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2023年ふり返り

初めまして。畔上(あぜがみ)と申します。
株式会社Zenmetryという会社の取締役Co-founderをしています。
その前は、大手電機メーカーを経て、東大系のスタートアップの取締役COOなどをしていました。
初Noteですが、ちょうど大晦日なので、紅白歌合戦をみながら、2023年のふり返りをしようかと思います。
毎月ベースで思い出を語ろうかとも思いましたが、紅白が終わりそうだったので備忘的にダイジェスト版でまとめます。

【第1四半期(1〜3月)】:バックオフィス構築、アクセラ参加
立ち上げから参画していましたZenmetryですが、2022年の12月に取締役に就任し、フルタイムでの参画となりました。
まず着手したのはバックオフィス構築でした。特に手作業で一つ一つ対応していた振込作業を総合振込で一括対応にしたり、法人カードを作りAPIで会計システムとSlackに連携したり、と地味に手間がかかる部分の自動化を進めました。
また、グロービスが主催するアクセラ、G-STARTUPにも参加しました。G-STARTUPはプログラム自体も有意義でしたが、卒業後の今でもアルムナイイベントやシェアオフィスなどでお世話になっています。(1/10まで、8th Batchの募集中です。めちゃくちゃおすすめなので、ご興味の方はぜひ応募検討ください!)
G-STARTUPからの学びの一つとして「初期のユーザーはよりプロダクトが刺さる相手に絞って、熱狂的なユーザーを探せ」というものでした。すでに実施していたユーザーインタビューを再度やり直し、より深い顧客のペインを探し直しました。

【第2四半期(4〜6月)】:ユーザーストローリーの作り直しと全社合宿
やり直したユーザーインタビューをもとに、ユーザーストーリーの作り直しを実施しました。Zenmetryはフルリモート・副業メンバー中心の開発体制ですので、ストーリー議論のために、全社合宿を実施しました。「禅」の心を大切にするため、日本橋のコレド室町の中の茶室「橋楽亭」にて実施しました。リモートのメリットはあるものの、フェイストゥーフェイスでの会話の大切さも実感しました。

【第3四半期(7〜9月)】:シリコンバレー派遣、資金調達の開始
7月には代表の長友がJETRO主催 J-STARXプログラムにより、9月には東京都主催のX-HUB TOKYO、STARTUPS OUTBOUND PROGRAMシリコンバレーコースによりシリコンバレー派遣に参加し、現地のエコシステムを紹介いただいたり、ポテンシャルカスタマーへのユーザーインタビューなど非常に有意義になりました。
また、世間を席巻している生成AIブームもあり、AI対応についても、「AI風味を出さないと調達できないぞ」というフィードバックを複数いただき、AI対応の加速を進めました。
個人的にはこのようなスタートアップに対する海外派遣プログラムは増えていていいチャンスだと思いますが、より効果的にするにはある程度定期的に複数回派遣、訪問することで、プロダクトやビジネスの進捗を見せることで、より効果的になるかと思いましたので同様のプログラムに参加される方は複数回の渡航を検討されてはいかがでしょうか。
また、資金調達に向けた投資家の皆様との相談を開始しました。個人的には4回目ぐらいの資金調達ですが、米国のテック株市況の厳しさなどを反映して、間違いなく最も資金調達環境が厳しい資金調達になることが予想できました。

【第4四半期(10〜12月)】:資金調達本格化、クローズドベータテスト開始
夏頃から投資家の皆さんにお時間いただき、事業内容の説明や、最近の投資動向などの情報収集などを、10月頃から本格的に資金調達交渉に入りました。また、クローズドベータ版を用いた限定的なユーザーに対するベータテストを開始し、さまざまなフィードバックをいただきました。
資金調達に関しては、再会され始めた対面のイベントなどを通じて良い縁があり、引き続き交渉を続けています。特にスマートラウンドさん主催の「今をときめく!投資家壁打ち」は1on1で時間をとって複数の投資家と壁打ちができ、非常に刺激的かつ有意義でした。次回以降も開催があると思いますので、興味のある起業家の方は、迷わずノミネートされることをおすすめします!

個人的感覚では、あっという間に過ぎ去った感のある2023年でしたが、振り返ってみると、あれもこれも詰め込んでいました。また来年もよろしくお願いいたします!




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