見出し画像

CFA Level 1&2 振り返り + Level 3学習方針

当記事の趣旨

はじめまして、Kenです。2021年2月のコンピューターベースに移行したタイミングからCFA試験に参戦しています。

ブログ的な文字起こしは今回が初めてです。もともとはLevel 3までパスした暁には合格体験記でも書いてみようと考えていましたが、前回CFA試験から時間が空いてしまったので、過去の自分の行いを振り返り、当時の失敗を悔い改め、来たるLevel 3の学習戦略について頭の中で整理してみようかという試みです。

なお、ここで記載する学習計画や内容の再現性については保証いたしません、というかあまり特別なことはしていませんのであしからず。


学習開始時のあれこれ

学習のきっかけや背景

まずCFAの学習を始めたきっかけですが、当時ベルリンで受講していたMBAプログラムがぬるすぎたのと、現地就活するにあたってわかりやすい専門性の証明が欲しかったためです。

修士課程の1stセメスター中にインド人クラスメイト(クラスメイトの90%がインド人でした)が数名CFA学習を検討しており、「お前もどうや?」と情報共有してくれたのがCFAを知るきっかけでした。
2ndセメスターでは「データ分析」に関する専門を取るつもりでしたが、大学と教授のコミュニケーションミスによりまさかの開講されないという事件が起こりました。しからば、もともとの実務経験に基づいて「会計・ファイナンス」を取るかという流れから、せっかく学び直すならとことんやろうということでCFA学習に着手したという流れです。

そして後ろを振り返ると、実際に着手していたのは私一人だけでした。。。

学習開始時の知識レベル

当時の知識や経験としては、実務レベルの会計税務や再エネ関連のプロファイ管理、基礎的な統計知識とPython機械学習系ライブラリの簡単な実装あたりでした。それと趣味で株、先物、オプションに手を出し爆損するレベルです。

一方で、英語力は渡独前にTOEIC600くらいでフィリピンに2か月ほどスパルタ語学留学し、辛すぎて泣いちゃうくらいのレベル。結局、渡独時までにたいして伸びずTOEIC800ちょい、IELTSはOA 6.0といわゆる限界留学生でした。もちろんDeepLなど翻訳はガンガン活用しています。それでもCFA学習中では、むしろ日本語で調べた金融用語や解説の理解の方が難しくと感じたのを覚えています。

情報収集

Level 1の検討・着手時は、CFA学習TipsさんのWebサイトが主な情報源でした。当時からすでに情報がとても充実しておりましたが、最近デザインも変わって更に利用しやすくなっているようです。

その他ブログの体験談なども断片的に読み漁っていましたが、英語の記事には手を出していませんでした。
Level 2からはもう少しは幅広く300Hoursなどもチェックするようになっていました。

これまでの試験結果

すでに目次からも分かる通り2回しくじっております。現在Level 2までパスし、Level 3には申し込んでおりません。
・2021年2月 Level 1 Passed 
・2021年11月 Level 2 Failed
・2022年11月 Level 2 Failed
・2023年5月 Level 2 Passed

さて、以下早速過去の試験を振り返ってみます。

Level 1振り返り

学習方針

当時学習はかなり手探りでしたが、順当にテキストを読んで見るところから始めました。具体的には以下のとおりです。

  • 教材はSchweserエッセンシャルパッケージのみ(公式テキストは一度も開かず)

  • Schweserテキスト全教科流し読み→章末問題2、3周

  • 全分野要点をノート(目的は慣れない英文を読むことに対して脳みそをアクティブにすることであり、知識としてはあまり定着せず、その殆どについては二度と開かず。この点、Level 2で改善)

  • MockについてはSchweserのPractice Exam4本、公式Mock3本、計7本を2-3周

  • 特に当時SchweserのPractice Examもテキスト現物があったことから、解答・解説欄に魔術書のように書きこみ(Level 2ではオンライン移行のため廃止)

  • 暗記(フラッシュカード)は原則取り組まない方針だったが、試験直前の詰め込みのみ実施

当時、コロナ真っ只中で試験がペーパーベースからコンピューターベースへ移行のため2回延期となり、また、修士課程も1セメスター延長したこともあり、時間だけは有り余っていましたので上記の分量でもまったりとこなしていました。ラストパートを除いて。。。

学習の感触

学習を進めるにつれて着々と知識が定着している実感はありましたが、とにかくMockが7割超えませんでした。2周、3周目はもちろん超えていましたが、初見のMockのススコアが50‐60%あたりで完全に沼ってました。試験直前も焦りが見られます。

また、こんなものも残ってました。なんとか右肩上がりには見えますが、体感平行線でした。

学習開始から本番までにPractice Exam4セット、公式Mock3セット、
計7セットの初見解答時スコア推移

結局試験直前まで点数が7割を超えることはなく、直前のラストスパートではSchweserのQ-bankを狂ったように全分野全問正解するまで解き切って帳尻を合わせていった記憶があります。最後の1カ月は1日13hコースで突っ走っていました。上記の学習方法からもわかるように要領がとても悪かったと感じていますが物量で乗り切りました。

試験の感触と結果

手応え的にはMockよりもかなり簡単であった記憶があります。試験中はとにかくミスをしないことだけに気をつけて、二重三重にチェックをする時間もありました。結果は以下の通り。

当時の結果は以下の通り、全体的にバランスよく得点できていました。

というわけで、2回延期の末ようやくLevel 1を終え、そのままの勢いでLevel 2へ進みました。

Level 2振り返り (1回目、2回目…)

1回目の学習方針 (試験日: 2021年11月)

Level 1の際にはノートをつけながらテキスト読み込みから入りましたが、正直効率が悪かったなと感じ、Level 2学習では逆引き法を実践してみました。

順序としては、いきなり章末問題→わからん→解説→それでもわからん→テキスト読み込みというものです。ただ、さすがに全体像をつかむために目次と関心のある分野をいくつかピックアップして流し読みはしましたが、限定的でした。
あと、当時CFA Japanのスタディーグループに参加しておりました。私が参加したグループでは、公式テキストの章末を各自事前に解いておき、週末にわからない点があれば相互に質問し合うという方針を取っていました。

1回目の学習と試験の感触

当時、修論の研究と執筆、そしてなんといっても現地での就活にかなりのリソースを割いていましたので、CFAの学習密度はかなり低かったと自覚しております。Schweserは章末問題一周だけこなし、残りは週末のスタディーグループでの学習のみに注力しておりました。
幸い試験前の10月に就活を終え、残り一ヶ月を再び1日13h地獄トレーニングを実施しましたが、正直全くと言っていいほど学習量が足りていなかったです。Mockの得点率も一部記録が残っていました。

終始学習方針の一貫性がとれておらず、
Level 1のときにつけていたMockの得点率推移記録も一部のみ

ただ、謎に楽観的なまま試験に臨んだ記憶がありますが、自分がチンパンジー以下であることは自覚していたようです。

結果はもちろん全然ダメダメでした。論外です。

配点の高い科目の殆どで70%を超えることができませんでした。

当時仕事の状況も読めなかったので、一旦1年後の2022年11月に再受験することに決めて、ぼちぼち学習していこうと心に決めました。

2回目の学習方針、いくつかの問題 (試験日: 2022年11月)

1回目の学習状況を改めて見返してみると、見るも無惨。テキストでノータッチでスキップしていたところも多く、手を付けた分野の理解もかなり浅いものとなっており、結果として知識も定着していませんでした。
ここで更に2つの問題に直面しました。

1つ目は、SchweserのPassProtection™の条件未達です。Schweserではオンライン教材の回答率が一定水準を超えているとPassProtection™により合格するまで更新された教材を無料で使うことができるポリシーがあります。私は、当時このポリシーの存在を知らずに条件を満たしていなかったので、改めて買う必要がありましたが、ケチってCFA公式教材にシフトすることにしました。Schweser教材を購入されている方は確実に条件を満たしておきましょう。

Schweser’s PassProtection™ for CFA® Exam Prep:
https://www.schweser.com/cfa/pass-protection

2つ目は、年末年始にゲームに手を出してしまいました。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけの息抜きなんや、、、とか言いながら2022年5月頃まで全く学習に手がつかない状態が続いてしまいました。ゲームとは恐ろしいものです。(そして今現在もその呪縛に囚われています。)

ふと我に返ってから約6か月、少しずつ学習量を増やしていき、図書館通いでコツコツを対策をしていきました。

Schweserが使えなくなったことで、公式のMockだけだとちょっと不安だったことから2回目の受験からはSalt SolutionなるプロバイダーのMockも追加購入しました。1セットだけであれば無料でMockを受けられますし、サブスクもUSD209/月なので最後の追い込み一ヶ月だけであれば費用もそこまで負担にならないレベルなのでおすすめです。

しかし、やはりMockの点数が全然伸びずに試験前にはこのとおり精神崩壊を起こしています。

2回目の試験直前に…

少々脱線しますが、2回目のCFA試験体験を語る上で避けられない話が一つ。なんと、試験前日に妻が乳がん宣告を受けてしまいました。
妻は事前に検査手術を受けており、検査結果を聞きに私も付き添いで病院にいっておりましたが、当時良性のしこりと聞かされていたので安心しきっていたところからの衝撃的な宣告でした。

事が事なので試験ももちろんスキップすることを考えましたが、ステージや今後の手術方針などは精密検査を受けてからでないとわからず多少時間が必要であったため、二人で話し合ってとりあえず翌日の試験は受けることにしました。(詳細は割愛しますが、幸いステージも早期で必要な手術も全て順当にこなし、今ではすっかり元気になっております。)

2回目試験の感触と結果

試験当日は上記の出来事の影響がないとは言えない状況でしたが、あまりにも現実味がなかったことから逆に落ち着いており、精神的には十分に集中はできていたことを覚えております。
しかし、結果は残念ながらまたもや突破できず。前回よりもまともであるようには見えますが、やはり学習方針において大切な何かが根本的に足りていないといった印象でした。

前回同様配点の高い科目の多くで得点率が70%を超えていませんでした。

Level 2振返り (3回目!!)

3回目の学習方針 (試験日: 2023年5月)

3回目のリトライについては正直妻の病気のことがあったので迷いましたが、妻には前日の宣告が試験に影響を与えたと思ってほしくなかった(実際に試験に落ちたのは確実に私自身の学習不足でした)のでLevel 2は早々にパスしておこうと決め、直近受験が可能な2023年5月を選択しました。

ただし、やるからにはとことんやって確実に受かる必要がありました。そこで、演習をこなしているのにMockの得点率が上がらない問題について、単にチンパンムーブをかましていると自虐で済ませるのではなく、この頃にしっかりと考えてみることにしました。

それまでは演習や演習の物量に伴ってMockの得点率もあがるのだろうと信じてがむしゃらにやってきましたが、このときになってようやく逆引き学習法の罠にハマっていることに気が付きました。すでに見たことある問題を70%-100%の完成度で理解したとしても、初見の問題には50%前後の得点率となってしまう。つまり、全く網羅性と応用性に欠けているのではないかと。現に、テキストをパラパラめくってみるとノータッチの部分がかなり残っていました。

すると、おぼろげながらバケツのイメージが思い浮かびました。

???「イメージの話だよ。」

知識そのものを水、頭の中の記憶領域をバケツ、バケツの水位を到達可能なCFA得点率上限とします。これまで、1つのバケツの水位を上げていけば得点率は50%、60%、70%と線形に上昇していく期待しておりましたが、現実はそうは行きませんでした。よくよく考えたらそうですが、何を学習するにおいても確実に停滞時期が存在します。

そこで考え方を変えてみました。大きな60%と書かれたバケツは小さな50%と書かれたバケツいくつも内包してます。それら内包されている全ての50%バケツを満たしてからでないと、次の目標である60%バケツの水位は上がりません。つまりいくら50%バケツを完璧に満タンにしたところで、全体のバケツの水位は上がりません。そして、60%バケツから70%バケツへ向かう際にも同様のプロセスが存在します。

「バケツ」がゲシュタルト崩壊してきたのでこのあたりで唐突謎例えシリーズは切り上げますが、何が言いたいかというと、Mockなどで50%を得点したからといって知識レベルが50%水準にあるとは限らないというマインドセットを持って改めてストイックに学習に望む決心をしました。逆引きにより学習の順序こそ違えど、結局テキストに書いてあることは網羅的に学習する必要はあるんだぞと悔い改めました。

この罠を解消するべく、とにかく公式問題集を網羅的に、また暗記が定着していないものについて自身を持って問題が解けるレベルでの「完全理解」に努めました。具体的な対策としては主に3つありました。

  1. 公式テキストの章末問題及びMock得点率が70%超えるまで解きまくる

これはある種苦行のように聞こえますが、時間を節約するために一つだけ工夫しました。初見で自信を持って解けた問題には二度と触れないということです。具体的には、

一周目:ガンガン解く過程で、回答を全て確実にノートに残しておきます。答え合わせの際には間違ったもしくはわからなかった問題には✗、自信がないものは△をしっかりつけておきます。
二周目以降:一周目の回答時に✗もしくは△だった問題のみを解きます。あらかじめ回答シートを準備しておき一周目で◯だったものには先に答えを書いておくことで、オンラインでの解答時には答えを見て解答(つまりスキップ)します。

ここで注意したいのは何をもって◯と判断するか主観が残るところです。私の場合は、瞬時にロジカルに回答できないものは全て△として判定し、完全回答を目指していきました。これはMockも同様に行っていきます。

そして3回も間違えている分野については、何をどう言い訳しても理解できていないところなので、問答無用でノートを作成します。(次の具体策参照)

70%を達成できていない科目はエンドレス演習
協会Mockにも同様に実施
前半が2周目、後半が3周目のMock得点率推移

2.難解テーマのノート作成

もう一点は、能動的なノート作成です。
どうしても暗記できないものや似た用語で混乱していると感じた箇所は自分なりの解説ノートを作成し理解力を深めることで応用力につなげるようにしてみました。ここで自分なりの言葉での完全理解を目指しました。

このノートはLevel 1のときのようなテキスト読みと並行して惰性で作成するものとは目的が明確に違います。本当に理解ができていない部分のみに実施し、最低でも問題が解けるレベルまでの理解を深めるためものでした。「本当の本当に理解できない!!」というトピックのみをピックアップし、なるべくノート作成の対象となる用語は極限まで絞りました。(結局30ページ程度)

ここから更に試験直前で自信のない部分は、更に深堀りしておきます。(当日直前見直し用の数ページ程度)

図でも自分なりの言葉でもなんでも差し込んで頭の中を整理することが目的
記憶の定着のために一文はなるべく短く簡潔に要点のみ

3. 暗記の徹底

上記の理解ノート作成を行うことで、確かに暗記の精度が増した感触がありました。ただし暗記の対象は主に用語か短い文章のみで、スキマ時間で行うためテンポを大事にしました。(むしろ反射神経トレーニングのような感覚)

過去の暗記学習を振り返ると、初回試験時は暗記カードを作成するだけ作成し復習できず、2回目では暗記に頼ろうとカード枚数や1日あたりの学習枚数を更に倍増するも理解が追いつかないことから演習に結びついていませんででした。3回目にしてようやく腰を据えて各用語や公式を理解しながら記憶を定着させていったイメージです。

下記グラフは暗記学習の記録です。3回目の一日あたりの学習枚数は減っていますが、余裕を持ったスパンで常に緑部分(定着中)の割合が高かったことがわかります。最終的な暗記カードの枚数は1,075枚でした。

縦軸: カード枚数、横軸: 現在からの日数、色: 淡赤 (追加直後)→赤 (学習中) →緑 (定着中)
一番左から2021年11月、2022年11月、2023年5月試験前の暗記学習状況

3回目試験直前の雰囲気

流石にここまできたらやれることはやってきた感は出てきて、謎に戦闘力 (?) が増してきた雰囲気が出てきてました。眉間にシワとか寄ってたでしょうし、多少ガンギマっていた感はあったかと思います。

3回目試験の感触

Level 1の時とまでは行きませんでしたが、当日の試験はあまり難しいとは感じませんでした。ミスの内容、各問題2、3回ずつ見直しながら解答を進めていき、最後に5-10分ほど余るといった感じでした。結果は以下の通り。

配点が高い科目を中心に得点率70%超

Level 3の学習戦略について考えてみる

さて、思いの外振り返りが長くなってしまいましたが、私としてはこちらが本題です。

試験と学習開始のタイミング案

Level 3の試験のタイミングは2025年のカリキュラム変更後の着手を考えております。変更後のカリキュラムでは、試験配点のうち25-35%はSpecialized Pathwaysと呼ばれる3つの専門分野 (Portfolio Management, Private Markets, Private Wealth)のうち一つが選択可能になるとのこと。私の現在の業務内容を鑑みてPrivate Marketを選択する予定です。

CFA InstituteのWebサイトに公開されている情報について簡単に確認しておきます。まず、これまでの共通コアとして下記の分野は従来と変わらず継続されるとのこと。(どうやらEthicsは地獄まで私達につきまとってくるようです。)

・"Asset allocation." Capital market expectations, macro forecasting, handling constraints.
・"Portfolio construction." Equity, Fixed Income and Alternatives portfolio construction, Institutional versus private wealth portfolio construction, trading costs.
・"Performance measurement." Performance attribution, manager selection, Global Investment Performance Standards.
・"Derivatives & risk management." Options strategies, swaps/forwards/futures strategies, currency hedging strategies.
・"Ethics." Code of ethics, standards of professional conduct, Asset Manager Code.

Level III Specialized Pathways (CFA Institute Webサイト)
 https://www.cfainstitute.org/programs/cfa/exam/level-iii-pathways 

更にPrivate Marketsを選択した場合、以下の7つのチャプターで構成されるとのこと。見る限り、VCやPE、また、事業会社が行うオルタナを含む投資実務に関わりがありそうです。個人的にも、現職やこれまでの経験とも深く関わりのある分野なので面白そうだなと感じました。

1. “Private investments and structures.” Features of private and public investments and markets, private investment methods and structures including equity debt real estate and infrastructure, types of and difference between performance metrics, comparison of risk and return profile to public markets as part of strategic asset allocation.
2. “GP and LP perspective and the investment process.” General Partners and Limited Partners roles, responsibilities and interactions in managing private investment funds and difference from public fund managers, alignment of interests between private investment firms and their investors including fee structures, calculation and interpretation of private market fund performance from an investor perspective including fees and carried interest, favorable characteristics of private investment targets and sources of value creation, due diligence and business planning in private investment process, alternative exit routes and impact on value.
3. “Private equity.” Private equity strategies over the company life cycle, characteristics of venture capital and growth equity investments, characteristics of buyout equity investments, valuation of private equity investment for venture capital, growth equity and buyout situations, risk and return among private equity investments and versus other investments as part of strategic asset allocation.
4. “Private debt.” Use of debt financing in private market strategies and across investment lifecycle, use of leveraged loans, high yield bonds and convertible bonds in private market strategies, use of mezzanine debt and uni-tranche debt in private market strategies, private debt profile and ratio analysis to value private debt investments, risk and return of private debt investments versus other private market investments as part of strategic asset allocation.
5. “Private special situations.” Addresses event-driven opportunities involving financial dislocation or distress, characteristics and risks of special situations, features of distressed debt, financing alternatives for issuers in financial distress and investment strategies in distressed situations and capital structure arbitrage and convertible arbitrage, features of complex investment situations involving financial dislocation or stress, due diligence and valuation processes used to evaluate special situations, risk and return among special situations as well as versus other private market investments as part of strategic asset allocation.
6. “Private real estate.” Private real estate investment features, economic value drivers of private real estate investments such as value-add and opportunistic and their role in the portfolio, due diligence and valuation processes for private real estate, distinctive investment characteristics of timberland and farmland, risk and return among private real estate investments as part of strategic asset allocation.
7. “Infrastructure.” Private infrastructure investment features, investment methods and investment vehicles and their uses, infrastructure investment process over the project life cycle and roles of debt and equity financing, due diligence and valuation processes for infrastructure investments, risk and return among infrastructure investments as part of strategic asset allocation.

Level III Specialized Pathways (CFA Institute)
 https://www.cfainstitute.org/programs/cfa/exam/level-iii-pathways 

狙うべき試験日

変更後カリキュラムのリリース時期についてまだ公式のアナウンスはない理解ですが、従来の試験日サイクルが継続するのであれば直近では2025年2月 (2024年5月申込開始) か、2025年8月 (2024年11月申込開始)のどちらかが候補に挙がってきます。

現在別件で取り組んでいるドイツ語B1試験のことを考慮すると、2025年8月受験の方が濃厚な気がしています。どちらにせよLevel 2に課金しまくりましたのでEarly Bird Discountは確実に抑えておきたいところです。

CFA Institute: https://www.cfainstitute.org/-/media/documents/support/programs/cfa/2024CFA-Program-Exam-Schedule.pdf より

これまでの反省と学習方針

前回の失敗はなんといっても逆引き学習法の罠にハマったことだと思っています。今回は記述が絡んでくるため演習方法が変わってくるかと思いますが、早い段階からSchweserか公式テキストのどちらかの演習を網羅的に取り組んで行こうかと考えております。効率の良し悪しはあれど近道はないということを肝に銘じて学習に望みたいと思います。

また、覚悟が決まらないまま試験に申し込んでしまっていたところも大きな反省点です。学習時間の確保は家庭や現職の状況に依存しますが、モチベーションが高い状態で最低8ヶ月は確保しておきたいところです。2回、3回目となるとモチベーションの継続が著しく困難になることは今回身にしみて感じたので、申し込むからにはもちろん一撃必殺を狙います。

まとめ

さて、ちょっと書くつもりが想定よりもかなり長文になってしまいましたが、ここ数年を振り返る良い機会でした。これからはもう少し文量を減らして、色々なトピックのアウトプットができればいいなと思います。

CFA Candidateの皆さんはそれぞれ様々なモチベーションで試験にチャレンジなさっていると思いますが、CFA Level 1をパスし、Level 2 Candidateになったその瞬間から我々はもう引き返せないところまで来てしまっていると考えていいでしょう。

「引き返せる内は旅ではない。引き返せなくなった時に、初めてそれは旅となる!」

アニメ『宇宙よりも遠い場所』より

であれば、あとはとことんやるしかないでしょう。目的地に向かって一緒に走りきりましょう!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?