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中古でLet'snoteを購入した(1年ぶり2回目)

経緯

昨年、中古購入したLet'snote CF-NX4は液晶がTN液晶で非常に視認性が悪かったので、メルカリにて売却した(ほぼ購入時と同額で売却できた)。
その後、ヤフオクにてCF-XZ6のLTEモデルを見つけたので、落札した。

この機種はディスプレイ部が独立し、タブレットとしても使用できる設計になっているため、外出時にタブレットとしても使えるかなと期待。

外装にやや使用感はあるが、大きなキズや凹みもなく、割と良い状態。
使用時間も3000時間程度と短めで、バッテリーも結構元気な状態だったため、結構当たりの個体だった。

LTE接続を試行

せっかくのLTEモデルなので、LTE接続を試みた。
今年の頭に購入して使っていなかったRakuten Pocket Wi-Fiに付属しているRakutenのSIMがあったので、それを挿入してみたが接続できなかった。
APN設定画面のAPNの種類を「インターネットとアタッチ」にする必要があるようだったのだが、そもそもその選択肢が表示されていない状態だった。

Debianをインストール

原因切り分けのため、別OSではどうなのかを確認することにした。
Debian Testingをインストール。
インストールは問題なく実施でき、Wi-Fiモジュールも問題なく認識したため、ネットワークインストールできた。
インストール後に起動してみると、LTEモジュールも問題なく認識していたので、APN設定などを行い、接続を試みた。

結局ダメだが

APN設定や別回線(UQ)のSIMに変更などを試したが改善せず、接続不可だった。
ただ、IMSIやMSISDNなどのSIMカード上の情報は参照でき、44011を含む電波も受信できている事は確認できた。
syslog上でも3GPP Registration Timeoutなどが出ていたため、モジュールの故障ではなく設定の問題と判断した。

原因判明

原因を探るため、色々とネット上を検索しているとモジュール自体に設定保存領域があるとのこと。
その領域に入っている設定値をATコマンドを利用して確認してみたところ、前所有者のAPN設定が残っていたため、削除した。

方法

①modem-manager-guiのインストール

# sudo apt install modem-manager-gui

②screenのインストール

# sudo apt install screen

③認識状態の確認
ModemMangerGUIを起動し、LTEモジュールが認識されているかを確認。
認識に問題ない場合、どこで認識されているかを確認
(私の場合は、/dev/ttyUSB2だった)

④モジュールにシリアル接続する

# sudo screen /dev/ttyUSBx # 

⑤ATコマンドを実行

AT+CGDCONT? # 現在のAPN設定値を確認
1,"IP","xxxxxx","0.0.0.0",0.0 # xxxxxxの箇所がAPN設定値。出力は個体によって異なる。
AT+CGDCONT=1,"IP","rakuten.jp" # 楽天のAPNを設定する場合
OK #正常に実行できた場合は、OK。異常時はERRORが出力される
AT+CGDCONT? # 設定が反映できているか確認
1,"IP","rakuten.jp","0.0.0.0",0,0 # この出力がでたら成功。

⑥NetworkManagerにてAPNなどを設定する

参考

結果

Rakuten UN-LIMIT VIで通信ができるようになった


参考

開通手続き時にインターネットに接続できない、APN設定をしたい|Rakuten Mobile

通信モジュールを工場出荷状態に戻す設定方法について|ソフトバンク

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