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[書評]知的生活の設計を読んだ 著/堀正岳

ブログLifehacking.jpの管理人の堀正岳さんが一年ぶりに出した「知的生活の設計」を出されました。
前作の「ライフハック大全」はamazonの年間ランキング3位になるなどとても有意義なTIPS満載でいい本でした。

知的生活とはこれから10年先の生活を豊かにする約束と準備

タイトルにある知的生活ってなんだろう?という疑問はもちろん湧いてきて、前作のライフハックよりさらに抽象的な言葉になっています。
この辺りは堀さんがブログ内でこう書かれています。

「ライフハック大全」が過去10年のこのブログの集大成だったのに対して、本書は次の10年のためのマニフェストです。どのようにして渦巻く情報とつきあい、どのようにして自分の心を守り、どのようにして生きるのか。拙い私が、精一杯考えたすべてを、ここに注ぎ込みました。ブログより

つまりこの本を読む人それぞれが、自分なりに10年先にこの不安定で不確実な世の中でどうなるべきか?を逆算して今を生きようという提案です。

昔試験や受験の時に勉強が嫌だったのって、実は目先の試験や学校を決めるためだけに勉強していたからなんだなと、今更この本を読んで思いました。
3年ごとに短いスパンで人生の節目がくる子供時代に比べると、社会人になってからは人生長いスパンで物事を判断するようになるので、そこで勉強の楽しさに目覚めたり、焦ったりしてビジネススクールや大学院に通うんだと思います。

知的生活の設計はまさにそういうタイミングで読んでおくべき本だなと感じました。
-毎日きになるフレーズを覚えておく
-日々の生活に意識的に余白を作りインプットを続ける
-結果はすぐにでないけど毎日の積み重ねが将来圧倒的な差になる
そんな当たり前のようでなかなかできないことが満載です。

第一章はLifeHacking.jpでなんと無償公開されています。まずはこちらを読んでから購入してもいいと思います。

そのインプットを積み上げる毎日を送るためには、アナログ空間である書斎やインプットする場所を作る準備が必要です。
またスマートフォンやPCを通じて記録するクラウドサービス。それを自動化して効率化するちょっとマニアな方法も載っています。
そしてインプットを自分だけのものに貯めるのではなく、夢や豊かな生活を実現するためのアウトプットであるブログやSNSのことまで網羅しています。

シンプルにインプットとアウトプットを自分なりに続けよう

よくSNSで何を投稿していいかわからないと相談というか聞かれることがあります。
この本を読んでからは、別に自分が好きなことや興味あることを調べたりしたことを誰に気兼ねなく書けばいいんじゃないかなと思います。

インプットしたものをアウトプットしている人ってまだまだ少数派なので、これからもマイペースでやっていこうと思いました。


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