(9)みんなに笑われるところからすべてが始まる

8月某日。

以前から考えていたある企画を提案する。

が…。

提案する先々で笑われてしまった。(鼻先で笑われるというのも含む)

毎度のことながら…。

「ああ、また、ここから始まるんだな〜」と思う。

かつては、提案した企画を笑われたり、否定されたりすると、落ち込んだり、怒ったりしていた。
しかし、自分の敬愛する大先輩のお二人から、こういう話を聞いた。

一人は作家さん。
その人曰く、
「企画を否定されたら、"ああ、こいつは、俺のセンスがわからないんだな、カワイソーに"と思っとけばいい。企画に力があれば、必ず反応してくれる奴が出て来るんだから」

一人はプロデューサーさん。
その人曰く、
「新しい企画を出すと、みんな、そんなのできっこない、やれるわけない、って、だいたい全員が全員言うんだよ。つまり、そこからがスタートってことなんだ」

このお二人の話を聞いて、パッと目の前が開ける思いだった。
以来、企画を蹴られても笑われても、カッとなることはなくなったし、ズ〜ンとなってしまうこともなくなった。

多くの人達に笑われてしまう企画というのは、肯定的に考えれば、その彼らの「常識の枠外」にあるものということだ。
だから、理解できない。
だから、否定する。
だから、笑う。
しかし、彼らが抱いている"常識"というやつは、決して"絶対"ではない。
その絶対ではありえない"枠"を超えてしまった企画であれば、いずれ必ずセンスのある人達の琴線にひっかかり、そこからさらにブラッシュアップすることによって、間違いなく実現する。

そんなわけで…。

みんなに笑われてしまったことで、晴れて新しい企画の第一歩を踏み出す。

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ありがとうございます!今日も幸あれ!
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梶研吾

漫画原作(『交通事故鑑定人・環倫一郎』『"殺医"ドクター蘭丸』『そば屋幻庵』等)、監督(『ウルトラマンマックス』『ウルトラマンギンガ』『牙狼』ゲキ×シネ『髑髏城の七人〜アカドクロ』『ハツカレ』等)、脚本(『黒塚』『ウルヴァリン』等)、大学教員(神奈川工科大学情報学部D科特任教授)

エッセイのようなもの 2018年

ちょっと長めの他愛ないつぶやきです。
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