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大切なことは毛細血管が教えてくれる

こんにちは。
あっとのみやらです。

どこかの映画のタイトルであった表題ですが(笑)
今日は毛細血管とはなんぞや?についてお話しようかと思います。

突然ですが、
わたし、毛細血管のことが大好きなんですね。

毛細血管が好きっていうと、
たいていの人が、

「お、おぉん…」
みたいな反応になりまして、この差はなんだろう?と😂


なのでこの場を借りて毛細血管の魅力について語って行きたいと思います。
だって毛細血管てもっともっと、日の目を浴びて良いと思うの。

今日は主に毛細血管の働きについて。

これを読んだらあなたも毛細血管ラブになること間違いなし、ですよー!
血管美人ユーザー様はすでにご存知の内容も多いかと思いますが、
お付き合いくださいませ!

血管の種類

「血管」て聞くと、大きな動脈を思い浮かべる方が多いと思います。
血管は大きく分けて動脈、静脈、そしてそれらをつなぐ毛細血管の3つに分けられます。
“動脈硬化“や”心筋梗塞“などはよく聞くワードですよね。
けれど、知っていますか?

体中にある全部の血管のうち約95〜99%が毛細血管なんです‼️


毛細血管分布図。びっしり!!

その長さ、およそ10万キロ。
全部繋げると地球約2周半!
⁡直径約0.01ミリという肉眼では見えないほどの超極細血管が、
動脈と静脈の間をつないで全身に網目状に張り巡らされており、生命活動のカギを握っているのです。
動脈と静脈を広い国道とすると、毛細血管は各家庭の前まで伸びる生活道路のようなものです。
その毛細血管は加齢や生活習慣によって数が減ったり、機能が低下したりすることがわかっています。
では毛細血管の機能とはなんでしょうか?

毛細血管のミッション

〜運搬役〜
毛細血管の主な役割は、37兆個の細胞それぞれと物々交換をすることです。
細胞はヒトの最小単位です。(もっと分解していくと分子とか素粒子とかいう話になるのですが)
この細胞の集合体が私たちのカラダ、なんですよね🥺
「細胞たちが元気な状態」が、「身体が元気な状態」ともいえるわけです。
いうなれば、

         老化=細胞の老化です。

口(鼻)から運び込まれた酸素や栄養を細胞へ届け、同時に不要となった二酸化炭素や老廃物を回収して静脈に渡す…という非常に重要な役割を担っています。
生命を維持する最大の臓器と言っても過言ではありませんよね!

そんな運搬の役割を持つ毛細血管くんですが運搬するのは、

・酸素と二酸化炭素


 血液成分のおよそ半分が赤血球です。いわゆる酸素の運び屋です。
赤血球にくっつく形で全身の細胞に酸素を供給します。赤血球は大きな血管からやがて毛細血管へ移動し各細胞に酸素を渡し、細胞内で代謝されて代わりに出た二酸化炭素を細胞から回収し、肺へ。そうして呼気として体外に排出されます。
酸素吸って全身に供給できないと死んでしまいますよね!めっちゃ大事!

・栄養物質と老廃物


 口から取った食事はどうなるでしょうか?
胃で消化し、小腸で吸収され血液成分にのって全身の細胞に運ばれます。
私たちが取り入れた酸素や栄養物質を使って細胞くんたちは私たちの生きるエネルギーを作り出し、血肉に変えています。
さらにその代謝の過程で出た老廃物を回収し濾過、解毒する各器官へとつながる静脈やリンパへと運ぶのも毛細血管。
健康や美容のために栄養のあるものを食べてもなかなか効果を感じない方、疲れやむくみがなかなか取れない方、毛細血管、脆弱になっているかもしれませんよ?

・免疫物質


先程の血液成分のうちの1%が白血球や血小板。
これらはそれ自体が免疫の働きをしたり、さまざまな病原体と結合して免疫反応を引き起こし生体防御を行います。
生体防御というのは、例えば傷口を修復したり、体に入った異物を排除したり。
これら免疫物質ももちろん毛細血管によって標的細胞へ運ばれる必要があります。つまり毛細血管が少なくなってしまうと運びたいところに効率よく運ばれなくなってしまい、免疫力は低下してしまうと言えます。なんということでしょう!

免疫細胞はがん細胞やウイルスなどのある場所まで運んでこそ戦える!


・各種ホルモン


はい、次。
ホルモンも運びます
各臓器、、、例えば血糖値。
血液中のブドウ糖の値のことですが、
その血糖値を調整するインスリンは膵臓から出ます。
食事によって血液中のブドウ糖が増えると、膵臓からインスリンが分泌され、その働きによりブドウ糖は筋肉などへ送り込まれ、エネルギーとして利用されますが
膵臓から筋肉へ運ぶのも毛細血管なのです。
健康美のために大切な女性ホルモンだって成長ホルモンだって各器官に運ばれる必要があるのです。
それを担っているのが毛細血管!

・体温調節


毛細血管には体温を維持するという働きもあります。
恒温動物の私たち、南極に行っても南国に行っても一定の体温を維持し続けているってよく考えたらすごいことですよね!
その体温を血流という形で全身に運んでいるのもまた毛細血管。
自律神経と連動して血管を収縮させたり弛緩させたりして血流量を調整し、体温を一定に保てるように調節しています。

ね、毛細血管、めっちゃ大事!!ってなってません?
体は状況に応じてうまく回るようにそれぞれが調整、調和し合っている。
毛細血管まで血が流れてこその私たちの体の機能。

毛細血管はいつも、
大切なことを教えてくれています。

みやらちゃん、浮腫んでるね
みやらちゃん、最近運動不足ね
みやらちゃん、滞おってるねぇ〜 しんどいでしょ?力抜いてこ

・・・とそれはもうたくさん。

毛細血管を元気にしていくための情報もごっつさんと共にお届けしていきますね❤︎

ちなみに毛細血管ってなんだかかたいイメージなのでもっと呼びやすく、愛着湧くようなネーミングないですかね?
良いアイディアあったらぜひ教えてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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宮良亜弥(みやら あや)
管理栄養士・漢方養生指導士

◆プロフィール

一般企業で10年間健康カウンセラーとして予防医療事業や健康経営などに従事した後独立。
自身の重度の便秘、子宮筋腫、月経過多症に低血圧など、病気や名前もつかない不調を改善すべく社会人になってから管理栄養士の資格を取得。
”健康で美しくありたいと栄養や美容成分をとっていても、それを届ける毛細血管が整っていなければ効果は半減する”ということに気づいてから毛細血管の可能性にのめり込む。
現在はフリーランスとして毛細血管観察を取り入れた生活習慣サポートや食事指導、セミナーなどを行う。3児の母でもある。

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