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運動部活動への関心3:SAはどこだ??

JRFU(日本ラグビー協会)にはセーフティ―アシスタントという制度がある。略してSA(Safety Assistant)。

「セーフティ―アシスタントは、試合の進行を円滑にし、プレーヤーの安全を図る」(http://www.gifu-rugby-school.com/safety%20assistant.pdf)

JRFU所属チームには必ず1人はいなくてはいけない。協会所属ということで言えば、高校ラグビーも一緒。資格として正直難易度の高いものではなく、講習を受講することによって付与される(有効期限は4年)。色んな意味で入り口の資格(と、思っている)。

SAはどこ?

試合が行われる時には、レフリーや大会本部に挨拶をしてサポートに入る。コート一面を1人で見るより、2人の方が距離的にも当然いい。

しかしながら、多くの試合で同じようにビブスを着てそれらしき活動をしている人になかなか出会わなかった。マネージャーの子がメディカルバッグを持っているところには出会うが、そういう感じでもない。

おそらく、顧問の先生が保有をしているケースも多いのだろう。確かに高校では生徒が取得をしても卒業をするし、途中でやめてしまうかもしれない。顧問の先生がいなければ試合もできない。ということで、確かに試合には2人いる。しかし、動き回っているのは1人。

ラグビー、でさえも

ラグビーを安全なスポーツ、という人は少ない。そんなスポーツでもなお、部活動の現場では安全管理が充分ではない。もちろん人材の問題や費用の問題、というのは関わっている中で想像がつく問題だった。それ以上に何かあるのか、この状況を改善するためには何が必要なのか。先生たちもラグビーをやってきた人たち、しかしマンパワーが圧倒的に足りない。怪我人が出てもすぐにプレーが止まらないのがラグビー。

同じことを思っている人たちも多いのだろうと思う。ラグビーという枠にとどまらず、学校部活動にトレーナーを!といった発言や、それを目指す人たちの話は聞こえてくる。でも足元がない。そこに行くまでにもっとクリアにすべきことはあるんじゃないか。そんなところから進学への興味が湧いてきた。リカレント(「循環する」から学び直しといった意味)のようなことはどこかでしたいと考えていた。そんな状況で、身近に触れていたことを題材にしようと自分の中で何かがまとまった。

読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。