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本日、一人の若者が神戸から流出した。

神戸から若者がどんどん流出していっているという話※1を最近よく聞きます。「まさに自分のことではないか!」と、本日から東京で暮らす僕は思いました。(絶賛流出中)

神戸は生まれ育った街だけれど、北区で育ち、高校時代には長田区で学んだ身としては神戸という場所に、”キラキラ”したものを感じません。当然、神戸と一口に言っても広いわけです。六甲山系の山々の奥にある北区は神戸市全体の半分くらいの大きさがあります。北区民が神戸を名乗っていいのか?という論争はいつになっても絶えません。というか、僕は神戸じゃないと思ってます。

神戸から流出する理由

神戸から流出していく理由は様々な理由があるとは思うわけですし、人によっても違うでしょう。
けど、話を聞けば、結構似たり寄ったりしてます。「仕事ないじゃん」とか、「神戸の会社知らん」とか、「神戸住むところで働くところではない」などなど。

個人的な流出理由を挙げさせていただくと、大きく分けて二つあります。
1.神戸の企業知らなかったし&神戸にそもそもIT産業集積がない。
2.神戸に漂う、いいようのない閉塞感

1について→これはそもそも、神戸で働く気持ちがあんまりなかったので、神戸企業を調べることもなかったですし、加えて、IT分野でオモロイことをしたいと思っていたので、IT=東京という構図にはまり込んで、東京に行かねば、ビットバレーに行かねばとずっと思ってました。(ビットバレーは渋谷のこと)
2について→震災の世代と言われながら育った僕たちは、震災の記憶と主に育ってきていて。この世代は、神戸市の厳しい財政※2と共に育ったと言ってもいいと思います。成長の止まった都市での生活に進化を感じることなく育ちました。(そもそも個人的に閉塞感を感じていて、東京に行っても感じているかもしれないです。)

最近の神戸は熱い

ただ、最近になって、神戸はどんどん面白い街になろうとしているように感じます。500startsups※3の誘致や谷上シリコンバレー計画※4への投資など神戸市は本気で、IT産業を作ろうと思っている感じ※5だし。「この試みがどうなるかはわからないけれど、本気の挑戦は失敗しても価値がある」と思います。これからの神戸を楽しみにしつつ。東京での暮らしを楽しもうかと思っています。

ちなみにですが、神戸にはちょくちょく帰るつもりなので、神戸の皆さん遊んでください!それでは!

参考記事

【※1若者の東京圏への流出が止まらない神戸市 】 

https://www.apartkeiei.com/articles/-/50

【※2阪神・淡路大震災後の神戸市財政についてレポート】http://www.jichiro.gr.jp/jichiken_kako/report/rep_hyogo34/02/0202_yre/index.htm

【※3 500 startsupsの誘致】
https://www.projectdesign.jp/201706/local-innovator/003692.php

【※4 谷上シリコンバレー計画】
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/03/20180301041901.html

【※5 神戸市が「世界標準」の起業家を育成】
https://www.projectdesign.jp/201711/localgovernment-entrepreneur-cr/004072.php

中村 建二郎

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