【マーケット考察】2023.3.14

米国株式相場はまちまち。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比90.50ドル安の3万1819.14ドルで終了。地方銀行を中心に金融株が下落。ハイテク株中心のナスダック総合指数は49.95ポイント高の1万1188.84で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比2億3192万株増の15億3425万株。

先週はシリコンバレーバンクが破綻しましたが、その余波でニューヨーク州のシグネチャー・バンク も事業停止となりました。信用不安が広がり、ダウ平均は下落して取引が始まりましたが、一時的の可能性もありますが、とりあえず昨日は下げ止まった格好です。

金融セクターは依然として売り圧力にさらされてますが、 #ディフェンシブ銘柄 等を中心に買い戻しが入りました。
 
米国全土で財務的に脆弱な地方銀行の預金切り崩しの拍車がかかり、金融株の下げがきつく、特にファースト・リパブリック・バンクやウェスタン・アライアンス・バンコーポレーションなど地方銀行株は大幅に下落しました。

市場では米金融システムへの警戒感が強まり、他の米地銀にも同様の不安感が広まっているのが現状です。

米金融当局は前日、破綻2行の預金全額保護や銀行への新たな資金供給の仕組みを発表し、他の銀行の顧客を落ち着かせ、銀行の資金不足への懸念を緩和させようとしましたが、果たして今後地方銀行の連鎖破綻が起きた場合も全て預金保護するのか否かの点で、市場の不安は収まっていません。

一方で、FRBの金融政策を巡る思惑は急変。来週21-22日の #米連邦公開市場委員会 ( #FOMC )での0.5%利上げの可能性が完全に後退しているのみならず、0.25%利上げの可能性も若干不透明になり、米投資銀行ゴールドマン・サックス社は金利据え置きを予想する程です。実際に、短期金融市場では0.25%利上げの確率を完全には織り込めず、据え置きの確率は、現在36%程度で推移するという大変化となりました。

それに加えて #ターミナルレート 予想もこれまでの5.50-5.75%から4.75%まで急落し、年末までに0.75%の利下げを織り込み始めました。個人的にはこれは流石にやり過ぎだと思います。

先月及び今月の #雇用統計 、#消費者物価指数 ( #CPI ) 、#卸売物価指数 ( #PPI ) を受け、直近まではFRBの政策金利の引き上げは0.25%から0.5%へ上昇機運が高まっていました。

ところが、突然浮上した米国地方銀行の経営不安問題で、マクロ経済指標が全て吹っ飛んだ感じになりました。

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