安曇野パーマカルチャーギャザリングレポート

ギャザリングレポートできました〜!
1週間前とは思えないほど遠く昔のことに思えるのは私だけでしょうか。。。
間違い、足りないところは訂正付け足しお願いします。
パーマカルチャーセッションのスピーカーのみなさんは完全にギフトですし、マルシェワークショップのみなさんも然り。ぜひフィードバック、感想お寄せください(^^)

みか

12月15日(土)
スケジュール
13:30 開会式
14:00 パーマカルチャーセッション(卒業生の実践発表)
17:00 フリータイム 温泉へ
18:30 ポットラックパーティ
20:00 パーマカルチャリストたちの座談会

安曇野パーマカルチャー塾最後のまとめの回となるパーマカルチャーギャザリング。
もともとは卒業生とその家族や友人を対象とした集まりでしたが、今は安曇野パーマカルチャー塾に通ったことがなくても、誰でもウェルカム、オープンな会となりました。
お互いの実践や得意なこと、好きなこと、また知りたいという好奇心などそれぞれのギフトを持ち寄って、つながりを作る場となっています。

◎開会式
開会式は「全員自己紹介」から始まりました。
どこから来たのか、何をしているのか、興味を持っていることなどをシェアし合います。
期を超えた卒業生、軽トラキャンバーのつながりで興味を持ってくださった方、よくわからないけど友達に連れられてきた方、そしてけんじぃともこさんの息子さんも参加してくれました。

◎パーマカルチャーセッション
アーバン、田舎暮らし、適正技術、学びの場と、それぞれの実践を5人の卒業生がシェアしてくれました。

・前田良子さん(よっしー・14期)「サイトを使った’私のパーマカルチャー’」
よっしーは東京生まれ東京育ち、新宿区の実家の持ちビルを生かして、「マグノリアのカエル」というレンタル&マッチングスペース、インターネット上でのサイトを運営しています。
よっしーのパッションは映画!いろんな遍歴を経て、いわゆる’大企業’に勤めることになり、親や親戚は喜んだものの、ザ・男社会、自由に意見が言えないような雰囲気に疑問を覚えます。
パーマカルチャー塾に通った後は仕事を退職してフリーランスとなり、自分のスペースでイベントを開いたり、映画に関わったり、ウェブデザインを学びに職業訓練校に通ったり、タロットを勉強したり、興味を追求しながらスキルを高め、つながりを増やしています。
その傍ら農園ワークショップに通ったり、屋上に雨水タンクを設置してプランター菜園を始めてみたり、稲刈りに参加したり、ソーラーパネル&バッテリーを使ったりと、都会であっても農との関わりやエネルギー自給の視点、人のつながりを大事に、そして自分のパッションを大事に一歩一歩とにかく実践!トライ&エラーを繰り返して着実に進んできた感じが素晴らしいなぁと思いました。
「豊の部屋」という映画監督さんをファシリテーター、様々な分野のスペシャリストをゲストに、普段会わなそうな人たちのつながりを作るイベントが面白い!パーマカルチャーも大事にしている多様性をまさに作りだしている!そして、塾のときにはイベントで持ち寄るおつまみが缶詰なのはいかがなものか、みたいな話をしていた気がするけど、今はポットラック形式で土鍋のご飯も炊いてくれるみたい!
自分の描いたビジョンと現実の歩みについてもありのままをお話してくれて、本当に面白かった。みんなの緊張もほぐれました。
「マグノリアのカエル」サイトはこちら http://frog-and-magnolia.com

・西尾元さん(はじめちゃん・15期)「practice, practice, practice!」

はじめちゃんは八ヶ岳にてcanvasという学びの場を作っています。
もともとは耕作放棄地だった土地を購入。井戸を掘り、ダーチャ風の小屋を作り、バイオトイレを設置し、けんじぃを呼んでTIPI温室WS、ぬかくどづくりWSを開いたり、岡本よりたかさんの自然栽培の年間講座を開いたり、学びの場として開きながら、canvasの様々な機能を作り、ご自身の知識・経験・技術を高めておられます。
1年半の間に、本当にいろんなものができ、いろんなことが起こり、はじめちゃんの実行力、実現力、人を巻き込む力は本当に素晴らしいです。
塾のときにも、資材を取りに行ったり、道具を用意したり、段取りバッチリ、背中でみんなを引っ張ってくれるようなパワーのある方でした。
とにもかくにも実践をはじめよう、そこから学ぼうという力強いメッセージをいただきました。
学びの場をつくるというご自身の使命をしっかりと核において、いろんな人がパーマカルチャー的暮らし、農的暮らしを始めてみようと思えるような、背中をやさしく押してくれるような、そんな有機的な場を作り上げているはじめちゃん、これからもcanvasの歩みが楽しみです。
次は、アースバックハウスをつくるとのこと、そして来年も岡本よりたかさんの講座を開くそうです。
はじめちゃんのウェブサイト「気づきのワンピース」はこちら http://morinohotori.com

・小栗秀夫さん(ヒデさん・6期)「竹チャルカ、インドへ行く!」

ヒデさんはもともと鉱山などで使われている大型機械のエンジンを設計するエンジニアでした。
今はフリーランスで、「ヒューマンテックラボ」として、適正技術の開発をしています。
ヒデさんといえば、竹チャルカ!再生可能資源である竹で作った持ち運び可能なチャルカを作り、それにアップデートを重ねてきました。
「メーカーフェア東京」https://makezine.jp/event/mft2018/ への出展を機に、昨年は中国で行われたメーカーフェアに出展、そしていよいよ今年はインドのメーカーフェアへの出展、そこで生まれたつながりを生かして、インド各地の教育機関、服飾デザイナー、カディーの織り手などを訪ねる旅をしてこられました。
日本では糸つむぎというと、昔話の世界のようになってしまいますが、中国では糸つむぎをしていた世代がまだ残っており、上手に竹チャルカをまわして糸を紡げる人がいたとのこと。そしてインドでは、チャルカについてはガンディーのインド独立運動の象徴として皆知ってはいるものの、意外と実際に紡げる人は少なかった、ただしみんな興味はある模様、とのことでした。
インド人を前にして、するすると糸を紡いでいるヒデさんに集まる視線がすごかったです笑。
また、経済発展を迎えているインドでは、手紡ぎ手織りだったカディーがファッションや産業としてのカディーへと認識が変化しており、どこまでが「手紡ぎ」なのか、ヒデさんは疑問を投げかけていました。
竹チャルカは今オープンソースにしているそうで、ヒデさんの作った動画を見て、インドネシアでチャルカを自作する人が出ていたり、インドの学校の先生も自分も作ったと言っているようで、これからの竹チャルカの広がりも楽しみです。
また、ヒデさんのビジョンは塾を卒業した時から変わらず、ユニバーサルな自転車作りへと向かっていること、今作っている全てのものがそこへ向かう過程だというお話が心に沁みました。

・上條美香(ミカ・6期)「半径2キロでつながる暮らし」
長野県の南で、上下水道につながない、ガスなし、電化製品なし、車なし、あまり稼がない、自給用の野菜・米などを作る生活をしてきた2年間の振り返り。
この土地に入ったときに決めたことは、「すべてとの調和」ここでの暮らしが、過去未来と調和し、こことここ以外のどこか、見える見えないすべての生き物(人含む)と調和すること。
車なしの生活を始めたのは、田舎に住むなら車が必要という常識にチャレンジしたかった。もともとピースウォークで数ヶ月毎日20キロくらい歩くということをやっていたので、歩くのが苦でなかったことも大きい。
歩くことで、近所の人たちが力を貸してくれたり、出会ってお話をする時間が生まれたり、車移動では得られなかったつながりが生まれた。
まずはゾーン1の近所の人たちとつながるために、遠くの友達ではなく近所の人たちを頼れるように、最初の1年は外からの人を呼ばないようにしたことも功を奏して、近所の人たちにとてもよくしてもらっている。自分も地域の行事や仕事には必ず出席するようにしている。
半径2キロの土地、人とのつながりの中で十分に生きていける。足元の土地、人に頼れる、つながっているというのはすごい安心感。
あまり稼がない暮らしをしたことで、お金を稼ぐことは時間を売ることだという認識になった。必要な分は時間を売って稼げばいいとフラットに思えるようになった。
こういった暮らしをすると、自然とパーマカルチャーの原則どおりになっていく。
田畑は整ってきたので、これから家に手を入れるとなると資材を運ぶ車が欲しい、電気工具も欲しい、一緒に暮らす家族が欲しいという思いも生まれてきている。

・林貴士さん(りんごさん・13期)「気づいたらオフグリッド生活になってました」
※2日目にお話していただきましたが、こちらにまとめます。
もともとはウェブデザイナーをしていたが、今は導かれるように飯綱高原に移住、りんご農家になり、結婚し、奥様お二人のお子さんとオフグリッド、ゲルでの暮らしをしています。
もともとはそんなつもりじゃなかったんですけど。。。と、とにかくいろいろなタイミングや人とのつながりの中で、土地が手に入り、ゲルを使った茅葺屋根の家の設計士さんと出会い、土地を開いた木を使ってデッキを作り、ゲルを譲ってもらい、ソーラーパネルを手に入れ、、、と流れるように今の暮らしに行き着いたりんごさん。
水は近くの湧き水を汲みに行き、トイレは穴をほって埋めていく移動式のコンポストトイレ、暖房は(これまた譲ってもらった)ロケットストーブ、お風呂は近くの温泉に入りに行きます。
りんご園の管理と並行して、自給用のお米を作り、ウェブデザイナーの技術を生かしてよきことをしている個人や団体のためにホームページを作ってあげています。
飯綱高原といえば雪深いイメージがありますが、それもそれとして受け入れ、大雪でゲルの屋根が落ちたりしても、飄々と経験として消化していくりんごさん、足るを知る暮らしとはまさにこのこと。
近所の方からいただくお野菜は奥様が加工していただいた方に返したり、近所の方とカラオケ大会を定期的に開いたり、地域の人たち(みんなおもしろい!)と関わりながら、ご縁をつないできたりんごさん。
流れていたら気づいたらこうなってたから、そんなにがんばらなくても大丈夫だよ〜。というメッセージでしたが、興味のあることは遠いところにもちゃんと学びに行ってみるとか、自分の「これはいい!」とか「おもしろそう!」とか感じたことにしっかり忠実でいることが、きっと流れを生む秘訣なんだろうなぁと思いました。
これからは、アースバックハウスを作る!デザインタイルでロケットマスヒーターを作る!とかおもしろそうな計画があるようです。ぜひ遊びに行かせてもらいましょう。
りんごさんのりんご農園 

http://apple.nagano.jp 

◎ポットラックパーティ
夕食はお楽しみの参加者の方一人一品の持ち寄りパーティ。
打ち合わせをしなくても、ご飯もの、おかず、デザートとすごくいいバランスで、とても豊かな食事になるのがいつもとても不思議!
みなさんのちょこっとずつがたくさん集まって、本当にお腹いっぱいになります。ごちそうさまでした!

◎パーマカルチャリストたちの座談会
せっかく「パーマカルチャー」というキーワードでつながる仲間が集まったので、日頃気になっていることや考えたいことをテーマにあげてもらい、少人数グループでフリートークをしました。
《テーマ》
・お金との付き合い方
・家族の理解
・住まい方
・プラスチックフリーな未来は可能か
・教育
・世代交代
・フリートーク
それぞれよい時間が持てたようで、最後にそれぞれのグループの話し合った内容をシェアしてもらいましたが、そこからも学ぶことがたくさんありました。
フリートークグループはUFOトークで盛り上がったそうです笑。

12月16日(日)
朝はそれぞれマルシェの準備を和気藹々と進めていました。
◎9:00 bijaガーデンツアー

昨年の塾生がデザインし、施工したガーデン(曼荼羅ティピガーデン、ロックスパイラルガーデン、池、レイズドベッドガーデン、キーホールガーデン)に、今年の塾生がエッジにブルーベリーを、シャンティクティからのハーブをロックスパイラルガーデンに植えました。

今年の塾生は瓦、畳、ガラス戸、ポリカの波板などをリユースしながら、温室+道具小屋のガーデンハウスを作りました。

bijaにみんなで足を運び、昨年の塾生、今年の塾生、けんじぃに施工のプロセスやこのガーデンのよさをパーマカルチャーの視点を交えて説明をしてもらいました。
施工にかかった費用やガラス戸の泥ハネ防止についての質問、温室の土を残してある床部分の可能性についての話し合いが持たれました。
※果樹園に設置された卒業制作のコンポストトイレについては、卒業制作のところにまとめます。

◎10:30ころ〜13:30 パーカルマルシェ、ワークショップ
・なつかし舎ー古道具と低農薬りんご、ロースイーツ(7期やよいっち・としさん)

・お餅やさん(お名前聞くの忘れてしまいました!すみません!)

・スープと古着(シャロムスタッフ・いずみちゃん)
・お漬物とお豆量り売り(シャロムスタッフ・のんちゃん)

・野草プレートとクッキー(16期さるちゃん)
・楽健寺酵母のパンと手作りジャム各種(シャンティクティ朋子さん)
・スリランカチキンカレー(16期きどちゃん)

・手作りお味噌・こんにゃくの豚汁(16期あいちゃん)
・オイルハンドマッサージ(16期ひろみちゃん)
・ブックカカフェー本にちなんだごはんやおやつ、手作りクリスマスカードとオーナメント(16期ひなちゃん&はるちゃん)
・ギターのジュークボックス(16期りょうくん 

デコレーション16期さっこ)
・よろず屋ー星とアクセと折り紙ソーラー、クリスマス折り紙WS(16期しのちゃん)
・あなたのツリーオブライフを描こうWS(16期いなちゃん)
・タロットリーディング(14期よっしー)

・ウールと有機フェアトレードコーヒーのExchange(10期ゆうさん)

とっても豊かだった参加者のみなさんによる出店。参加者のみなさんによって、ごはんから子どもが楽しめるワークショップまで、多様なニーズを満たしながらよい時間を持つことができました。
まさにパーマカルチャーの倫理「earth care, people care, fair share」そのものの世界。あまりの美しさにけんじぃ大興奮!

◎13:30 卒業制作発表
パーマカルチャー塾の今期の塾生が仲間と力を合わせて、学びのアウトプットとして取り組んだ卒業制作の発表。
コンポストトイレ、「地球一個分で暮らす」ブックレット、AIかかしの3つのチームで制作に取り組んできました。
みなさんの卒業制作、本当に本当に素晴らしかったです!!
学んだことのアウトプットということでしたが、パーマカルチャーの倫理原則がしっかりエッセンスとして生かされていて、感激でした。

・コンポストトイレ、設置場所の観察、配慮が素晴らしい。

エネルギー循環の目線でちゃんと目を光らせて身近なところから素材を収穫、そして必要な機能がしっかりカバーされていましたね。一回倒れた、ということでしたが、そういうトライ&エラーもよく観察して、次に生かした、というところも素晴らしい。
こんなに褒められるとは思わなかった…と言っていましたが、パーマカルチャーメガネをかけてみたら100点満点ですよ!!
・地球に一個分本、コンセプトからデザインまで、まじクオリティ高し!!!

一人一人がページを担当して作り上げたというプロセスも多様性、フェアシェアを大事にされていて素晴らしい。そのために簡単なデザインできるソフトを使ったというのも素晴らしいですね〜。大事なメッセージがわかりやすく、とっても伝わってきました。

・AIかかし、特殊な技術が民間に降りてくるって素晴らしいことですね。

パーマカルチャーもランドスケープデザイン、農業、建築、造園など特殊な技術になってしまっていたことが普通の人にもアクセスできるところに降りてきたところが素晴らしいと思いますが、同じように最先端のテクノロジーが人の手に届き、役に立つように様々配慮されていたことが素晴らしいと思います。AI X 竹細工という組み合わせも非常に創造的で可能性が広がる取り組みだったと思います。
今回、完成までのプロセスの中で、グループワークの仲間との関わりの中で、喜び、楽しさ、葛藤含様々な気づきがあったと思います。それがどんな形であっても、今のポイントとしてそれを感じた自分をぜひ大事にしていただきたいと思います。みなさん、本当にお疲れ様でした!!!

◎14:30 安曇野パーマカルチャー塾16期卒業式
修了証とムラさん作・今年の活動をまとめたピクチャーブックをお一人お一人にお渡ししました。
みなさん、おめでとうございます!

◎15:00 閉会式
ペアを作り、ギャザリングの感想をシェアし合いました。
来年の安曇野パーマカルチャー塾は、けんじぃの拠点シャンティクティに場を移します。
来年の募集はこちら http://www.ultraman.gr.jp/perma/2019perma.htm
来年シャロムの畑を担当される方より、bijaのガーデンをどのように生かしていったらよいか、作った塾生のみなさんにもよいアイディアを考えてもらい、うまくつなげていきたいとご提案いただきました。大切に考えてくださり、感謝です!

◎みんなの感想◎
ー素晴らしいギャザリングでした。インプットだけでなくアウトプット大事ですね!ブランチの配慮が素晴らしく調和していました。7時からの準備時間があったのも良かったですね。地球1個で暮らすの本も素晴らしかったですね。まず100部 増刷できるといいですね。個人に労力が集中するのでなく分散して融合する仕組みも素晴らしい。共同作業を通じて大変なこともあったと思います。そこを乗り越えるプロセスが大事です。AIカカシは実用化に向け一歩を踏み出せたように思います。何か動くものがあればスマホがなるだけで十分だと思います。1万円以下でキットを販売するとニーズはあると思います。
コンポストトイレ形にするだけで素晴らしい。今回のギャザリングは調和 ハーモニーを感じさせ心地よい空間でした。
150点ですね(100点を目指して60点でよしとすべし トータルで150点であれ)
シャロムスタッフの参加も嬉しかったですね
ーけんじぃ


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