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家で里山を再現するのが里庭9 「庭木のお手入れは植物たちとの会話の第一歩です。ポイントを覚えて里庭ライフを楽しんでください」


公園のような広大な敷地で樹木を育てるのであればご自由気ままにどうぞともなりますが、個人のお庭ではそのようなわけにもいきません。里庭は狭いながらもみんなで楽しくのびのびと生きてこう〜がもっとうの暮らしと共存の庭で〜す。

植木のご紹介

私どもの里庭の一部を紹介しましょう。幅2メートル長さ6メートルの長方形の土地です。
広くないこの中にアルプス乙女(美味しいリンゴです)。どんぐりの実が沢山実るコナラ。ハッサク(美味しい実が収穫できます)やジャンボレモン(見事なレモンです)、ハナユズ(本ユズよりも使い勝手が良いので大好きです)。ショーナンゴールド(見た目はちょっとですがめっちゃ美味しいです)も一緒です。マイヤーレモン(ケーキのようなレモンです)、キンカン(毎年8キロ態度収穫しています)、モモ(毎年20個程度収穫しています)、ブルーベリー(毎年1キロ程度収穫です)、カキ(甘柿です)も仲良しに暮らし。ジュンベリー(見事に実がつきます)、ヒメレモン(キンカンのようなレモンで、加工したものはビタミン豊富なケーキのようです)、ベニバナトチノキ(気品あふれる素敵な花です)などの樹木が元気に過ごしています。敷地内には他にも多くの植物が共存しています。
この章では前述した樹木の管理のポイントを紹介したいと思います。文章と写真だけではなかなかご理解しずらいかもしれませんが、「こうすればこうなるんだ」との植物の変化が感じ取れればきっと今後のご参考になると思います。

里庭づくりや全体管理などをさらに詳しく知りたい方はかのこ環境大学の果樹講座の受講がよろしいと思います。

ブルーベリーの花です(短枝以外には花芽なつきません)
短枝を出させるのがコツです
花が咲いた場所全部に実がつきます。花が咲いたけど実がつかないのは受粉する花アブなどが来ない。肥料が足りない。水不足などです。
右の実がなっている後ろの細い枝の先端を見てください。つまんだあとがあります。これが大切です。
この写真ですと中央のちょっと薄緑の枝です。この枝先端を摘みます。
ジュンベリーですこちらも花が咲くのは短枝だけです。無闇に切ると短枝はほぼ出ません。
このように花が咲けば実がつきます。
短枝を出すには強く切り戻さないことです。
モモは中果枝(30〜40センチの枝)を大切にしてください。短枝がでてしまったら短枝の先端を切ると中果枝に変化していきます
実が重いので支えてあげてください。
必ず摘果してください。こちらはジャンボレモンです。一つの枝に一個を目安です。欲張ると来年が不作となってしまいます
摘果したものはドレッシングにどうぞ。
柿は大木になります。折れやすい木なので小さく育てて楽しんだください。
とても美味しいカキです
実は2年目の枝から出た新芽につきます。柿につきましては「木のカルテ」を見てください。【カキノキ】誰でもできる背丈でたくさん無農薬果実の収穫。神保流!剪定革命術。
ハッサクの花芽と花です。ブルーベリーと同様に先端を止めます。
ハッサクです。
マイヤーレモンです
ハッサクです
キンカンの花です
キンカンは若い芽に実がつきます
生食、加工など幅広い用途がありますのでぜひ育てて見てください
柑橘類は鶏糞と馬糞(牛糞でも?)がとっても良い感じです
アルプス乙女も短枝に花がつきます
摘果を繰り返します
一つの枝に2個です。3個は欲張りすぎです。
こんな感じです
とっても美味しい小さなリンゴです
ヒメレモンの花です
素晴らしレモンです。個人差はあると思いますが、食べると肌がすべすべ。シミが極端に消えてビックリしました。ヒメレモン効果でしょうか。他に心あたりがありません。
葉っぱも良いですがピアスのような花が素敵です
さくらんぼです。こちらも短枝を出すように管理します。短枝を発生させるためには6〜8月の剪定が重要です

つづく

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