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ボーカロイドの"語りパート"フェチを助けてください(1)

ごきげんよう!今日も元気なインターネット中年、賢二です。突然ですが、私には応援している演歌歌手がおります。彼目当てに演歌歌手の集う番組を見ていると、改めて、演歌は「曲の中に“語り(セリフ)パート”が入ることが多いな」と感じます。曲の世界を一人で演じるミュージカルのようで、私は演歌のそういうところが結構好きです(アイドルソングにもあるよと言われそうですが、私がアイドルを好んで聴かないので触れません)。

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というわけで(?)“語りパート"があるボカロ曲を集めようと思ったわけですが、これ結構検索が難しくて、該当するタグもないし、全部聴いてやっと有無が分かるので、まあ〜全然集まらない。あと、どうしても「語らせ好き」なPの曲に偏る(いいんだけど)。

賢二的“語り”の条件
①ある程度長さのある文章であること
②歌唱より"語り"が多くないこと
③リズムに乗っていないこと
④一人で話していること

◼️ボク、歌、練習シタヨ - 「初音ミクの消失」 最初の"語りパート"は0:59から。この語りが、彼女の慟哭→サビへの助走になっている気がする。ちなみに2:42からもう一度初音ミクの"語り"が入るが、少し短いので割愛する。アンインストールされんとしている人ならざる者の感情の爆発をアシストする、"語り"の良さをしみじみ感じる。感動。

◼️一瞬のまぼろしなのね - 「冬の星座」 "語りパート"は2:14から。キャプテンミライ氏が展開していた「幻想論シリーズ」の中の一曲だが、曲の中で"語り"があるのはこの曲だけだ(シリーズ外ではむしろ語りメインの曲もある。これは今回の趣旨と違うので除外したが、あまりに最高すぎるので別記事で書きたい)。「きりん、おおぐま、アンドロメダにカシオペア…」まるで小さな子どもに語りかけるように、宇宙について話し始める鏡音リン。冷たい風の音にくるまれて、彼女に世界の秘密を打ち明けてもらう、最高にロマンチックなひとときである。至高。

◼️みんな、みんな、大っ嫌いだ - 「のろいのめか゛ね」 私がとびきり好きなのは3:15から始まる鏡音リンの"語り"。「本当は、花はもっと鮮やかだし、空はもっと広いし…」と誰に宛てるわけでもなく語りだすこの場面は、とても演歌っぽい。「どうして何ひとつ本物じゃないんだよ」本当の世界を見ることができない(本当の世界ではないと分かっているのに物の見方を自分で変えられない)鏡音リンの絶望が"語り"によって迫りくる。圧巻。


なんとなく、私が伝えたいことは伝わったでしょうか。絶対もっとあるはずなので、この記事を読んだ方でもし「"語りパート"のあるボカロ曲」をご存知の方は、ぜひ教えて頂きたいのです。今回の一番の目的はそれです。ボカロの"語りパート"を聴きたい!有識者のみなさま、何卒宜しくお願い致します。

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普段はTwitterにおります。 賢二

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