見出し画像

#3 soarの記事の紹介「握手をした瞬間に、相手が笑顔になるんです」ーー筋電義手「handiii」開発者の近藤玄大さんと義手ユーザーの森川章さん

初めまして、依田賢一(よだ けんいち)と申します。

前回に引き続きwebメディアsoarクラウドファウンディングリターンイベントin大阪の書き起こしをしています。

目次はこちら

それでは続きをどうぞ

3 soarの記事の紹介

話し手:soar編集長 工藤瑞穂さん(夏の暑い日に吹く窓から入ってくる涼しい風のような声をされていると僕は思いました。)

 soarは「人の可能性が広がる瞬間を捉えるwebメディア」というコンセプトをもっています。私たちsoarの信念として、え〜、人は自分の中に必ずエネルギーや可能性を持って、生まれてきていて、ただそれが、病気や障害などの理由であったりとか貧困や格差のような社会の仕組みのせいで、可能性に蓋をされて可能性が発揮できないのだとしたら、そういった人たちがマイノリティという立場になるんじゃないかなと思います。

 なので、その可能性の蓋を取って、広げていくような、そういう素晴らしい事例だったりとか生き方の可能性っていうのを伝えていきたいなという風に思っています。

 soarは英語で「鳥が空高く舞い上がるとか、羽ばたく、気持ちが高揚するという意味があります。なのでロゴマークも鳥の羽になっているんですけれども、この言葉のように全ての人が、自分の可能性を生かして羽ばたいて生きていけるような、気持ちを高揚させていきていけるような、社会にできたらなという想いがこもっています。

 2015年12月にスタートして約3年半活動しています。障害のある方やLGBTホームレス、難病患者、そう行った人たちに対して、デザイン、ビジネス、教育など、様々な手段を用いて、彼らの可能性を広げて、ネガティブをポジティブにしているという素晴らしい事例をどんどん紹介していっています。

はい。

ではいくつか事例も紹介したいんですけど。
は〜い今日はですね。
ご本人がいっぱいきてるんですよ!
なので、ご本人ネタを中心に行きたいなと思っています!!

(左がhandiii開発者の近藤さん、右が義手ユーザーの森川さん。)

私たちが一番最初に出した記事がこちらでですねこちらのこの森川さんが今日来てくれていて(工藤さんがさっきよりも笑顔で紹介を始めています)

(森川さんが手をあげる。)森川さん:はい!

工藤さん:ありがとうございます。大阪在住なんですね!

(会場拍手。)

 森川さんはえ〜仕事中の事故でこう腕を亡くされて、え〜こちらのですねあの隣の近藤さんという方が筋電義手のハンディというものを作ってまして、残っている腕の信号を読み取ってこう指先を動かせるっていう義手なんですけど、3Dプリンターというのを使ってすごく安価にえ〜自分の好きなデザインで作ることができるっていう義手です。

 森川さんよく、握手をするっていうデモンストレーションをしていて、私もなんども見たことがあるんですけども、あの〜、子供達が、こう腕がないと聞いた時に

「かわいそう」とか
「怖いな」

という思いを抱いたりをすることもあると思うんですが、森川さんが握手をするともう必ずといって良いほど子供達はすごい笑顔になって、え〜

「素敵な、おじちゃんの腕かっこいいね」
「素敵だね」

みたいな感じで笑顔になってくれたりして、こういう瞬間ていうのが、今までは障害がある人っていうのがネガティブな存在だったかもしれないけれども、ぐっと身近になったりとか、え〜ポジティブな存在になったりする瞬間だな〜という風に思っていて、私はこういうのがすごくsoarな瞬間だな〜と思っています。

 森川さんでも、今日はこの義手じゃない筋電義手を・・・?

森川さん:そうですね

工藤さん:動かせたりします? 

(森川さんが腕をあげ指を動かす。動かすと少しの機械音とともに動く様子が見えた。)


会場 おおおぉ〜と拍手が起きる。

工藤さん:そう拍手が起きるくらい!!

(会場 全体が笑い声で溢れる)

工藤さん:また別のブランドのものなんですけれども、もしよかったら握手ってできたりします??

森川さん:大丈夫です。

工藤さん:ぜひ握手したい方森川さんまでよろしくお願いします。

(会場 笑い声がいくつか聞こえる)

工藤さん:あとはこういった盲導犬という昔からある制度についてご紹介したりとか・・・

続く



ここから先は

0字

¥ 100

サポートでいただいたお金は今後インタビューをする方の謝礼として使わせていただきます。読んで頂いた方に届きやすい文章を心がけていきます。