最近の鼻笛研究まとめ

10年くらい前にデイリーポータルZで鼻笛の記事を書きまして、

以来たまに吹いてたんですが3Dプリンターを導入したことにより『自分で作れるじゃん』という事に気づき、

自分でも鼻笛を作っていました。ここ3ヶ月くらいずっと鼻笛。

死屍累々の試作品たち。いくつ作ったのかもう分かりません。

結果として、こんなのが出来ました。

モデルデータを公開しています。

鼻笛ってなんだ?

説明が遅れました。まず、鼻笛とは?ですね。鼻笛とは、鼻と口を使って自在に音楽を鳴らせる楽器です。ブラジルの民族楽器として昔からあるそうですが、アメリカやベトナムでも作られており、Amazonでも色々な製品を買えます。

鼻穴に鼻を当て、口は開けた状態で鼻息を吹き込むと音が出ます。音程は口の形や大きさ、口腔内の広げ方で変わります。

吹き方はこの辺を見るとだいたい分かると思います。

鼻笛を比べてみる

当方、自作含めて4種類の鼻笛を持っています。

裏側。

上の穴から鼻息を入れて、下の穴で口に空気を送って反響させる仕組みで、そこはどの鼻笛も共通です。

HUMAN TONE

最も安くて性能も控えめな鼻笛。300円くらいでしょうか。ペラペラなプラスチック製です。普通に吹いて2オクターブくらい出ます。鼻息の消費量が多いので息継ぎが少ない曲は苦しくなります。

重さは3g。ペラペラなだけあって軽いです。

フッピーくん

ちょっと大きめ、厚みもある鼻笛です。価格は1200円。

重さは24g。大体3オクターブ出ます。

高音は非常にキレイに鳴るんですが、低音は変な共鳴が混じってしまってキレイに出ません(僕が下手なだけか、個体差かも知れないけど)。

自作鼻笛

自分でデザインして3Dプリンターで作ったものです。材料費だけなら20円くらいでしょうか。プリント時間は1時間くらいです。

山登りに行った時に使おうと思ったので薄く、コンパクトに作りました。

重さは約9g。これも3オクターブ出ます。低音から高音まで安定して鳴らすことが出来ます。このサイズで3オクターブ出るのは結構珍しいんじゃないかと。

ボカリナ

Amazonで買える鼻笛としてはかなり高性能です。1000円くらい。

3オクターブ半は楽に出ます。ただ、ちょっとかさばりますね。重さは20gくらいです。

音は、この4種類では最も良いと思います。少ない息でボリュームのある音が出るのも良いですね。かなり良い量産鼻笛だと思います。

ある程度の大きさが必要なのかも?

ボカリナと自作鼻笛を比べてみて、吹いた時の音の響き方に違いがあることが分かりました。ボカリナは、笛自体の響きが大きい。もしかしたら、良い響きを作るには笛の筐体自体にある程度の大きさが必要なのかも知れません(鼻息の動線ばかり気にしてました)。

鼻穴(鼻笛の上の穴)や口穴(口を当てる部分の穴)の幅、長さ、形などは色々試しましたが、それ以外にも筐体の大きさや厚さも音に影響しそうです。

登山用なのでコンパクトに作りました。この大きさではこの辺の音が限界なのかも知れませんが、今後も試作していこうと思います。

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松本圭司

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