従業員エンゲージメントを向上させる50の施策まとめ一覧(記事最下部)
従業員の離職率を下げ、リファラル採用を強化するにはエンゲージメント向上が必要
従業員エンゲージメントの向上は、離職率低下や、リファラル採用を強化する上でとても大切になります。
離職に悩んでる会社は、基本的には従業員のエンゲージメントが低いため、従業員が辞めてしまいます。
エンゲージメントを上げていくことはスタートアップにも求められていることであり、それによって離職率を下げることができるので、エンゲージメントに関する関心は高まりつつあります。
従業員エンゲージメントは、おおよそ8つの領域に分かれ、エンゲージメントスコアは会社の他人へのお勧め度になる
従業員エンゲージメントは、おおよそで8つの領域に分かれると言われています。
1.組織文化
2.社会的認知度
3.仕事のやりがい
4.成長
5.人間関係
6.環境
7.評価
8.報酬
になります。
またエンゲージメントスコアは、基本的には会社の他人へのオススメ度になります。NPSといいますが、以下の質問を用いてエンゲージメントを可視化します。
「親しい友人や家族に自社をどのくらいお勧めしますか(1~10段階で回答)」
※自分と価値観の近い人にお勧めすると想定
スタートアップにおいて、エンゲージメントを向上するためには、まずサーベイを用いてエンゲージメントを可視化して、低い項目に対してアクションをうっていくということになります。
上記の領域において、代表的な施策があるのでご紹介したいと思います。
各項目を上げる代表的な方法があるので、まずはそれを実践する
〜組織文化・社会的認知度・仕事・成長項目を上げる方法〜
例えばまず組織文化は、基本的にはやはりミッション・ビジョン・バリューが作られているかどうか、そして作っていたとしてもそれが浸透させきれているかどうかということが大事になります。
これは10人を超えてくると必要になってきて、会社がどういう方向性なのかを示し、一体感を持つ上で大切になります。
また組織が20人30になってきたら、毎回その会社の大切にしている価値を話すのは難しいので、バリューにして浸透させていくというところが大切になってきます。
社会的認知度に関しては、代表がブログで発信するとか、会社の資料をまとめたパワーポイントを作るですとか、登壇・メディア掲載を狙う等が上げられます。
社長がブログをやって、発信していくっていうのはほぼマストですね。
仕事に関しては、やはり仕事のやりがいがあるかどうになります。これは日々1on1面談で確認したりとか、会社としてキャリアパスを作ってあげるとか、OKRを設定してチャレンジングな目標設定して頑張ってもらう等が挙げられます。
スタートアップであるのは、例えばメディア企業で働いている人が記事を書くことしかやることがなく、やりがいを感じなくなるというケースです。
その場合は記事を書く上でもなるべくチャレンジングな目標にするや、他の役割も持たせてあげる等によって、やりがいを増やしていくっていうこと大事になります。
成長に関しては、なるべく頻繁に、気づいた時にフィードバックしてあげるとか、OKRを用いてチャレンジングな目標を設定する等が挙げられます。
この辺は本当に上司部下の関係によります。マネージャーがプレイングマネージャーになってしまい、マネジメントが出来ず,仕事・成長・人間関係が崩壊しているケースが多いです。
なので、その場合はなるべくマネージャーを新規に採用してその人にマネジメントやってもらうってことが大事ですね。
それが難しければ、マネージャーを育てるしかないんですが、それは時間がかかります。
当然、その中で1on1をやるとか、マネジャーの役割を絞って、選択と集中を行って、マネジメントに時間をかけれるようにしてもらうということが必要です。
〜人間関係・環境・評価・報酬を上げる方法〜
人間関係は、急成長スタートアップで生じているケースが多いです。
なぜかというと、マネージャーがプレーヤーから昇格して、忙しくてやる事たくさんあって部下の面倒見ることができず、人間関係が悪化するとケースが多いからです。
これの対応策は成長の項目でも触れましたが、外部から優秀なマネージャーを入れてくるか、マネージャーを育てるかになります。
どちらの場合も1on1を徹底して行うことが必要です。1on1はほぼコーチングに近くて、部下が何に悩んでいるか、どういうことにモチベーションを感じるか等をを話すというものになります。
色々とコンサルティングをしてく中で、基本的に人間関係が崩壊してる会社は1on1を行っていないケースが多いですね。
1on1をしっかりやって毎週30分、そのために絶対時間作って、コーチング的な形で上司と部下が話すだけでだいぶ楽になります。
環境に関してはスタートアップだとなかなか難しいと思います。ただリモートワーク可能とかフレックスタイムとかその辺取り入れられことは、やってみた方が良いでしょう。
性善説マネジメントで、その辺は自由度を持たせてやっていくっていうことは大切です。
評価に関しては、評価制度が必要な会社は50人を超えてきた頃になります。評価の不納得感とか処遇への不公平感が出てきたら評価制度を検討するくらいで良いと思ってます。
なのでそれまで、大事なのはどちらかというと承認の部分ですね。
ピアボーナス入れて褒めるとか、表彰する等、基本的に相手を認め、称えるという文化が根付いてないと、人間関係にも通じますが、組織はギスギスしてうまくいかなくなっていくというケースが多いです。
報酬に関しては、スタートアップにおいて報酬を高く上げるのは難しいと思います。
なのでストックオプションでカバーするとか、非金銭的な報酬のような感謝や飲み会を奢るとか、ランチ連れていってあげるとかそういうものでもいいと思ってます。
または最近のトレンドでは、日払いをして給与のタイミングを早めるという取り組みがあります。
国内外の会社が従業員エンゲージメント向上に努力している
海外を含めた実際のスタートアップのエンゲージメント向上施策をまとめたので、共有させて頂きます。
まとめ
上記のエンゲージメント向上のための50の施策にもまとめましたが、エンゲージメントを向上させるための方法は沢山あります。
まずは会社の状況を可視化して、どの項目が低いか、そしてその項目が低い原因を特定した上で、最適な打ち手を実行する必要があります。
従業員のエンゲージメントを向上させることで、離職率が下がり、そしてリファラルも強化されるので、組織に課題感があるスタートアップはエンゲージメント向上に取り組むべきです。
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