見出し画像

廻船問屋というお仕事

私が2003年に東京から移住して来て20年が経ちました。妻の実家は昔から魚の加工を行う会社と『廻船問屋』を営んでいました。
皆さんは廻船問屋という職業、聞いた事は有りますか?私は銚子に移住して来て初めて知りました。簡単に説明すると主だった仕事は
・船が獲って来た魚を船主の代わりに販売する(販売代行業)
・魚を高い相場で販売する
・船員の身の回りのお世話(生活に必要な買い物、病院への送迎など)
中でも弊社では大型の旋網船を主として廻船問屋を営んでいます。
魚を全てのカメに積んだ場合(満船と言います)約400トンの魚を積んで来ます。
積んだ魚はその日のうちに水揚げしなければならず船は必ずどこかの港に帰港します。
その船を自分の港(銚子港)に呼び込むことも重要な仕事です。(廻船誘致と言います)
特に銚子漁港は12年連続水揚げ量、日本一です。これは大変素晴らしいことだと思います。
銚子漁港では水揚げ量1万トンまでは1日で処理出来ると言われています。
これだけの量を処理できるのは、それを買い受けできる買受人の存在とそれを保管しておける冷冷蔵庫屋さんの存在です。当然、水揚げを終えた船にも氷を仕込まなければなりません。400トンの水揚げをする船には(魚種や船ごとに差はありますが)氷は100〜120トンが必要です。また魚を運ぶ運送屋、魚を詰める為の発砲や段ボールを扱う資材屋も有ります。
このように大型の旋網船に関わる様々な業者さんが居て初めて成り立ちます。

12年連続日本一を達成している銚子港。
そしてそこに魚を水揚げしてくれる漁業者。
そしてそれを支える地元起業。
その一部に携われていることを誇りに思います。
今後も日本一を達成し続けていけるよう事業者としても議員としても働きかけて行きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?