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ケンイチが2016年上半期の推し曲を60曲選んでみた

ついに「ポケモンGO」が日本でも配信されましたね。

さっそく僕もインストールしまして、

色々試行錯誤しながら遊んでおります。

どこぞの誰かも言っていましたが、

「ポケモン赤・緑」を必死になってやっていたリアルタイム世代としては、

こうやって現実に近い距離でポケモンと戯れられるのをどれだけ夢見ていたことか。

自分の膝上とか道ばたとか、何気ない場所にポケモンがちょこんと居るだけでもう十分なわけですよ。

もはやコンパンとかドガースとか、三次元で出くわしたら吐き気催しそうな連中ですら可愛い。


でもね、僕気付いちゃったんです。

こんな調子だときっと、



あと数日で飽きるなって。



というか、もうすでに面倒になりつつあります。


どうも、熱しやすく冷めやすいケンイチです。



むしろ赤・緑の方を猛烈にやりたい今日この頃。



さて、JBS時代を含めて長きに渡ってやらせてもらっている上半期総括記事を、このnoteでも書いてみようと思います。

ずっと水面下で選曲作業を行っていたものの、諸般の事情で遅れに遅れ、あろうことかこんなタイミングに。

これ個人的に結構ショックなんですよね。10日前に賞味期限が過ぎた漬け物を、今になって他人様に提供するような気分。

食えなくはねえけど、何か違うくねぇかっていう。

しかも今回に限って「もっと曲選びたい!」という貪欲な感情が勝り、いつもより手間も時間もかかる仕様を自ら選んだ私。

追い込むところはとことん追い込んでいくよ!(ポジティブ)


はい。というわけで早速、60位からカウントダウンして参ります。いつものように主観のオンパレードではございますが、知らない曲をちょちょっとチェック出来るぐらいの機能は果たせるはずなので、ぜひ参考にしてください。

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No.60 On and On / 倖田來未

安定の冬バラードにして、倖田來未史に残るメロウな傑作。

No.59 モナリザ / TSUNEI

まずタイトルにニヤリ。そして制作コンセプトを本人から聞いてさらにニヤリ。微笑み尽くしやで。

No.58 hang in there! / WB

沖縄で活動するティーン2人組。Backstreet BoysからSHINeeまで幅広く手がけるJustin Trugmanによる書き下ろし。

No.57 MUSIC VIDEO / 岡崎体育

メタ的アプローチのMVに話題を持っていかれがちだけど、曲自体もとても潔いセンスをしている。ほかのアルバム曲も良い感じです。

No.56 恋したらベイベー / Shiggy Jr.

どキャッチーな1曲目+軽やかソウルテイストの2曲目というコンボで、昨年の「サマータイムラブ」を上手に踏襲した最新シングル。

No.55 夏の思い出 / BENI

アレンジに負けた。強すぎ。

No.54 Night Aquarium / 森大輔

ソーダ水のような淡い音像を泳ぐボーカルたるや、熱帯魚顔負けの美しさ。

No.53 Ghost In My Place / Five New Old

クラブミュージックに傾倒した同名EPから。ここ数年のトレンドをもれなく消化。

No.52 UP < UP BEAT / PrizmaX

フィンガー5やKinKi Kidsあたりを思わせるお茶目な歌謡ファンク。完全なるダークホースでした。

No.51 SCAR FACE / DUAL MASK

京都発・男性5人組グループのシングル作。マッシヴなシンセが先導する音サビと、しつこくないハイトーンボイスが好コントラスト。

No.50 チョット愚直に!猪突猛進 / こぶしファクトリー

モー娘。以外のハロプロ系アーティストで久々にハマった曲。ヒャダインが楽曲提供したとは思えないほど筋金入りのハロプロファンク。

No.49 I Feel Good!!!! / FREAK

夏にふさわしすぎる鮮度抜群のグルーヴ感。ドライブにはまず必携でしょう。

No.48 POOL / おかもとえみ

フレンズのボーカルとしても活動する彼女。ユルさを全面に押し出したR&Bファンにも打って付けの佳曲。

No.47 Spring Love / NaNa

メインストリームの音を忠実に落とし込んだ2016年のR&B。日本版Tinasheは彼女で決まりか。

No.46 Feel Me / Little Glee Monster

シングルでは大衆向け楽曲を連発し、少しばかり役不足な感があったリトグリですが、このアルバム曲では清々しくソウルベースの本領を発揮。

No.45 Sexy Young Beautiful / Happiness

昨年の「Holiday」に続き、サウンドにもオシャレにも敏感なクール女子路線。今のE-girls勢の中ではもっとも期待し甲斐のあるグループかな。

No.44 Summer Kinda Love / 赤西仁

ギラギラしたギターカッティングが妙にエロくて印象的。正直、彼の音楽作品は少し敬遠していたのですが、この曲には一発でヤラれました。

No.43 I MISS YOU / DEEP

シングル「MAYDAY」のカップリング曲。もう一方の「MORE DEEP」も秀逸なのですが、今回はあえて美しいメロディラインを誇るこの楽曲をチョイス。

No.42 ハーバータウン feat.あきお / the oto factory

バラエティ豊かなテン年代のシティポップ勢の中でも、とりわけアダルトな都会感をモチーフとしているのが彼ら。開始1秒から立ちこめる強烈な郷愁は、はっぴいえんどらが率いた古き良きAORの世界を想起させます。

No.41 アウェイ / スクービードゥー

個人的にはSuchmos「STAY TUNE」よりもこっち。冷ややかに加速度を上げるがまま、サビでは「アウェイ」の儚きリフレイン。

No.40 STAR / TOKYO CRITTERS

四人の天才が最高にパーティーしてる曲を作ってみた、の巻。特に、曲冒頭から盛り上がる押韻パートをはじめ、ルンヒャンのパリピ精神がもたらした功績はあまりにもデカい。

No.39 Hometown / Nulbarich

元よりイノベーティブな音楽を発信し続けていたJQのニュープロジェクト、Nulbarich。シティポップともファンクとも違う、でもおかしいぐらいに親和性も感じさせる絶妙なチルアウト・ミュージック。

No.38 Tropical Girl / SPiCYSOL

ジワジワと支持を集めつつある注目バンド。トロピカルハウスにおける生音との相性の良さを如実に伝えているあたり、かなり意義のある楽曲だと思う。

No.37 Prime Shock / underslowjams

知る人ぞ知るオルタナティヴ・ヒップホップ・バンドのニューアルバム収録曲。昨今のトレンドの流れもあって、じわじわと滲み出すメロウな応酬にまんまと一本取られてしまいました。

No.36 Feel It / PUSHIM

レゲエを背負っているイメージが強い彼女ですが、僕はむしろこの曲のようなPUSHIMにこそ安堵を覚えます。内包されているメッセージもシンプルで明快。

No.35 Don't Think, Feel / Awesome City Club

都会派、コンテンポラリー、爽快と三拍子揃った実直なシティ・ポップ。ストリングスの甘い音色とPORINのキュートな援護射撃で、気分はどこまでも夢心地。

No.34 もっと奥まで feat. 石川マリー / HASSE

東京のクラブシーンではお馴染みの二人。意味深なタイトルに恥じず、中身もかなりセクシャル。石川マリーの妙な色気がゆっくり曲に溶けていく感じがたまらん。

No.33 Hey, Everybody!! / KG

KG=ソウルミュージックの図式が久々に成立した・・・と言ってしまうと語弊があるかもしれないけど、それぐらい活動初期から作品を聴いてきたリスナーとしてはインパクトありました。

No.32 Chit Chat / 安室奈美恵

5月発売のシングル「Mint」のカップリング。こういう小細工のない享楽的なダンス・ポップ、もっとやってほしいな。

No.31 Neon Twilight / FEMM

FEMMはマネキン・ダンス・ユニットを名乗る2人組。まばゆいほどに劇的なダンス・サウンドのおかげで、ボーカル方面もシュールながらきりっとした味わいに。

No.30 Round Mignight / SONOMI

SONOMIの歌声ってもの凄く癒やされるんですよね。こちらが日常をほっぽり出してしまいたくなるほどに飾らず、自然体で。ジャジーな演奏が後押しするこの曲の浮遊感なんて最高ですよ。

No.29 トウキョーSOUL / さかいゆう

2年ぶりのオリジナルアルバム「4YU」に収録。やっぱりさかいゆうは裏切りません。コーヒーよりもリアルな渋味。

No.28 ツチノコ / 水曜日のカンパネラ

相変わらず支離滅裂な世界観だけど、サウンドの強化も手伝って、個性はぐんと際立っている気がする。彼らが自由に音楽してくれることが目下の幸せです。

No.27 ソレガアイ / Aill, ZIN & HISA

関西のシンガーであるAillとZIN、そしてアコギ奏者のHISAからなるユニット。愛とは何かを素朴なタッチで説いた名アンサンブル。

No.26 Wake Me Up / FlowBack

クリエイターヲタクの身から言わせて頂くと、この曲でのHIROの仕事ぶりは、彼のキャリアの中でも指折りの品質だと思う。FlowBackの勢いともリンクして、程よくスリリング。

No.25 ハローダーリン / SALU

まるで起き抜けのテンションを具現化したような、甘ったるい気怠さがこの曲の持ち味。アルバムも名作なんだよな〜、セルフプロデュースを機に色んな柵みが取れた気がする、彼。

No.24 ユートピア / 中村舞子

一方のこちらも、「夢の世界ってきっとこんな感じだろうな」というあまねく人々のイメージをブラッシュアップしたような可愛らしい作り。その割に言っていることはシニカルだったりするんだよね(そのギャップ込みでGOOD)。

No.23 夜にダンス / フレンズ

渋谷系、ではなく神泉系を謳うバンド。ボーカルは男女混声。群雄割拠のシティポップ系アーティストともイーブンな関係値にありながら、メロディや楽曲構成は限り無くJ-POPのそれに近い。よって、親しみやすさは当代随一。

No.22 Addicted / MALIYA

退廃的な余韻が後を引くボーカルが特徴の新鋭シンガー。畳みかけるメロディをはじめ、楽曲の細部にクリエイティブな後が見て取れます。ちょっぴり初期の宇多田っぽいね。

No.21 Miss Nobody / MI-MI

MI-MIの復帰どころか、U-Key zone&MOMO "mochA" N.の名コンビ炸裂と来れば、アガらないわけには参りません。スカッとするほどの決意表明、ご馳走様です。

No.20 One In The Summer / THE CLASS

男の色香を武器に濃厚な愛を歌い上げてきたザクラが、”夏”という分かりやすいテーマと、ニュージャックスウィングの軽やかなリズムに挑んだ意欲作。彼ら流のポップネスの表現に、またまた舌を巻いた次第。

No.19 Are You OK? / FAKY

トロピカルハウスを基調とした開放的なトラックはいかにもFAKYらしいアプローチ。サビでのファルセットも、だめ押しのごとく聴き手を極楽へとご案内。

No.18 Feel So Alive / 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE

悩ましいボーカルの是非はさておき、トラックの完成度はさすがの一言。「K-POPぽい」との呼び声もあるようですが、(色んな意味で)日本ならではの流儀を尽くしたエンタメ大作だと思います。 

No.17 真夏の通り雨 / 宇多田ヒカル

ご存知、宇多田ヒカルの活動復帰作。静謐なサウンド・アレンジから芸術性の高い歌詞まで、愛すべきヒッキー節がふんだんに。

No.16 チョコレイトをちょうだい / ONIGAWARA

J-POPとニュージャックスウィングの華麗なる融合作。「もう白でも黒でも良いの」など、思わず膝を打ちたくなる痛快なラインが多数。

No.15 MAYDAY / DEEP

「メデメデメデ」でお馴染み、DEEPの移籍第一弾シングル。「バラードだけが俺らの持ち味じゃないんだぜ」とでも言わんばかりの激しい気迫に溢れた1曲でした。

No.14 Sorry / I Don't Like Mondays.

これぞ、アイドラの真骨頂。その名の通り謝罪がテーマにも関わらず、このカッコ良さ、色っぽさ。エレキのさり気ない存在感がアクセント。

No.13 PARTY SIX / 韻シスト

90年代の小粋なグルーヴを纏った現代のダンス・クラシック。取り立ててボーカルを張り上げるわけでもなければ、ドでかいクライマックスが待ち受けているわけでもないのだけど、気さくな演奏と肩肘張らないムードで聴き手をどんどん熱くさせていくスゴい曲。

No.12 Boom Word Up / w-inds.

「レトロモダン」なるモードをスタイリッシュに進化させたw-inds.の新局面。通称”ぶんわだ”。ぶっ飛んだパンチ力こそありませんが、耳馴染みの良い磐石のフレーズを引っさげて、なお今様にカッコ良く表現出来るのが彼らが孤高たる所以。癖になります。

No.11 GOLD FISH / TOKYO CRITTERS

40位の「STAR」に続きTOKYO CRITTERSの楽曲がランクイン。ミニマルな構成でありながらじんわりと五感に染み渡るのは、ボーカリスト三名の業あってこそでしょう。詩的な心情表現など、ドメスティック作品ならではの奥床しい工夫にも脱帽。


No.10 Rainbow / Leola

LDH所属のシンガーソングライターLeolaのデビュー曲。ギターを掻き鳴らすカラッとしたスタイルは、まさしくビーチ・ミュージックど真ん中。なのですが、そのディテールからはふくよかなソウルの香りを感じ取ることもでき、なかなか侮れません。

No.9 Cry & Fight / 三浦大知

Mステ初出演も大いに話題を呼んだ三浦大知。しかも歌唱曲がこの曲って、最高の巡り合わせだなと。大知史上もっとも刺激に富んだトリッキーなアップ・ナンバー。彼の一糸乱れぬダンス&ボーカルは圧倒的な魅力を放つばかりか完全に異次元で、いよいよ本格的に畏怖してしまった同い年、28歳。

No.8 星が輝く夜 / KIRA

ただでさえ粒揃いのアルバムだった「SURVIVE」ですが、中でも群を抜いて輝いていたのがこの曲。UTA×為岡そのみの辣腕もさることながら、見る見る心の熱を鎮めていくKIRAの柔らかい歌いっぷりが素晴らしい。

No.7 泡沫サタデーナイト! / モーニング娘。'16

近年のEDM路線から打って変わって、ダンス☆マン編曲期を思わせる超キャッチーなディスコ・チューン。「LOVEマシーン」の再来とまで言われていますね。弾けるところはばっちり弾けている反面、歌詞では現代に蔓延るスマホ依存をチクリと風刺。その要所要所で見せる”切なさ”に心打たれました。

No.6 言えない気持ち / 中村舞子

個人的に今年の中村舞子は、かの名曲「Under Lover」を送り出した2012年以来の面目躍如だと思います。主人公の心情を具体的に描写した歌詞はよく練られていて、男ながら感情移入も難くありません。何よりメロディがグッと来るよね。おとなしいながらも爆発力があって。

No.5 Delicious / MONKEY MAJIK

何とはなしで試聴したところ、気合の入った80年代リバイバルでぶったまげた!英語と日本語を華麗にミックスさせ、ワールドスタンダードな土俵でも評価されうるダンス・ミュージックに。とことん陽気に徹したミュージックビデオからは、彼らが音楽に向ける燦々としたエネルギーをしかと感じ取ることが出来るでしょう。

No.4 COLOR ME / RIRI

今年6月にデビューしたばかりのフレッシュにして最強の逸材。その骨太なボーカルは、現在の日本のR&Bに失われた何かを必ずや思い出させてくれます。これからの目覚ましい飛躍を素直に期待。

No.3 Damage / 清水翔太

アルバム「PROUD」の人気をリリースに先駆けて牽引したミディアム・スロウ。この曲があるとないとでは、アルバムの評判にも大きく差が出たんじゃないかな。感傷をテーマにしている点でも、昨年から続くおセンチ系の制作傾向に一つの区切りが付いて、ある種の集大成的な重みをひしひしと感じます。

No.2 Plus One / 平井堅

ドラマ主題歌として初めてオンエアされた日から、この曲の魅力に釘付けとなりました。彼らしいユニークな言葉選びで織り成される、ツンデレな男女関係。初共演となったUTAとのコンビネーションも上々で、平井堅を形成する”ダサカッコ良い”キャラクターが、この曲の登場によってより確固たるものとなりました。また近いうちにぜひ、この手のアプローチをお願いします。

No.1 花束を君に / 宇多田ヒカル

堂々の上半期1位は宇多田ヒカル!個人的に、文句の付けようがない首位です。それぐらいよく聴いていました。作風自体は、2008年にリリースされた5thアルバム「HEART STATION」にも色濃く表れていた叙情的なポップス。もっとも、人間活動を終えた彼女の手腕は以前と比べて大幅に深みを増し、涙なしには向き合えないほどの壮大なリアリティを湛えています。楽曲の奥底に込められたであろう尊い思いが、普遍的なものとして降り注ぐ感動。タイアップの丁寧な消化も含めて、宇多田ヒカルの鬼才ぶりを象徴する1曲です。


いかがでしたでしょうか。

気になる曲はありましたか。

昨年にも増して趣味嗜好が広がりつつあるのですが、やっぱり上位にはいつものアーティスト、いつものナンバーが軒を連ねる結果となりました。

とりあえず上半期は、いや下半期も、トロピカルハウス、ニュージャックスウィング、シティポップ。この辺の潮流をチェックしておくといいかと思います。

ちなみに総合すると、このパートに書き至るまでに相当長い時間を費やしているので、アルバム編の実施は現時点で未定です。(正直、まだまとめてもいないぜ)

が、紹介したい作品は山のようにあったりするので、またタイミングに恵まれた際はぜひお付き合いください。

ではでは、本日はこの辺で!!

今更ですが、下半期もよろしくお願い致します!


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