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落とし物

東京駅周辺で手帳を落としてしまった。

気付いた時には既に新幹線に乗って移動した先で、いまさら探しに戻る事も出来ず、非常に後悔した。これまで落とし物といえばたばこやライターぐらいのもので、こうした大事なものは移動するときに必ず気を付けていたし、よく落とし物をする人を笑っていた自分を恥ずかしく思った。

結論から言えば見つかった。翌週東京駅の交番で遺失物届けをしたところ、その日のうちに見つかって、飯田橋の遺失物預かりセンターで保管されていた。

途中によったそば屋で落としていたらしい。確かにそば屋で電話が掛かってきて、食べながら手帳を開いたと思う。いつもはスーツの内ポケットに入れているのだけれど、その日は暑く、脱いで脇に抱えていたからちゃんとしまえなかったのだと思う。

届けてくださった方、本当にありがとう。そしてこうした遺失物に対する日本の警察の仕組みは本当にすごいなと思う。

もう見つからない事を想定して、新しく1サイズ大きな手帳を購入していた。これなら内ポケットに入らないし、ちゃんとカバンにしまう習慣をつけることとし、また、落としても気付くだろうと思ってサイズを大きくした。落とした手帳はもう10年近く使ってきたもので、愛着はあるけれどこのタイミングで引退してもらおうと思う。

誰しも失敗はするけれど同じ失敗をしないように、この新しい手帳を見るたびに今日の事を思い出し、他でも気を付けるだろうから。

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