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WEEKENDER | FEB 3rd WEEKEND

今週末に行きたい。読みたい。を週一回更新するマガジン「WEEKENDER」

今週は銀座周辺をピックアップ。銀座は、ギャラリーや画廊などが集まり、高級ブランドのショーウィンドウなどにもアーティストが手がける作品が飾ってある日本でも屈指の無料でアートやデザインを楽しめる街です。

【行きたい展覧会】

「ピアニスト」向井山朋子展

ピアニスト/美術家の向井山朋子の展覧会。毎日4時間だけ鑑賞できる展示。立春の12時から始まり、毎日1時間ずらしパフォーマンスをしていく。
毎日、1時間ずらして演奏をしていくので、日によっては深夜や早朝というメゾンエルメスでも前例がない時間で開館する貴重な機会でもある。

照明を一切点けず、小さなアップライトからコンサートグランドまで、様々なピアノが転がるピアノの森でのパフォーマンス。メゾンエルメスのガラスブロックから漏れる銀座の光と向井山さんのピアノの演奏が、普段忘れかけていた時間の流れを思い出させるものだった。
座ったり立ったり自由に鑑賞できる中でのパフォーマンスは、本当に心地良い。

時間帯によってもまた表情が変わりそうだから、朝の時間帯や深夜にも行ってみたい。

「ピアニスト」 向井山朋子展
会期:2019年2月5日〜28日
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
住所:東京中央区銀座 5-4-1 8階
開館時間:日程により異なる
休館日:会期中無休


鈴木康広 近所の地球 旅の道具

アーティストの鈴木康広さんの展覧会。日本デザインコミッティーというデザイナーや建築家などによって構成される団体のギャラリー「デザインギャラリー1953」で開催されている。
展覧会は、担当が持ち回り制で今回の展覧会は日本デザインセンターのデザイナー 原研哉が担当している。

規模は大きくはないが、鈴木さんの今までの製作してきた作品の数々を通して、鈴木さんの思考を覗けるものになっている。自分自身、鈴木康広さんのファンで何度か展覧会に足を運んでいるけど、今回も新鮮な気持ちで楽しめたし、小さいスペースながらも展示の見せ方がしっかりしていて本当によかった。
松屋銀座の中にあるギャラリースペースなので、買い物ついでに気軽に立ち寄れる展覧会です。
隣にある「デザインコレクション」も日本デザインコミッティーメンバーセレクトのデザイングッズが置いてあり、購入できる他にはないようなお店なのでこちらもぜひ行って欲しい。

鈴木康広 近所の地球 旅の道具
会期:2019年1月23日〜2月17日
会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
住所:東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座7階
開館時間:10:00~20:00
展覧会担当:原研哉


【行きたいお店/場所 

ナイルレストラン

銀座といったらこのお店。和光の時計台のある多くの人がイメージする銀座からは少し離れた歌舞伎座、東銀座駅の近くにあるお店。
席に案内されたら有無を言わさず「ムルギー?」と聞かれます。他のメニューを許さないくらい(笑)ムルギーランチという名のカレーが名物。

骨つきで運ばれてくるチキンカレー。それを要領よく店員さんが骨を外してほぐしてくれます。キャベツの温野菜とマッシュポテト、グリーンピースとご飯、チキンを混ぜて食べると今まで食べたことないような味のカレーで、本当に美味しい。本場のインドにはないけど、スパイシーで混ぜることでキャベツやポテトの甘みや旨味を感じる元祖インドカレー。銀座の名店です。

ナイルレストラン
住所:東京都中央区銀座4-10-7
営業時間:平日 11:30~21:30 / 日曜・祝日/11:30~20:30
定休日:火曜日


奥野ビル

銀座一丁目のにある1932年に建てられた築85年越えのビル「奥野ビル」
昔は銀座でも屈指の高級アパートで、現在はギャラリーやショップなどが入りアートビルとしても知られる。
個人の展覧会が多く有名どころの展示は少ないけど、ここのビルの持つ雰囲気やパワーがすごい。内装のアーチや手すりなどが現代のビルにはない丁寧な作りで美しいし、今では珍しい手動式エレベーターがかっこいよく、今では珍しいクラシカルな銀座の面影を残す場所。

奥野ビル
住所:東京都中央区銀座1丁目9−8

【読みたい本】

平松洋子『サンドウィッチは銀座で』

美味しいです。読んでるだけで、美味しいです。
食欲が湧いてきます。元気が湧いてきます。
食べるっていいなって思います。
生きるために食べるじゃない、
食べるっていいなって思える本です。
無駄な説明をしたくない本です。
お腹を空かせたい人、読んでみてください。


東京スパイス番長(シャンカール・ノグチ/ナイル善己/メタ・バラッツ/水野仁輔)『インドよ!』

カレーなる人たちのインドエッセイ集。
ナイル善己さんは行きたいお店で紹介した「ナイルレストラン」の3代目。シャンカール・ノグチさんは、インド食品の輸入、開発と販売を手がける「インドアメリカン貿易商会」の3代目。メタ・バラッツさんはスパイス販売や「女川カレーproject」をしている。水野仁輔さんは、カレー好きでは知らない人がいないカレー研究家。

そんな、インドにルーツがあったり、インドに頻繁に行く4名が実体験をもとにインドのリアルを書いる。インドに行って人生変わった!系の人たちのインド本より、インドに対して愛や思い入れがあるし、何よりインドに行きたくなる。
観光ガイドブックに載っている幻想のインドではなく、今のインドを伝えてくれる一冊です。


気になる場所や本はありましたか?週末のいい過ごし方の参考になれば嬉しいです。よい週末を〜!


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