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第4競技(帰便確保)が最もタフだった。徳之島トライアスロン2018

2018年7月1日、鹿児島県徳之島で開催された徳之島トライアスロン2018に出場してきました。台風7号の影響で開催が危ぶまれましたが、スイムのみ中止となり、デュアスロン(トレラン+バイク+ラン)として無事開催されました。2017年末にトライアスロン挑戦を決めた後、オリンピックディスタンス(スイム1.5kmバイク40kmラン10km)以上の距離はこれが2戦目となります。

本州よりも沖縄本島に近い徳之島**

徳之島は奄美大島の南西すぐ、本州最南端(鹿児島県)よりは沖縄本島に近い位置にあります。今回が初訪問でした。

スイムは中止、デュアスロンに変更

今回は台風7号が徳之島を含む奄美群島を直撃。スイムのみ中止となり、トレイルランニング(山走り)5.48km +バイク40km+ラン20kmの変則レース(デュアスロン)に変更されました。
スイムスタート直前で中止となった3か月前の石垣島トライアスロン2018ふたたび?と懸念しましたが、変則だろうが開催してくれるだけで有難かったです。関係者の皆様、開催して頂いてありがとうございました。

【第1競技】スイムよりきつかったトレラン5.48km

スイムの代わりに行われたトレイルランニング(山ラン)。天城クロスカントリーカントリーパークを一周。

当たり前ですが、完全に山でした。

普段平地ばかり走っていたので、珍しい山走りにテンションが上がり飛ばし過ぎる・・これが後々響くことに。トレラン終了時の順位は完走者346人中59位。

【第2競技】激坂だらけのバイク40km

徳之島をまるっと一周75kmの予定だったバイク。暴風のなかで島に3本架かる橋を渡るコースは危険が大きすぎると判断され、島の西側のみを走る40kmに変更。参加経験者から「徳之島は激坂だらけ」と聞いていたがまさにそのとおりのハードなコースでした。

そもそもの力不足に加え、今回初めて装着してぶっつけ本番で挑んだDHバーの使用感もイマイチで、ディスクホイールつけたバイクにビュンビュン抜かれる。しかし春先に神戸三宮から鳴門海峡大橋まで170km往復したり、六甲山に登っていたおかげで坂自体には慣れており(むしろ坂は好き)、バイク終了時の順位は65位。

【第3競技】スタミナが切れたラン20km

とにかく坂だらけのランコース。2017年末にトレーニング開始してから参加したレース(ラン&トライアスロン)はすべて平地で、全く別物でした。第1競技のトレランで飛ばしたせいもあり、坂では走れなくなり歩く。沿道の応援が温かすぎて走る。応援が途切れると歩くの繰り返し。ラスト3キロぐらいから本格的に走れなくなり、ただの散歩状態になるも、ラスト1キロで同じチーム『ポセイ丼』のえぇ。。さんに後ろから声をかけられ目が覚める。キロ4分半で走るえぇ。。さんに必死で着いて行き、最後は同時にゴール。えぇ。。さんはもっと速くいけただろうに私のペースに合わせてくれました。タイムは4時間4分34秒、完走者346名中86位でした。


【徳之島トライアスロン2018 反省点と学び】
・初のトレランはペース掴めず。トレランはスイムより足に負担かかるため、飛ばしすぎないようにする
・平地ランと山ランは別物。山ランを練習に取り入れる
・そもそも長距離走に慣れていなかった(これまでの最長距離はハーフマラソンの21キロ)。この夏は長距離ラン練習をして体を慣らす

【第4競技】帰便欠航によるチケット確保

トライアスロンが終了しても戦いは終わりませんでした。台風7号のために翌月曜の帰便が欠航。火曜と水曜も既に欠航&満席で、帰便チケットが木曜朝まで取れず。レース後、まさかの+3泊することとなりました。

月曜日の海の様子。飛行機も船も見るからに出航は無理。
豪雨により停電&宿近くのスーパーも臨時閉店。コンビニに人が殺到していました。

当日の様子がYahoo!ニュースに出ていました。
トライアスリート足止め 来島組500人に影響 鹿児島県徳之島

その後停電は復旧し、なんとかネットがつながるようになったので仕事はできました。幸いに裁判期日やリアルの打合せは入っていなかったため、仕事上のダメージは最小限にとどめられました。

しかし残りあと3日、せっかくの徳之島なのに豪雨で観光もままならず、同宿のチーム『ポセイ丼』メンバー5名(税理士・ITコンサルタント・教育研修・Webデザイナー・弁護士)でセミナーでもやるかとか言ってると、私のフェイスブック投稿を見てくれた旅行代理店の友人から翌日午前8時から先着順の臨時便が出ることになったとの一報が。急遽荷物をまとめることとし、W杯日本×ベルギー戦も途中で切り上げ宿を朝4時前に出発しました。

朝5時、空港につくと既に同様に臨時便情報を得ていたであろう20名程度の人が。ここから約5時間立ちっぱなしで並んで16時10分発臨時便をゲット。

結局2時間遅れの1810分に離陸。他の臨時便は欠航になっていたので、あえて遅めの臨時便を選択していたことが吉と出ました。

以上の流れで、当初は木曜午後に帰る予定が火曜晩には帰宅。臨時便情報をくれた友人、合理的かつ機動性溢れる判断と行動で助けてくれた『ポセイ丼』メンバー、そして大変な天候の中飛行機を飛ばしてくれた徳之島空港職員の方、日本エアコミューターの方に改めて感謝いたします。

【徳之島トライアスロン2018 反省点と学び・帰便確保編】
・離島に行く際は欠航がありうることを見据えたスケジュールを組む。
・困ったときはSNSに投稿してみる。神(旅行代理店)が下りてきてくれることがある、かもしれない。
・自分のコントロールできることとできないことを明確に分け、コントロールできることに注力する。コントロールできないこと(天気、飛行機が飛ぶか、他人の言動)に怒っても仕方がない。空港職員の方にあたるのはやめましょうよ・・
・何事も余裕を持てていることは重要。余裕があると他人にも寛容になれる。仕事、時間、経済面、精神面において、普段から余裕を持てる仕組みを心掛ける。
・JALアプリは使える。臨時便情報が一番早く更新される印象だった。
・結局は的確な情報収集と即断即決がものを言う。ビジネスもトライアスロンも帰便確保も、通ずる原則は同じである。

徳之島は人も自然も極上

徳之島トライアスロンは、とにかく沿道の応援が凄い。子宝の島と言うだけあって子供たちが多く、全力で応援してくれます。これまではマラソンなどで応援が力になるというのはあまり理解できてなかったのですが、沿道の子供たちとハイタッチしていると本当に走れることを実感できました(応援が切れるととたんに歩き出すのですが)。
そして徳之島は人のみならず景色も抜群です。離陸までのほんの数時間でしたが、雄大な自然を楽しみました。

徳之島トライアスロン2018の関係者の皆様、徳之島の皆様、ありがとうございました。また訪問させてください。


おまけ
トライアスロンの前日、アスリート歓迎闘牛大会が開催されたのですが、

豪華賞品が本当に豪華すぎた。
・草刈機
・子山羊
・50a薬剤無料散布券
・大型トラクター(2時間使用券)

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