【ひらめき☆マンガ教室】 課題3  鷹鯛ひさしさん「見たくない顔」の感想

感想
主人公の宇治川さんがムショ帰りの元先輩に絡まれる話。

最後まで読むと何か起こったわけでない、昔の先輩に絡まれて嫌味を言われるだけのお話が、今回の課題の演出がよく効いていて、先輩との嫌な距離感と緊張のある雰囲気がひしひしと伝わってきました。

オオゴマも見応えがありました。
その後のp14からの展開の緊張からのオチへの収束も、この読後感をコントロールするのは流石!!
前作の2つから、今作までなんとも言えない感情をオチにもってくる上手さを感じています。

気になったコト!! モブにも配慮を!!
モブみたいな主人公の心の機微が面白い作品だからこそ、本当のモブが人形みたいに感じれると、作品全体が嘘臭く感じてしまうかも⁉ とネーム段階ですが心配になりました。

岩明均「寄生獣」のストーリーに関係なかった魅力的なモブ達、アレには意味があったのだなと思い出しました。

最後に
鷹鯛ひさしさんの読み応えある作品にキラキラとした自信を感じて、読んでいて気持ち良かったです。

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