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ステレオタイプに

"一般的に男の子は、感情を健全な方法で表すことを教わっていない。
「泣いたり、無様な姿を見せたり、弱みを見せたりできないことになっているんです」。
だから、小さいころから自分の中に閉じこもってしまう。"

男なんだから痛くても我慢しなさい。男だから字が汚いのは仕方ないよね。男だから…男だから…。

僕らはそうやってそれぞれの性別のステレオタイプに当てはめて毎日を生きている。それによって何かしらを無意識にでも制限してたりするんじゃないだろうか。

僕の場合は「女らしさ」への憧れだった。女の人は賢い。女の人は字が綺麗。そうやって見てもらっていていいなぁとか思ってた。
今思えばそれも”女性”っていうステレオタイプに当てはめられたい考えていてプレッシャーを与えてしまっていたのだけど。

「別に男性・女性とか関係なくない?」

そんなことを昔からなんとなく思っていた。気がする。
そういったことについて考え始めたのが最近。そしてタイミングよくこんな本が出版される。

「男らしさ」についてどうあるべきか考えることがテーマのこの本。
とっても良いテーマだったのでこれについては今度ゆっくり書こう。
ちなみに冒頭の一文もこの本からの引用だ。


それはそうと「男らしさ」ってなんだろう。
我慢強いこと、力があること、背が高いこと、運動が得意なこと、泣かないこと、女性を守ること、とかだろうか。

これらの中だけでも僕が当てはまるのは2つくらいしかない。
そもそも僕は恋人より身長は低いし、この時代に女性を守るなんて言葉はもう似合わないだろう。

じゃあ男らしさとやらが不足してる僕は女なんだろうか。
女らしさとやらが不足している女の子は男なんだろうか。

否。僕は別に男でも女でもない。正しくは誰かが設定した「男」ではない。
とても月並みだけど僕は僕だ。誰かの人生を生きているわけではない。

「男なんだから一家の大黒柱になって家庭を支える。」
こうじゃなくて、
「僕が守りたいと思ったから守る。」
「僕はパートナーと一緒に家庭を作る。」
みたいな言い方が本来あるべき姿なんじゃないかなぁと思う。

んで、これは周りは口出すなってことじゃなくて、アドバイスはしたいしされたいけど一人ひとり個人として扱うべきだよねってこと。

みんながああしてるから、男だから女だからこうしなさいではなくて、
君は・僕はどうしたいのか、どうなりたいのか。

そうやって考えていきたい。

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