靴のサイズ表記を考える

靴のサイズ表記は日本ではcm、アメリカではUSであるが、いずれも足の長さ(つま先から踵まで)が基準になっている。例えば、足の長さが24cmであれば、国産の靴であれば24.5cmもしくは25cmのサイズの靴がフィットするはずである。

ところが、NIKEなどの外国製の靴は国産と比べて横幅が狭いため、ネットで試着せずに購入してしまうと、きつくて履けないことになる。実際に、自分の足の長さは24cmであるが、エアマックスでフィットするのはUS9.5(27.5cm)である。

このように、いくら自分の足の長さよりも大きい靴でも、靴幅が合っていなければ履くことはできない。つまり、日本人が外国製の靴を購入する際には、従来の靴のサイズは参考にはならず、靴幅がフィットするものを見つけなければならない。

残念ながら、サイズごとに身幅や袖丈などの実寸を表示しているオンラインショップでも、靴の計測までしているところはほとんどない。ネットでも安心して靴が購入できるように、靴幅を基準とした新たなサイズ表記が必要ではないだろうか。