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”東京が人を変える”は半分正しそう

こんばんは。まつけんです。
みなさんいつもお仕事頑張ってて偉いですね。本当にお疲れ様です。
働いているだけで、素晴らしい。なのにいざ自分のこととなると

「もっといいところに勤めたい」
「もっとお金欲しい」
「なんなら稼いでる旦那or彼氏ほしい」
「タワマン住みたい」
「いい車に乗りたい」

なんてこと言い出す始末になるのが、人間の意地汚い部分なんですよね。
はっきり言って最高です。
サムネの写真はそんな女性を映し出した物語がありましたので、是非



さて今回は、そんな人間の意地汚さ、ダメな部分をかき集めた地獄みたいな本を見つけたので紹介します。
ちなみにホリエモンはこの本を大絶賛してました。笑

この部屋から東京タワーは永遠に見えない

(集英社単行本)  麻布競馬場(著) 

こちらはたまたまTwitterで著者のツイートが流れてきて、彼のアカウントを覗いてみるとあまりにも共感できる部分が多くあった(同い年とか)ので試しに買ってみました。
私はタイミングよくKindleのみ割引があったので、kindle版で買いました。

あらすじ

まずこの小説は短編が何話もあり、それぞれの話は基本的に全く別の話です。
共通しているのは「東京での出来事」と言うところぐらいですかね。
話の内容ですが、基本的に主人公となる人がどうしても他の人と比較をしてしまい自らを追い込んでしまうお話しです。

一つのエピソードを軽く話すと
双子の姉妹として生まれた姉は勤勉で"もさい"、妹は容姿端麗、妹は姉の勤勉で"もさい"感じがすごく嫌いで、それを応援する両親を軽蔑していた。姉は1浪するも医学部に受かり、医者になる。妹自身は容姿端麗だったため、勉強はできないが、難なく大学、大手就職するも自分のアイデンティティが顔でしかないため、男で自尊心を保つことしかできない。しかし婚約者には浮気をされ、パパ活に手を出してお金の感覚がバグる。一方姉はダサい彼氏ができ妹はバカにしていたが姉は結婚し、なぜか言いようのない幸福感が滲み出ている。それを見た妹は焦燥感にさなまれ独身30歳を迎えた。

どうでしょうか。この時点でお腹いっぱいの人は読むことをおすすめしません。笑

いずれにしても東京を舞台として
「学歴」「会社」「彼氏彼女」「親の育ち」「出身」「年収」「タワマン」
「高級」「才能」「顔」「スタイル」「センス」「出世」「パワハラセクハラ」
「一等地」「東カレ」「不倫」

知らなければ、気にもかけないような話が次から次へと続きます。

私の感想

個人的に読んで思うことを3つ挙げたいと思います。

①知れば知るほど奥が深い東京

タイトルの回収にもなるんですが。
東京という場所はマジで広いし深いです。
大学でも会社でも思いますが、出会いがあればあるほど嫌な人も良い人もたくさん現れます。同時に知らないこともたくさん知ることができます。
例えば、ジョエル・ロブションは「30歳になるまでにデートで行けたらイイ女」という言葉があること。
コリドー街や恵比寿横丁。
実は出会いの場(いわゆるナンパスポット)でコリドーなんかは商社マンが多く、女の子に名刺を渡してナンパするそう。女性陣も名刺を見て飲むかどうか決めるという。
一応言っておくと、私の名刺はピッカピカのまま名刺入れにずっと残ったままでした。

一例ですが、こうしたことを知ることで、性格や価値観が変わることは必ずあると思います。少なくとも私は色々と変わりました。

②幸せは他人と比較できない

本編にも多く出てきますが、いわゆる”幸せ”と言うやつを他の人と比較したがります。これが病む一番の原因のような気がします。
本来幸せとは自分が決めることで、他人が決めることではないと思っています。
幸せの決め方が「他の人よりいい暮らしだから」「他の人よりいい家だから」だと
一生幸せにはなれない気がします。
そして大概はマウントを取るようになっていきます。もう誰も救われません。
そういえば前も同じような投稿をしてたので置いときます。

自分が自分の中だけで納得できる幸せを私も探していきたいと思います。
ワンピース探すみたいやな。


③知らない方がいいこともある

書いて字の如く、知らなければ何も追い求めないし気にかけない。これが一番いいことだと思います。
よくテレビとかで、野球選手が現役時代の稼ぎで暮らしてた金銭感覚が稼ぎが減った後も変わらないこと。これに近いような気がします。
知ってもなお水準を変えないのが理想ですが、これはかなり精神力が入りますよね。
人間ってよく深いですからね。
名門のラグビー部、野球部は女子アナ、某アイドルを食い散らかしてるとか、、、おこぼれよこせよ!

はぁ
私も河川敷の雨で湿ったエロ本で絶頂していた頃に戻りたいです。。。。

以上です。
いかがだったでしょうか?
少しは読んでみる気になりましたか?

東京の地獄が詰まった珠玉の1冊です。
ぜひお試しあれ!!

また書きすぎた。。。。。
終わり

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