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これで見納め。シン・仮面ライダー10回目の鑑賞!

映画館で同一の映画を10回観たのは初めて(笑)

同じ展開ってわかっているのに何度でも観たくなる映画だったなぁ。
スゴイよ。
藤岡弘、さんの本郷猛は猛者って感じだったからから、池松壮亮さんの本郷猛は繊細な感じで、苦悩する姿は改造人間の悲哀を感じる。
一文字隼人の柄本佑さんは風来坊みたいで、人間味がある。
エヴァンゲリオンみたいに誰かに自分を重ねて観る感じの映画ではなかった。
仮面ライダーが如何にカッコいいかを見せる映画だったような気がする。
サイクロン号もカッコいいし、ライダーキックもカッコいい。
もし僕が子供だったら、ライダーキックのマネしたいもん(笑)。
コウモリオーグとの戦闘のライダーキックに痺れる。サイクロン号を足場にするとは!
特撮のスゴイところを堪能できる。
ミニチュア制作に故寒河江弘さんのお名前がなかったのが残念で仕方ない。

チョウオーグこと仮面ライダー0号との最終決戦も何度観てもいい。
舞うような仮面ライダー0号の攻撃と無様に吹き飛ばされる仮面ライダー1号2号。
コテンパンにやられても何度も立ち上がり向かっていく姿に感動する。
お互いだんだんとプラーナが減り、完全に泥試合になるところも超人同士の戦いではなく、人間の戦いに見える。
やっぱり庵野監督の言う「段取りの格闘シーンでない」ところがいい味を出している。
2号が0号の仮面を割り、0号に1号の仮面を被せてルリ子の遺言を見せるシーンには感動の涙が…。
遺伝子上だけの兄妹でも、一緒のヴィジョンを夢見た兄妹だったことがしっかり描かれていて非常に良い。

10回観たけどやっぱり分からなかった・・・💧

仲村トオルさんと安田顕さんはやっぱり分からず…。
この警官が仲村さん、犯人がヤスケンさんってことはわかっているんだけど、確認できずじまい。
これは監督に一本取られた。
仲村さんもヤスケンさんも主役級の俳優さんなのに、白黒だったりはっきり視認できずだなんて、前も書いたけど贅沢!
今日は散弾銃とナイフで警官と被害者が出た立てこもり事件が起きたので、殉職が身近に感じた。

エヴァンゲリオン的な要素

本郷猛と殉職した警官の父親とのわだかまりや、緑川博士とルリ子の関係性はそれぞれエヴァンゲリオンの碇シンジと碇ゲンドウの関係を連想させるような気がするし、碇ゲンドウと綾波レイとの関係を彷彿させる。
蜂オーグのヒロミはアスカ的だった。
庵野監督の根底には親子の関係がテーマにあるように思える。
「なんでもエヴァに結びつけんな!」って怒られそうだけど、どうしても根底にそのテーマがあると僕は思う。

音楽もいい

初見の時にサントラが良くてAmazonで思わずポチった。
朝のタイマーにCDをセットして起きている(笑)。
「レッツゴー!!ライダーキック」のアレンジがカッコ良すぎで、毎朝気持ち良く起きられる。
僕はサントラを集めるのが趣味なんだけど、かなり良いです!
今まで鷺巣詩郎さんのサントラが多かったような気がする…ってエヴァだけかな?あれ?ナディアもか?ナディアは寮生でテレビ観てなかったので良く分からない。
とにかくペットとかのブラスとギュインーのギターってイメージがあるけど、岩崎琢さんのサントラも良い。
でも、本郷とルリ子がハチオーグのアジトに徒歩で向かう時に使われていた曲が入っていない。
しかも曲目が分からない。
知っているよって方がいらしたら教えて下さい。

総括

最高でした!
最初に観た冒頭2分49秒に震えなかったら10回も観てない。
毎回楽しめたし、あまりにも観過ぎてK.Kオーグのところで寝たりもしたけど💦最後の爽快感にはいつも清々しい気持ちになって帰った。
途中ドキュメンタリーで監督、スタッフ、俳優が試行錯誤する過程を観ていたからこそ楽しめた感じもする。
元バイク乗りとしては、サイクロン号もカッコ良かったのも楽しみの1つだった。
「シン・〜」シリーズを横断する俳優陣もそれぞれ良かった。
サソリオーグの長澤まさみさんのエキセントリックな芝居が最高すぎて笑っちゃう。英語の発音は長澤さんが一番上手かった。
絶対Blu-ray買うけど、大きなスクリーンで観るのが一番いいんだろうな。
僕も50インチのモニター持ってるけど、やっぱり大スクリーンには敵わない。音響もね。
主人公が消滅してしまう終わり方も未練がましくなくて良かったと思う。
続編はなさそうだけど(あくまで予想)、その方がいいかな。
庵野監督のこだわりがひしひしと感じられた。
庵野監督は僕らオタク中のオタクだから、庵野監督に任せておけば間違いない。
次の「シン・〜」はなんだろう?
楽しみだな♪

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