僕が美術館

僕が美術館に行く理由は

僕は、月に5箇所以上、週に1箇所は美術館やギャラリー、アートやデザイン関係の展示・イベントに行っている。

その理由は、グライフィックデザイナーという職業に就いているからではない。もちろん、見たことは自分の仕事の中の表現や手法に取り入れる。

でも、なんで週1のペースで見に行くのかというと、東京の今の時代を生きているからです。

750以上存在する東京のアートスポット

東京やその周辺の首都圏と言われるエリアには、数多くの美術館やギャラリー、画廊が存在する。美術館やギャラリーのポータルサイト「Tokyo Art Beat」に登録されている東京都と神奈川県の美術館・ギャラリーの数を数えたところ約748もの美術館とギャラリーが登録されていた。ここに登録さえれているものだけであって、もっと多いと思わる。

これだけのアートやデザイン、写真、ファッションなどに出会える場が東京都内や都内から1時間ほどで見に行けるところに存在するのに、それを見ないなんてもったいない。

今のカルチャーを感じれる

そして、もう一つは、今の東京や日本のカルチャーを自分の五感を使って感じれるからです。国内外の歴史的に貴重なものが集まり、それを見ることもできる東京の美術館。

それだけではなく、若手アーティストが作り上げ、広がっていく新たなカルチャーを目の当たりにすることもできる。

60年代〜70年代のアングラ、80年代の広告文化や渋谷原宿の西武セゾン文化、90年代の渋谷系ブームなど、その時代の活躍する音楽家やアーティストたちは同じようなコミュニティにいて、ギャラリーなどを発表の場にしていました。

そういった後世で語らられるかもしれないカルチャーをこの目に、記憶に焼き付けていくためにも、気力と体力のある今のうちに多くの美術館やギャラリーに行っています。時代をその目で見れて証人になれるのってすごくワクワクする!

今を生きるアーティストに直接会って、話を聞いて、その作品の意図やクリエイションについて聞けるということも大きな魅力。


ギャラリーに行こう

ギャラリーや美術館なんて小難しいし、気取ってるし、なんか居心地が悪そうなんて思っている人がたくさんいると思いますが、実際変なギャラリーはめちゃくちゃ多い。

でも、インターネット上やインスタ、ピンタレストでは出会いない作品と出会え、自分の今後の人生に大きく影響を与えられる体験が待っている確率が高い。それがギャラリーや美術館。

小さなギャラリーに買い物帰りフラっと寄ったり、美味しいレストランを目的に美術館に行ってみると、自分の世界がほんの数センチだけでも広がるかも。


おすすめ展覧会

最後に、最近行ってよかった展覧会を紹介!

「安藤忠雄展―挑戦―」

建築家・安藤忠雄の今までの建築を振り返る展覧会。大阪に実在する光の教会の原寸大再現は必見。


「吉岡徳仁 光とガラス」

プロダクトデザイナーの吉岡徳仁のガラスに注目した展覧会で、無機質な安藤忠雄建築のギャラリーに展示されている無機質なガラス作品の表情の変化は美しい。







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