がっかり通信vol.19

先日、役職者会議がありました。一応、役職者の彼が参加してきました。
本日、朝礼で彼の発言の順番で会議の内容を報告してくれました。そしてそれに対しての彼の気持ちも。

内容はこうでした。
優績者を会議に交えて簡単にいうと「セールスは気軽に」という内容で討議したようです。優績者を入れると講義になってしまいそうです。
彼はその内容で「改めて自分の行動を見つめなおしたいです。」「少し長い目でみてほしいです」ということを口にしました。
通常はこういった意見が出ると、どんなに悩んでいたんだろうとかこんな思いにさせてしまってとか、または逆に心機一転やる気を出して頑張ってくれそうだなと感じると思うのです。
しかし振返ってみると常に見つめなおすという言葉を使っています。私は社員育成項目に「セールス記録の毎週提出」を掲げています。
一週間の活動報告とコメントを書いてもらい、こちらも返信するという交換日記的な、かつコミュ障の私にうってつけのツールです。
新BOSSが言うに「4月から続けていることは素晴らしい。自分も含めて最初はやっていたがやめてしまったという管理者が多い。やっているのはあなただけではないか?」
とのこと。だって評価に設定してしまったんですもの。効果なんて知ってのとおりこれっぽっちもございませんと言いたかったです。
そんな便利なツールに彼はいつも「見つめなおす」「反省」「考え直す」という文字を頻繁に使うのです。
言った後は見つめなおす時間・考える時間として自然と猶予を与えます。それも考えたうえでのキーワードに聞こえてなりません。
「会社辞めようかな」と突然言うととても心配になりますが、何度も繰り返されると「またか」「いつなんだよ」と思うのと同じです。
彼の中では真っ向勝負の呪文なのでしょうが、すでに私の中では解けてしまっていて何の攻撃力もありません。
そして花だと思っていたものはよくよく見ると本当に雑草だったのかもという気持ちも強くなり朝礼での彼の発言時にはどんな前向きな言葉でもスルーして次の彼女の発言を求めていたのも事実です。

一緒に仕事をして6カ月たった今、『ちょっとだけ業務全般ができるパートさん』と思った方がいいと考えるようにしました。

先ほどお客さまでとある商品を契約したいという方がご来店されました。お客さまは自動的に契約更新したいようで彼はとある商品を勧めました。
その商品を勧めてお客さまがこれにすると言い申込書を記入してもらった後、メインのセールスの話をしていました。まるでオマケです。
これがいわゆる「気軽に声かけ」したのでしょうか。気軽に声かけとはそういう意味なのでしょうか。他の参加者に聞いてみたいです。会議なので全会一致なはずですが。
グリコのオマケなら多少の不良品であってもお客さまセンターに苦情を問合わせることはないでしょう。
役職者会議1時間、勤続30年間近の残業手当1時間あたり2千円?3千円かもしれません。
残業手当面では『ちょっとだけ業務全般ができるパートさん』では済まされません。ほんとがっかりです。

私が彼をオマケと思う日が近づいてきています。

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