【マーケット考察】2022.7.16

米国株式相場は、6営業日ぶりに急反発。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比658.09ドル高の3万1288.26ドルで終了。上げ幅は一時600ドルを超える場面もありました。ハイテク株中心のナスダック総合指数は201.23ポイント高の1万1452.42で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比8523万株増の10億3706万株。

企業決算報告に関して、ダウ構成銘柄の医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループがこの日発表した4~6月期決算は増収増益だった上、通期の業績見通しが上方修正されました。

また、シティグループは、市場の価格変動(ボラティリティー)上昇を受けてトレーディング収益が大幅増となり、投資銀行部門の不振を相殺したことで、減益幅は市場予想より小幅にとどまり、同社株価は13.2%超上昇しました。

ウェルズ・ファーゴ銀行は、利益がほぼ半減したものの、株価は6.2%高となりました。金融株はJPモルガンとモルガン・スタンレーの減益決算を受け売りが先行した前日とは対照的な動きとなりました。

ダウ平均は金融株、ヘルスケア株主導で、終日堅調な値動きを維持しました。ダウ平均は前日まで5営業日連続で下落していたため、安値拾いの買いが入りやすかったのも相場高をサポートしました。

経済指標に関して、(1) 6月 #小売売上高 は前月比+1.0%と5月-0.1%からプラスに改善し、予想も上回る伸びとなりました。変動の激しい自動車除く小売は前月比+1.0%。伸びは5月+0.6%から予想以上に拡大し3月来で最大の伸び。消費者がガソリン代を多く支払ったにもかかわらず、自動車やその他さまざまな商品を購入していたことが明らかになりました。このように予想を上回る内容だったことが景気後退への懸念を和らげました。

(2) 7月 #ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 は51.1と、予想外に過去最低となった6月50.0から上昇。

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待指標として重要視している同指数の1年期待インフレ率速報値は5.2%と、予想外に6月5.3%から低下。6月FOMCで0.75%利上げを決定する判断する材料となった5-10年期待インフレ率速報値は2.8%と、6月3.1%から予想以上に低下し、昨年7月来で最低となりました。このため、短期金融市場での7月FOMCでの1%利上げ確率は下落。

(3) 6月 #設備稼働率 は80.0%と、上昇予想に反し5月80.3%から低下した一方で、#鉱工業生産 は前月比-0.2%と、予想外に昨年12月来のマイナスに落ち込むというまちまちな内容でした。

(4) 7月 #ニューヨーク連銀製造業景気指数 は11.1と、予想外に3カ月ぶりのプラスに改善。また、米労働省が発表した6月輸入物価指数は前月比+0.2%。伸びは5月+0.5%から予想外に縮小し年初来で最小となり、輸入インフレの低下を示しました。

昨日の経済指標は単月では、堅調な個人消費、緩やかになったインフレ率、景気のプラス転を示唆する内容でしたが、複数月のデータがないとまだ判断できないのが現実です。

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