娘にも読んでもらいたい「漫画 君たちはどう生きるか」
皆さん、こんにちは。
今朝の新聞では、国土交通省が21日、全国主要都市100地区を対象とした2020年第2四半期(4月1日~7月1日)の地価動向調査の結果を発表しました。
これによれば、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うホテルや店舗の需要減退と取引の停滞が影響し、地価が下落した地区が増えたということです。
相続税の財産評価の観点では、路線価が時価を上回るということもあり得ますので、その点十分注意してください。
さて、今回は、「漫画 君たちはどう生きるか」という本を読んで思ったことを書いていきたいと思います。
この本は、1937年(昭和12年)に吉野源三郎氏によって出版された本を、2017年は羽賀翔一氏により漫画化されたものです。
登場人物は中学2年生の少年で主人公のコペル君、コペル君の友達、コペル君の良き相談相手であるおじさんで構成されています。
簡単なあらすじは、コペル君が日々の学校生活の中で経験する友人との関係や自分の行動に悩みながらも、おじさんのくれた人生のアドバイス(おじさんがくれたノート)に助けられて成長していくという内容です。
我が家にも中学生の娘がいますが、ぜひ娘にも読んでもらいたいと思いました。
この本の中の、次の3つの大切な視点に気が付いてほしいと思います。
①自分中心から全体の中の自分を見つめるということ
②自分にとっての真実とは何かを考えること
③人生で出会う過ち、悩み、後悔にどう対応するかということ
①自分中心から全体の中の自分を見つめるということ
自分自身を考えても、中学生の頃は、自分を取り巻く交友関係も狭く、また自分が人から支えられて生きている部分が大きいので、どうしても自分中心の考え方になりがちです。
しかし、大人になるにつれ、人は一人で生きられるわけではなく、人と人とのつながりによって、社会の中で支えられているということに気づいていきます。
自分中心から全体の中の自分を見つめることができるように、そしてそのことに気づいて感謝の気持ちが持てるようになってもらいたいと思います。
②自分にとっての真実とは何かを考えること
この本の中で、「人は自分の体験した事しか、物事の真実はわからない」といっています。
これは、いつでも自分が強く感じたことや、本当に心を動かされたことに出会ったら、その意味を真剣に考えることが必要なのだということです。
そして、自分なりの「人としての立派な考え方(真実)」を持つことによって、自分の中心にその真実を据えることで、世間の目よりも何よりも、自信を持って行動することができるようになると思います。
③人生で出会う過ち、悩み、後悔にどう対応するかということ
過ち、悩み、後悔という問題はただ人間だけに与えられたものです。
また、人間は、何が正しいのかを知り、それに基づいて自分の行動を自分で決定することができるのです。
余計な考えを捨てて、自分ができることに集中する、自分でコントロールできない事に悩むのはやめることが大切です。
この考え方は、「7つの習慣」(スティーブン.R..コヴィー著)の第1の習慣に書かれている、「関心の輪に集中するのではなく、影響の輪に集中することにより、自らのパラダイムを変えることに働きかける」ことの重要性とも一致しています。
中学生の娘が、夏休みの読書感想文にどの本を選択しようか迷っているようでしたので、この本を娘の目につく場所に置いておきました。
表紙のインパクトと半分漫画で描かれていることで読んでみる気になったようです。
最近の子供(若者も含めて)はメンタル的に弱いところがあるように思います。
③の視点は、大人にとっても学ぶべきことではありますが、特に娘のような年代の子には理解してもらえたらなと思います。
娘の読書感想文の書き方で何かしら聞いてくると思いますので、その機会にこの本について一緒に考えてみたいと思います。ちょっと楽しみです!!
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