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学校管理下での熱中症による給付件数と予防対策、その歴史

最近暑くなってきました。日焼けの季節、とともに熱中症のリスクが高まる季節。久しぶりに学校安全webのデータから、学校での熱中症による災害給付件数をまとめました。

*参照データ
学校の管理下の災害 [平成30年版]
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/kankobutuichiran/tabid/1912/Default.aspx

死亡件数(平成30年度)

中学校・高等学校それぞれで各1件。学校からの帰宅時、部活動中に発生


年代別発生件数

以下の通りになります。

小学校では5,6年生での発生割合が高い。
中学校・高等学校ではどちらも2年生での発生割合が高い
 ☞カリキュラムや部活動の実働時間と関連??

部活動は3年間といいながら、実質的に夏休みあたりで「引退」(この言葉をこの年代で使うのは好きじゃない)してしまうケースが多いですからね。また、カリキュラム編成上の影響もあるのではないかと思います。

学校での活動別

発生割合の高い順としては、以下の通り。
課外活動の順位が小学校と中学校・高等学校で異なるのは、活動規模の違いによるところが大きいのではないかと推察されます。

小学校
1.学校行事
2.各教科等
3.課外指導
中学校・高等学校
1.課外指導
2.学校行事
3.各教科等

学校での活動別(詳細)

上記の区分ごとに詳細を確認すると、やはり運動部活動での発生が多いことが確認できます(中学校・高等学校)。
運動会や体育祭に比べて全体の動きが統制しやすい活動でもあるので、やはりこの割合は減らしていかなくてはいけないものではないかと考えます。
部活動も先生と生徒の比率など、検討要因は色々ありますが、それでも改善が必要です。

運動部活動での発生件数推移

高い発生割合を占めている体育的部活動中の熱中症。
平成23年度からの推移は以下の通りになります。多少の波はあるにしても中学校・高等学校ともに1,000件以上に達しています。

全疾病に占める体育的活動中の熱中症発生割合

疾病に占める割合でみると、中学校・高等学校ともに8~9%を占めていることになります。

熱中症は防げる疾病。それはプレーヤー、指導者相互の取り組みによって成立するものです。どちらかだけの問題ではないし、当事者以外にも周囲で異変を感じた人たちからの申告によって早期に発見することもできます。

以下は、以前に投稿したものですが、関連内容として。

熱中症予防対策の歴史

WBGT計測

【リンク】日本スポーツ協会:熱中症を防ごう


【リンク】一般財団法人日本気象協会:熱中症について学ぼう

【リンク】日本スポーツ振興センター ー知って防ごう熱中症-

【リンク】環境省熱中症予防情報サイト

【リンク】高温環境での運動療法中の熱中症予防についてのお知らせ~日本心臓リハビリテーション学会~




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読んでいただきありがとうございます。 日常の中から感じたことや体のこと、ラグビーや部活動の話を綴っています。 続けているとみえてくるものがある、ということでよろしくお願いします!

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ken_kohira(小平健太郎)

運命思考・アレンジ・学習欲・個別化・調和性(ストレングスファインダー上位項目)。数字を眺めて考える。運動部活動やスポーツ選手の体格などを検証しています。専門学校で講義を持ちながら学生スポーツでのトレーニング指導を展開中です。CSCS、NSCA-CPT、修士(体育学)

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