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イスラエル・テルアビブ在住。米・ノースウェスタン大学とテルアビブ大学のEMBA(Exe…

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イスラエル・テルアビブ在住。米・ノースウェスタン大学とテルアビブ大学のEMBA(Executive MBA)プログラムに通学中。10年間コンサルののち、退職、現在甲羅干し中。

最近の記事

イスラエルのスタートアップエコノミーに関する3つの誤解(前)

テルアビブ大学の社会人向け大学院(Executive MBA)に留学して4か月目に入った。大学院のクラスメイトにもテック系のキャリアの人が多いのと、テルアビブはこじんまりとした街でイベントにもふらっと参加しやすく、色んな人に知り合ったり、情報も手に入りやすい。ただ、事前に思っていたのと違うところもあり、「あれ、これはイスラエルのスタートアップエコノミーに持っていたイメージと違うな・・・」という気づきを共有したい。少々刺激的なタイトルだが、日本から現在イスラエル経済は期待や羨望

    • イスラエルから見える世界地図2019:テクノロジーと中東和平

      2019年が始まった。ユダヤ教では西暦での新年を祝わないのでひっそりと1月1日を迎えた。テクノロジーブームは花盛りで、おしゃれなテルアビブの街は世界中からの人々で活況を呈している。同時にイスラエルは常にパレスチナ問題や中東和平の課題に直面している。昨年は米国の首都移転が大きくクローズアップされたけれど、中東の一部の国々との雪解けが進むなど今年も動きがありそうだ。元々ユダヤ人が世界中に散らばっているということもあり、イスラエルという国は政治で経済で、世界の色んな国々とつながって

      • 水道料金2万円の将来~水道法改正の議論について思うこと

        先日水道法が改正され、水道における民間参画の方法がより多様化することとなった。予想通りセンセーショナルな見出しが多数ネット上には上がっている。例えば、「命の水を営利企業に売り渡すなんて許せない!」「外資の手先が日本に入ってきて食い荒らすに決まっている!」など。 筆者は過去コンサル会社でインフラ関係の分野に長期間関わっていたが、水道に限らず、古くは第3セクター、そしてPFIの導入、コンセッション方式とインフラを巡っては常に「官か民か」という議論が繰り返されてきた。最近では大阪

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