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熊谷知事のお知らせ『人口戦略シンポジウム』

各種政策協議の後、東京に行き、人口戦略シンポジウムに出席。

消滅可能性自治体などで報道も盛んにされていたかと思います。知事有志の中でも人口減少問題への危機意識が高く、私含め多くの知事が参加していました。

DX化などによる生産性向上を行うことは当然として、それでも急激な人口減少の影響はあらゆる分野に及びます。

子育て支援策の充実も重要ですが、非正規雇用の改善など雇用環境の取組、女性の各種負担の軽減など、あらゆる政策を総動員する必要があります。

政府が取り組むべき課題ではありますが、県としてもできることを積み重ねていく考えです。

私個人としては、他先進国と比べて日本は初婚と初産が逆転していない少数派の国であること、出生率の改善で有名なフランスやスウェーデンがPAC制など婚姻の手前であるパートナー制度を有していることなどにもっと注目するべきだと考えます。

日本も含めたアジア諸国が1900年代に当時のキリスト教的価値観を取り入れ、それが各国の伝統かのように社会を縛り、当の欧米は既にその価値観の先に進んでいることを見ると、なかなか複雑な気持ちになります。

なお、外国人労働者に関しては、既に日本は諸外国でもトップレベルに外国人労働者を受け入れている国です。日本人の労働人口の急速な減少を、外国人労働者の増加で軽減しているわけですが、それでもこれだけの労働力不足が深刻化している状況です。

この辺りはどこかでしっかりまとめて説明したいと思います。

※転載に当たっては熊谷知事の許可を得ています。

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