見出し画像

手の鍛錬(回想録)

………と言っても筋トレではありません(^^; 
手を色々と動かす事で見えてくるものがあります。
手は他の動物とは比べ物にならないくらいに多様に動きます。
しかも大脳の運動野の多くを頭と手で占めている位に身体のパーツとしての重要度が高いです。
なので普段から手をよく動かしてあげたり、触ったりしてあげる事は重要なのです。
ただし、動かすと言っても無理な動作を繰り返すとそれが障害を引き起こしたりもします。

自分は元々は結構ゲーマーで暇な日は一日中ゲーセンに入り浸ったりしてゲームし続けていたので
かなり負担がかかっていました。
ある時自分の意識とは裏腹に勝手に指が曲がってしまったり、動かなくなってしまったりして結構困ってしまった事があります。それもゲームやる時だけその症状が出るというわけのわからない状態。
調べてみたらジストニアという症状で、自分の意思とは無関係でこわばったり変な動きになってしまうというもの。

生活環境も変わってゲームもやらなくなりましたのであんまり気にならなくなっていましたが、たまに立ち寄ったゲーセンでゲームしようかと思うとやはり動かせなくなった。
これは根本的に何かを変えないといかんなと思い、手の動かし方を手探りながら研究を始めました。
そこから数ヶ月して全く症状は出なくなりました。

指先とか手を酷使する人の中にはこういう症状の人もいると思います。
基本的にバネ指とかも腱と腱鞘が云々と一般的に言われますけど、個人的にはこのジストニアっぽいノリの一種かなーとか思ってたり。

さてどうやってこれを克服したかと言うと手の開閉運動を単純に行って変な癖を抜くというもの。単純な動きなら脳への負担も少ないし、運動の再教育としてみれば簡単でいいかなと思ったからです。
特に手を開く側の動きが日常生活ではあまりやらないと思うので重点的にやりました。
開くコツとしては拳頭の部分。専門用語としてはMP関節のラインを扇状に開いていく練習をします。この時、指から開くという感じよりも根元を開いていくように意識します。最初はあまり動かないと思いますが、少しずつ広げていく練習をします。もう一つコツとしては真横に開くのではなく、手の甲の横カーブを作るようなイメージでやってみてください。
親指と人差し指が互いに向き合うような配置をしてから広げてみると良いかもしれません。
逆の閉じる動きはそこから自然に力を抜けば勝手に閉じますので軽くふんわりと握ってください。

↑これは普通に開いた場合。これではなく………

↑こういう感じでやると人差し指から小指までの開きがやりやすくなります。

↑正面からみるとこんな感じ。

………あんまり綺麗な写真ではないですねスイマセン(^^; 

一日に数分だけやる感じでOKです。

手の動きに関しては色んなトレーニングをしましたが、この動きが原点になっています。

単純な動きから脳に再教育する事、それが施術後の運動指導する上で大事なポイントになります。
施術だけしても、その後の動かし方のクセ、脳みそのプログラミングを変えないとまた同じような症状に悩まされる事になりますよ………

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?