金融で読み解く次の世界

書籍名:金融で読み解く次の世界
著者:渡邉哲也
発行所:徳間書店
初版発行日:2018年7月31`日
入手先:旭川市神楽図書館
読了日:2018年12月19日

目次(コンテンツ)

第0章 金融が示す「次の世界」のかたち
第1章 貿易戦争で撃沈する中国の金融市場
第2章 欧米に迫る新たな金融危機
第3章 世界金融戦争と日本の岐路
第4章 仮想通貨はこれからどうなっていくのか
第5章 日本で始まる金融大再編

本書の内容

筆者は国内外の経済・政治情勢のリサーチや分析に定評があるという経済評論家。


現在ニュースでも話題になっている米中貿易摩擦を、70年以上続くブレトン・ウッズ体制(ドル基軸通貨体制)を維持したいアメリカと、それを壊そうとする中国という立場から論じている。

米中貿易摩擦を仕掛けるアメリカはハイテク産業に入り込む(中国政府介入の懸念がある)中国企業を排除しようとしており、これは短期的リスクを取ってでも行う中長期的な国家戦略である。

その一方で中国の取れる対抗手段は限られており、手段によっては自分で自分の首を絞めることにもなる。また次から次へとアメリカから中国攻撃を打ち出されるので中国の立場はかなり厳しいと見ている。


リーマンショック以降先進国を取り巻く諸問題や日本が抱える問題、仮想通貨のような新しく発生した問題などを分かりやすく解説されています。


■要点
・米中貿易摩擦は決してトランプ大統領個人のエゴだけではなく、これから米中の金融戦争が本格化していく
・危機管理が甘い日本の金融機関も、不正取引に利用されれば容赦なく制裁対象になってしまう
・世界は行き過ぎたグローバリズムの巻き戻しから歴史の大きな転換点にきている


私の感想

現在ファーウェイCFOの逮捕が米中関係の新たな火種になっていますが、本書の中でもたびたびZTEとともにファーウェイが取り上げられているため、事態を理解するのに非常にタイムリーな本だと思います。

なぜアメリカは「今」「中国」をターゲットにするのか?中国が進める一帯一路構想やAIIBとは何なのか?ドイツ銀行はじめ欧州金融機関が抱える構造的問題は?欧州各国で広がる混乱とEU崩壊への動きとは?パナマ文書が衝撃だった本当の意味とは?マイナンバーの本当の狙いは?仮想通貨やICOの原理と問題と各国の対応は?など今知っておくべきワードの勉強にも適した本だと感じました。

経済用語も出てきますが、基本的に重要ワードについては順を追って丁寧な解説が入るため読みにくい本ではなかったです。


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