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チームは誰の手で作られるのか? (前編)

皆さんこんにちは!盛吉健吾です。最近観たFCバルセロナのドキュメンタリーがとても面白かったので文字に書いて残しておこうと思います。

このドキュメンタリーはルイス・エンリケ時代のFCバルセロナのトップチームで働く人達を題材にしたドキュメンタリー映像になります。
そして興味深いのは、監督がメインではなく、各コーチングスタッフやその他スタッフをメインに作成されていること。
スペイン語とカタルーニャ語ですが、
・超一クラブにはどんな人間がいるのか?
・超一流クラブはどんな仕事で機能しているのか?
などの面でとても勉強になりました。

実際どのような仕事をしている人がでてきたのか?紹介したいと思います。

1・レセプション

トップチームの選手やコーチの出欠から外部からの練習参加、練習見学の受付などを取り持っている仕事。トップチームの大きな窓口てきな存在を果たしている。

映像に出てきたホセ氏とエンリケ監督

2・フィジカルセラピスト(理学療法スタッフ)

彼らは怪我をした選手のメニュー作成や回復状態の管理を行うスタッフ。

ドクターの診断を元にリハビリから通常トレーニングへの合流までのプロセスにおいて、非常に重要な役割を果たすとされる仕事である。

3・チームドクター

選手の身に起こった怪我や病気を正確に診断し、どう処方するかを判断する仕事。

理学療法スタッフやフィジカルコーチなど、その他スタッフとのコミュニケーションも重要になってくる。

4・テクニカルスタッフ1(左)キーパーコーチ(中央)

カタルーニャ語で「EQUIP TECUNIC」日本語にすると備品技術者というような役職のすスタッフがこの映像には2人登場しています。
1人はEdu Ponsさん(左)。

彼トレーニングや試合において選手に搭載されるGPSデバイスのデータ管理を行っている。近年のトップリーグにおいては当たり前となったこのGPSデバイス。走行距離や最高速度などを含めた数百種類のデータが取れるという。「必要なデータを必要な人へ渡す」過程が存在する中で、彼の仕事はとても大切であると言える。

キーパーコーチの存在の必要性はもう言うまでもないが、キーパーはかなり特殊性を持つポジションである上に監督とのサッカー観を共有していることも大切な仕事の1つ。

5・テクニックスタッフ2(右)

もう1人の「EQUIP TECUNIC」として登場するFrances氏。

彼は選手のジムトレーニングの管理を担当している。FCバルセロナのトレーニングジムはグラウンドとロッカールームの間に配置してあり、選手はグラウンド~ロッカールームを移動する際に必ずジムを通る。Frances氏はこの配置導線も非常に重要だと話す。

6・用具係

ルイスエンリケ時代の用具係はこの3方が担当。

試合のユニフォームやシャツ・パンツ・ソックス・シューズやレガースまで、選手にまつわる用具の全てを管理する担当。

チャンピオンズリーグやリーグ戦などの各コンペティションごとに使用するウェアが異なったり、アウェイ戦の遠征などでは、搬送するパッキングが15近くになることもあるとか。大変ですが大切なお仕事の一つです。

まとめ

ドキュメンタリー映像に出てきた、いくつかの仕事を紹介しましたが、皆さんは「なぜこのような業務が存在しているのか?」の理由の大きな部分は何だと思いますか?
僕は「選手にプレーに集中できる環境を与える+各個人に自分の仕事に集中してもらう」だと思います。各場所に各プロフェッショナルが存在していることが、無限の改善や向上を生んでいるのかもしれません。。。

他にも興味深いお仕事がたくさんあったので、続きは後編で。

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