ホテルの掛け布団問題を考える

ほとんどの日本人は寝るときに掛け布団を使用していると思うが、真夏でも布団という人はそれほどいないのではないだろうか。自分は就寝時にクーラーをかけたくないので、夏になると寝室の窓を全開にしてガーゼケットをかけて寝ている。

ところが、ホテルでは例え真夏でも用意されているのは掛け布団だけであり、ガーゼケットはまず用意されていない。就寝時も冷房をつけて快適に寝てもらうことを想定しているのかもしれないが、クーラーなしで寝ると困った事態に直面する。

一般的にホテルは機密性が高いため、寝る前に冷房を切っても室温は急には上がらない。そのため、何もかけずに寝ると寒く感じるし、かといって掛け布団を使えばだんだんと暑くなってきて、朝方にはたいてい布団を蹴飛ばしているのである。

そこで、夏の出張の際にはガーゼケットを持参しているが、その分荷物が多くなってしまう。もし掛け布団の代わりにガーゼケットが選択できれば、余計な荷物を持って行かなくてすみ、ホテル側も電気代が節約できて一石二鳥ではないだろうか。