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元厚生事務次官宅連続襲撃事件犯人・小泉毅死刑囚の獄中論文「アインシュタインの特殊相対論は間違っている」

 今日は、ある死刑囚が獄中で執筆した論文を紹介したい。その死刑囚は、いわゆる「元厚生事務次官宅連続襲撃事件」の犯人、小泉毅だ。

 小泉は2008年11月、埼玉と東京で元厚生事務次官の男性宅を相次いで襲撃し、刃物で計3人を殺傷した。そしてほどなく警視庁本部に出頭すると、「34年前、実家で飼っていた愛犬が保健所で殺処分になった仇討ちをした」と特異な犯行動機を明かし、社会を驚かせた。さらに裁判でも、小泉は、「私が殺したのは、人間ではなくマモノだ」という特異な無罪主張をしたため、世間的には「頭がおかしい殺人犯」であるかのように思われている。

 しかし、裁判中に私が面会や手紙のやりとりを重ねたところ、実際には、小泉はむしろ知的能力が高い人物で、性格もいたって穏やかだった。そんな小泉の実像については、拙著『平成監獄面会記』(笠倉出版社)などで詳しく紹介しているが、ここで紹介する小泉の論文は、「アインシュタインの特殊相対論は間違っている」ということを論証したものだ。

 正直、私には論文の内容がさっぱり理解できない。しかし、小泉は元々、佐賀大学の理工学部に現役合格した理系の秀才で、とくに特殊相対論は学生時代からずっと勉強しており、獄中でもずっとその勉強を重ねていた。少なくとも、この分野をまったく勉強したことがない人間が書けるようなレベルの論文ではないことは確かだ。

 小泉は、この論文を専門家に評価してもらいたいという希望を持っている。ここで論文を紹介したのも、専門家の目に論文が触れるようにインターネットで公開して欲しいと、支援者を通じて私に依頼してきたからだ。論文は計3つのPDFファイルで紹介しているので、論文の内容が理解できる人がいれば、ぜひご意見を聞かせて頂きたい。

 なお、小泉は3つに分けた論文について、以下のように説明している。

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①「表現の応募にあたって」(8枚)これは、論文と解説書の概要及び補足を書いたものです。これがあると、私の理論がより理解できます。

②論文「特殊相対論の修正について」(12枚)私の理論を書いたものです。

③解説書「慣性系は本当にミンコフスキー時空なのか?」(65枚)
 これは、一般相対論と特殊相対論の矛盾を指摘し、特殊相対論は間違っていることを解説したものです。

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〈2022年3月13日追記〉
  小泉より新たに「絶対性理論(更新版)」と題する論文が届いたので、以下に公開する。


〈2023年7月27日追記〉
    小泉より新たに「一般相対論と特殊相対論は矛盾することについて」と題する論文が届いたので、以下に公開する。
    なお、小泉は、今回の論文の公開に際し、以下のようにコメントしている(※2023年9月29日に加筆修正しました)。

「特殊相対論は、1905年に発表されたので、あれから、もう、100年以上が、経ちました。この間、特殊相対論に関する数多くの検証実験が、行われ、その結果、それらは、全て、理論値と一致しました。私は、その実験結果を、全く、否定しません。むしろ、私の理論では、そうならなければなりません。しかし、特殊相対論は、一般相対論と矛盾し、間違っています。そして、私の理論では、“なぜ、地上での実験が、特殊相対論通りになるのか?”を説明することができます。例えば、素粒子の寿命が、なぜ、特殊相対論通りに延びるのか?とか、光の速度は、なぜ、0.99C+C=Cになるのか?など。なお、私の理論は、一般相対論と矛盾しません。
 物理学とは、物理現象を数学を用いて説明する学問です。ですから、もし、仮に、私の理論に間違いがあると言われるのなら、具体的に、私が導出したどの数式が、どんな物理現象と矛盾するのか?物理学や数学を用いて、ご教示いただければ、と思っております。宜しく、お願い致します。」(小泉のコメント)
 
 この論文を読み、何か意見や感想を小泉に伝えたいと思われた方は、何でも遠慮なくコメント欄に書き込んでください。

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