30人、50人、100人の組織の壁を超えたい経営者に送る1on1が必要な理由
組織の壁と言われるものがあります。具体的には、30人の壁、50人の壁、100人の壁と言われています。30人の壁というのは、組織が大きくなるにつれて個人の集団から組織になっていくというものです。
50人の壁とは社長の下のマネジメント層が上手くマネジメントできない、100人の壁はマネジメント層の下がマネジメントできないという課題です。この壁を越えられずに組織を崩壊してしまっというスタートアップやチームが多くあるように感じます。私自身も学生時代に運営していた団体で30人の壁と60人の壁を経験しました。
組織が大きくなるにつれて生じてくる問題に対する対応策を考える必要があります。今回は1on1という一対一の面談を通じて、この組織の壁をどのように解決できるかということに関してお話したいと思います。
1on1とは何か
1on1とは、定期的に上司と部下面談をして話し合いをするということです。話す内容はプライベートのことだったり、仕事のことでも直接業務に関係ないことも話します。イメージはコーチングや、カウンセリングに近く、上司が部下が話したいことを全て聞いていくということです。間違っても、上司が部下のパフォーマンスについて詰める場ではありません笑
この何がいいかというと上司と部下の間に信頼関係が生まれ、言いにくいことを言えるようになること、部下に心理的安全性が生まれることによってギスギスした関係が改善すること、パフォーマンスが良くなることが挙げられます。
30人の壁と1on1の効果
30人の壁というのは、組織が大きくなっていく中で今までは個人の集まりであったり、社長のカリスマ性によってうまく回していた組織が大きくなっていくことで、個人から組織になっていかなければならないという課題です。30人なってくると、社長の目が届かなくなったり、部門間の対立があったり、誰が何をしてるのかということがわからなくなります。今までただ個人が高いエネルギーを持って活動してきたというものから組織としてのマネジメントに一気に変わります。
この問題をどうやって解決するかというと、まずは社長が部下が見えなくなってくるので組織として上司が部下をしっかりと把握することができるようになるということが重要です。1on1を行うことによって、上司と部下が信頼関係を築くというひとつの方法にあると思います。また組織間の対立も不満が蓄積され解消されていないので、組織に対して不満をぶちまけることが起きてしまうので、しっかりと上司が部下の不満を聞く場所を作ってあげることが大切です。
一人一人のコミットメントに差が出てくるという問題も、部下がどういう時にモチベートされるのか、またどういうことで悩んでるかっていうのを上司が部下から話を聞くことによって解決することができます。
出典:30人・50人・100人の壁！？ベンチャーの組織が壊れる理由
50人の壁と1on1の効果
個人の集団が組織化することができた後に、50人の壁がやってきます。問題としては、マネジメントが社長から離れてしまったりとか、マネジメントが部下との関係がうまくいかずに、マネジメントとその部下による対立が生まれるということが挙げられます。
例えば、なぜこの人がマネジメントになっているのかという不満が上がったり、マネジメントが新しく入った時とかにうまくチームをまとめることができずにその組織の中で対立が起きてしまうということが挙げられます。
これはどうやって解決するかというと、マネジメントの力量が問われてますので、まずはマネージャーがしっかりと部下の話を聞くということをしてあげることで部下の不満の解消ができると思っています。
そしてマネージャーのスキル向上にも1on1が役立ちますので、そこで学びながら成長していくことが必要です。
出典:30人・50人・100人の壁！？ベンチャーの組織が壊れる理由
100人の壁と1on1の効果
100人の壁とは何かというと、組織が個人の集団からしっかりとした組織になってきた時後に、更に大きなピラミッド構造が生まれていくというところで生じるものになります。
自分自身100人の壁を体験したことはないのですが、100人前後の組織になってくると、しっかりとインフラが整ってたり、仕組みがないと成り立たないと思います。
私の最大の組織運営経験は70人前後でしたので、イメージがちょっとつきづらい部分ではありますが、マネジメントクラスの下に課長がついて、そこがなかなかマネジメント能力が無く、50人の壁におけるマネジメントの問題が生じます。これに対する解決策としては、50人の組織の壁の問題と同様1on1を行うことによって、課長が部下と話し合いを行うことによってマネジメント不足の問題を解決することができます。
出典:30人・50人・100人の壁！？ベンチャーの組織が壊れる理由
まとめ
このようにベンチャーにおいて、30、50、100人の壁が必ず生じてきます。それはなぜかというと組織が、個人の集まりから組織としてのマネジメント、そしてより大きな仕組みによる組織運営と組織が変わってくるからです。
この道は組織が必ず通るものなので、その壁を1on1の実施によって解決することができるのではないかと思っています。
1の1をすることによって、上司と部下の間に信頼関係が生まれ、そして部下の心理的安全性が担保されるということで、組織間の対立や上司への不満、上司のマネジメント力不足という問題を解決することができます。是非まだ、1on1を実施されていない場合は、是非的に行ってみてください。
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