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スカウティングしたって自分たち次第で、スカウティング対策だって基本性能を曝け出しているんじゃないか?

試合前の相手を見たり、次にあたる学校の試合を見ている時に

「○○が弱点だからそこを攻めていこう」

なんて話はよく出ること。
相手の弱点をつく、というのは勝ちを目指す上で重要なことですよね。

ただ、

そこを攻めて優位に立てるだけの力があるのか?

ということはまず押さえておかないといけないことなんですよね。
自分たちの実行力をつい置いて行ってしまうんですよね。
そうなってくると、相手を分析する前に己を知るということに尽きる。
何より、対戦相手が違うのに同じことをしてくるのか?ということもある。

相手から見たってこちらの弱点を攻めてくる。弱点をどう攻めてくるかということにはたくさんの方法があるかもしれないけど、
自分たちの強み・弱みをしっかりと整理してあるかということは知らなくてはいけない。

これはなんにしても同じですね。
結局は自分たちを知って、どうするか。相手はどう攻めてくるか

強みはどんどん出していく

試合を偵察している相手へのスカウティング対策としてプレーを隠すこともあるし、試合中にもここぞっていう時のためにプレーを温存しておくこともある。ただ、それってどこまでが有効なのか。
1回見られたら困るような(確実に対策されて成功率が下がる)プレーなどは確かに隠した方がいいかもしれないけど

先に見せておけば相手が勝手に対策してくれることもある

なんてこともありますよね。
それが余計な詮索に繋がってくれる可能性もある(勝手にそのプレーの裏を探ろうとする、とか)。そのプレーを布石として打つこともできる。これで相手を自分の土俵に上げることができる。
何より、、

1回見せて止められないんだったら止められるまでやればいい

わけですからね。
それがうまくいかなくても相手の反応を見ることができる。
相手の反応を引き出すことで始まる駆け引き、難しいけど有効ですね。
自分たちの強みだ、というならそれでやるしかないですよね。

スカウティング対策に戻ると
ベースプレーだけを見せたり、シンプルなことに終始することもあるんだけど、それは逆に基本性能をさらしていることになるんでしょうね。
これはシンプルゆえに隠せないし、本当の力量がわかる。

人付き合いを考えたら、肩書先行で話をするというのも(勝手な)スカウティング対策かもしれないですね。最近はマウンティング?ともいうのかな。
もちろんそういう人ばかりじゃなくて、正しく立ち位置を認識しているということも言えるので一概に言えないけど。

相手をスカウティング(分析?)したって、結局は自分の中にどういうものがあるかであって、最後は同じことになるんじゃないかと思います。試合のように優劣つけることが目的じゃないけど。


読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。