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「王様と私」東京公演がとんでもないことになりそう

いよいよ7月11日に「王様と私」東京公演が開幕します。

2015年にニューヨークのリンカーン・センターで上演され、トニー賞ミュージカル部門のリバイバル作品賞を獲得したこの舞台。主演はそのトニー賞で主演女優賞に輝いたケリー・オハラと、言わずと知れた世界のケン・ワタナベ(トニー賞では助演男優賞ノミネート)。渡辺謙ががん手術を乗り越えて挑んだ再演、そして昨年のロンドン公演を経てついに東京で幕を開けます。

日本公演の計画も進んでいるだろうなあ、と思いつつ、もはやブロードウェイのトップレベル女優になったケリー・オハラは来ないだろう、来るとしてもコンサート形式かなんかだろう、と考えた自分は昨年ロンドンで観てきました。

しかし、近年ラミン・カリムルーはじめきら星のごときスターたちを次々日本に呼んでいる日本の興行関係者の努力を自分は甘く見ていたようです。この舞台をこのコンビで、そして日本で観られるなんて、本当に感謝しかない。

そこに加えて、きょう7月7日七夕の日に重大発表がありました。

チャン夫人役にルーシー・アン・マイルズが!チャン夫人の発表が遅れていたので、ひょっとしたらという期待感はありました。

彼女はケリー・オハラや渡辺謙と共にこのカンパニーを支えてきた出演者の一人であり、トニー賞では助演女優賞を獲得しています。

昨年ロンドン公演を目前に控えた昨年の3月5日にブルックリンで交通事故に巻き込まれ、自身も怪我を負い、そして娘さんを失いました。

現在は仕事に復帰して舞台にドラマにと活躍しています。

そのルーシー・アン・マイルズが出演する!

整理すると「トニー賞リバイバル作品賞」の舞台が、その舞台で「トニー賞主演女優賞」「トニー賞助演女優賞」「トニー賞主演男優賞ノミネート」を獲得したキャストで再現されるということです。

ここまでスゴい来日公演はそうそう観られるものではありません。自分が観たものでは2009年の、アダム・パスカルとアンソニー・ラップが出演した「RENT」以来。

しかも、ロンドンで首相役を公演し、王様役もこなした大沢たかおも出演。映画「キングダム」王騎将軍役も記憶に新しいところですが(自分の記憶には長澤まさみの脚しか残っていませんが)、ウェイトを15キロも上げて臨んだそのプロ意識が話題になりました。

舞台ではわざとたどたどしい英語を使っていたものの、自分がロンドンに行ったときちょうど開かれていたイベントのステージでは、渡辺謙とともに流暢な英語を披露。そこでもプロ意識の高さをのぞかせていました。

今回、ルーシー・アン・マイルズの出演は7月11日から15日までの限定ということなので、チャンスは最大でも7公演。運よくその期間のチケットを持っているので、楽しみに劇場に向かいたいと思います!

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