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アイデアプロセッサというモノ

「アイデアプロセッサ」というコトバはソフトウェアのジャンルというかカテゴリーというかそういったものなんだけど(文章を操作するものがワードプロセッサと言われていることに対して、"アイデア"を抽出しようとする道具)、
最近めっきり聞かなくなった。

試しにGoogleで「アイデアプロセッサ」を検索してみると、「アウトラインプロセッサ」がでてくる。「アイデアプロセッサ」は出てこない。

いや、まぁ、「アウトラインプロセッサ」も「アイデアプロセッサ」の内だと思うのだけど、1段抽象度が下がってしまっている感じ。

「マインドマップ」も「アイデアプロセッサ」の内だと思う。「アウトラインプロセッサ」も昔いくつか使っていた。

「アウトラインプロセッサ」はそれはそれで良いのだけど、自分的には思考の広がりは放射状のほうが自由度があってよい。「アウトラインプロセッサ」だと少し縛りが強い感じ。今は使っていない。

放射状にアイデアをどんどん出す系の「マインドマップ」は長らく(10年以上かな?)使っていた。

世にでてた「マインドマップ」のソフトはほとんど試したと思う。
バッと出して、思考を整理したら、そのアウトプットってもう見ない。

瞬間的に出すものだね。

なぜなら、改変とか修正とか時系列での履歴を取る、という考えがないため。

「アウトラインプロセッサ」にしろ、「マインドマップ」にしろ、そういった道具はなぜか、一部の人にしかニーズがないようで、いつの時代もメジャーにならない。

「新・思考のための道具 知性を拡張するためのテクノロジー—その歴史と未来 ハワード・ラインゴールド」

という本にも書いているけれど、初期のコンピュータ開発者達は、
「コンピュータを計算のための機械ではなく「人間の考える過程を支援したり増幅するツール」という斬新な切り口で捉え」ていたハズで、「脳のアンプ」と呼べる機能を作ろうとしていた。

現状を見ると、そっちの方向へは全然進んでいないのが残念だ。
残念がってても仕方ないので、自分で開発したいなぁと思うけど、いつになることやら。

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