見出し画像

『地域に戻す』J3の話題

Jリーグ公式YouTubeチャンネルで『2024年からのJ3放映権』についてチェアマンの考えが述べられていました。

詳しくはこちらの動画を見たい人は見ればいいのですが『放映権を地域・クラブに戻すこと』が現時点の考えだと伺えます。

『地域に戻す』には課題あり!

地域に戻すと簡単にいってもその課題を1年間の間に解消できるのか、これが一サッカーファンとして不安に思うのです。

普段からあまり注目されないJ3放送されますか?

テレビニュースなどを見ても、J1だけがJリーグのように扱われ、Jリーグの順位表ですなどと放送された後に流れるのはJ1リーグの順位表。
全国区のテレビで放送されるのはJ1上位を中心とした注目カード。
地域でテレビ放送と言っても『○○対◯◯(録画放送)』という地域がたくさんある現状でJ3放送されますか?
正直、難しいんじゃない?としか思えません。

クラブに戻すと言っても…

クラブに戻すと言っても、人手不足ではないでしょうか?
J2から降格したチームとJ3に新規参入したチームでは運営に携わる人の数も大きく異なるでしょう。
資金繰りのため平日は営業し、ホーム戦には総動員で試合運営。
この状態で、クラブで頑張ってテレビ放送を獲得してください。こんなの無理でしょう。
運営する人々が疲弊してしまえば興行すら成り立たなくなります。

J3から昇格する選手をみたい

J3ができたのが2014年。
それから数々の選手がJ3から羽ばたき、J3経験選手がJ1で主力選手となっている。
そんな状態の中で、今回J3放映権をDAZNが手放してしまうのは本当に残念でしかありません。
J3の隠れた逸材を探し、個人昇格してきた選手を応援するという楽しみを奪われてしまいかねない。
この状態がすごく残念です。
地域だけではなく、注目しているサッカーファンも一定数いるのではないでしょうか。

他のスポーツ・リーグでの事例

バスケットボールのBリーグでは、B3TVといった映像配信サイトでの放送が行われています。
独自で作っている例の一つと言えるでしょう。

J3の下部カテゴリーにあたるJFLではYouTubeチャンネルで放送が行われています。

チェアマンが言われているようなベストな形が構築できれば一定のメリットはあると思います。

ですが、そもそもテレビ中継で観戦する人はなぜテレビで見るのか?
その原点に立ち返ると、
仕事の都合でアウェイに観にいくことができないサポーターも試合を見たいから
この理由も多いのではないでしょうか?
そう考えるといくら地方で放送されてもそれがアウェイチームの地域に放送されなければ見ることはできません。

地域に放送できるようにする+リーグ主導での放送サイトを確立していただきたい。
これが一サッカーファンとしての意見です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?