoneのACアダプターがピッタリ入ります。

それから趣味のサバゲーで使ってるエアガンのパーツ。

東京マルイの電動USP用のフォアグリップとストックアダプターです。

こういう曲線を出すのは結構難しい。

ストックは折り畳み可能です。

骨っぽいパーツをいくつか作ってネジ止めで手みたいなものを作ってみました。

21関節あるので自由に動きます。

物を握ることもできます。

何の役にも立ちませんがw。

完成したモデルデータは無償公開しています。

一部に商用利用不可のものもありますが、だいたいCCライセンスで自由に使えます。どうぞプリントしてみてください。

どうしてこうなったのか?

Telloのカメラは固定式で、少し下向きの前しか撮影できません。でも、真下を見下ろしで撮ってみたいなーと思っていました。Telloをちょっと飛ばせば誰でも考えることです。

そんなある日(2018/05/08)、Telloで真下を撮影する方法を思いついて紙で工作をしました。

カメラの前に鏡を設置すれば真下を撮れると思いつきました。アイディアとしては単純ですね。

工作をして撮影して、Facebookにある海外のTelloグループに投稿しました。

ついでに『誰か3Dプリンターでもっと良いの作ってよ』と書いてみたら、翌日には良いものが出来ていました。

作った人とは「(君の工作の鏡は大きいけど)鏡はこの大きさが必要?」「いや、もっと小さくていいと思うよ」なんて会話をしてます。

で、この流れをTwitterに書いたらフォローしてたカワヅさんがプリントして送ってくれました。

※カワヅさんは電子工作したり廃墟プランター作ったりしてるナイスな人です。

この流れにすっかりしびれてしまい、自分でもFUSION360を使ってモデリングしてみることにしました。

最近の3DCADソフトは本当に簡単で半日あればある程度習得できます。3DCADを初めて触った僕でも出来たんだから大丈夫です。

モデルを作ったら3Dプリンターでいつでも家で出力したい!3Dプリンターを買うしかない!!まで時間はかかりませんでした。僕はこういうのを買うのに躊躇しないタイプです。

5/19に注文、5/21に到着。速い。

2018/5/08 Tello用のミラーマウントを考案して紙で作る。
2018/5/13 デモ画像などを海外のTelloグループで紹介。
2018/5/14 Jamie-Clay(知らない人)が洗練した3Dデザインを作る。
2018/5/16 それをカワヅさんがプリントして送ってくれた(翌日会った)。
2018/5/18 FUSION360の勉強をしてモデルを作ってみた。
2018/5/19 3Dプリンタを注文。
2018/5/21 届いたので色々作り始める。
2018/6/16 イマココ

この展開の速さはインターネット時代ならではですね。ネット面白い!   

毎日なんか作ってます

3Dプリンターが来てから生活が変わりました。

思いついた立体物を正確に作れる機械が家にあるって、こんな素敵な生活だったのかと。

0.1mm単位までは精度を追えるし、多少のコツはあるけど思う通りの立体が出来ていきます。

僕が買ったQIDI社のX-one2という積層型3Dプリンターは最新モデルではないし安いんですが、初めて3Dプリンターを触る人間でも問題なく使えました。簡単です。

ちょっとしたコツはありますが。

・レベル調整(プラットフォームとノズルの距離調整)は正確にやろう。近すぎるとプラットフォームが削れる、遠いとフィラメントが浮きます。
・フィラメントに適した温度設定を覚えよう。印刷前にチェックしよう。
(ABS ヘッド240℃、プラットフォーム90℃ 冷却なし、PLA ヘッド200℃、プラットフォーム40℃ 冷却あり)
・PLAを高温で出すと焦げる、ABSで温度が低いと詰まります。
・フィラメント切れ、絡まりによる供給不良に注意。
・X-one2付属のプリントソフトは初期設定でサポート(造形を支える構造)の出力がオフになってましたが、オンにすれば複雑なものも正確に作れます。
・プラットフォームに塗る糊を塗りすぎると一層目が不安定になるので塗りすぎに注意。
・積層方向と強度は密接に関係します。積層型のプリンターはフィラメントを溶かして層状に重ねるので、どうしても層になってる部分は弱い。力が掛かる方向を考えてプリント時に回転させましょう。設計段階で積層強度も考えましょう。

たぶん大体3Dプリンターあるあるで、知らなければみんな経験します。知ってても実感が無いとやっちゃうかも。失敗は誰でもするし、必要です。ヘッド分解は日常業務になります。

繋がり、公開、共有の楽しさ

僕が思い付きを公開して、それを見た海外の人がモデルを作って無償公開。それをネットで繋がってたカワヅさんがプリントして送ってくれました。この展開がまず面白い。

Jamie-Clayの公開したモデルはCCライセンスで商用利用可ですからね。太っ腹!

僕が作った各種モデルデータも無償公開してます。モデルを販売することもできるのですが、こういうのは無償で公開しちゃった方が広がりがあって楽しいです。小銭稼いでも仕方ないし。

みんなが情報を公開し、共有し、なにか新しいものがゴリゴリ出来ていく。誰も出し惜しみしない。だからこそ、みんなでコラボして良いものが出来ていくんですね。この感じこそインターネットの面白さだと思います。

情報を秘匿するなんてバカげてます。公開出来る情報はどんどん公開してみんなで面白いものを作った方が社会の役に立ちます。一人で情報を隠してチマチマやっても楽しくない。

Telloプログラミングに関しても色々公開しています。元は海外のTelloフォーラムなどで公開されていた情報なので秘匿する理由がありません。

高度制限解除アプリも、公開情報を元に作ったので無料にするしかないですよねー。

無料だからこそ多くのユーザーに使われます。アプリは使われなければ作る意味がない。

みんなで情報を共有して愉快な世界を作りましょう!


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わぁい、サポート、あかりサポートだい好きー。

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松本圭司

StepAppSchool

門前仲町のアプリ開発教室、StepAppSchoolです。『アプリ開発は誰でも出来る』を証明するために日々情報発信をしています。

コメント3件

いつも楽しく見させて頂いてますー
いまswiftに
>細かい操作はTelloPCの『public static byte[] createJoyPacket(float fRx, float fRy, float >fLx, float fLy, float unk)』
ここを移植しようとしているんですが、どうにもfloat型の変換からpacket作成までの記述がうまく行きません。。。
この辺の記述もしご存知でしたらご教示願えないでしょうか。。。
すみません、その辺はまだ全然やってません。普通にコード通り数字を足したりしてキャストすればいいんじゃないでしょうか。
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